動労千葉は、9月16~18日国会包囲行動に連続決起
9月19日未明、国会を取巻く怒りの中、「平和安全法制」という名の戦争法案が参院本会議で自民・公明両党などの賛成多数で可決・成立した。
重大な歴史の転換点に、あらためて闘う決意を打ち固めよう。
成立したのは、自衛隊法、改正武力攻撃事態法、改正周辺事態法(重要影響事態法に名称変更)など10本を一括した「平和安全法整備法」と、自衛隊の海外派遣をいつでも可能にする新たな恒久法「国際平和支援法」の2本。
物事がはっきりした
これによって、自衛隊が集団的自衛権の行使を実行する、有志連合や多国籍軍に参加する、米軍などと一体化して武器を「平時」から使用できるようになった。
横浜で大規模な武器の展示会が開催された。経団連は、「安全保障法案が成立すれば自衛隊の国際的役割が拡大する」として、防衛装備品の輸出を「国家戦略として推進すべき」という提言を公表した。経団連の防衛産業委員会の委員長は三菱重工業の社長だ。
10月1日に発足する「防衛装備庁」は、陸・海・空の自衛隊が別々に行っている「装備品の調達」や「研究開発」、「輸出」を一元的に管理するという。
戦争は国民の命を守るものではなく、危機に立って揺らいでいる財界・資本家どもの利益を守るために、人殺しでも何でもしようということ以外の何物でもない。過去も現在も、「戦争の本質は資本家の金儲けの手段」であることがはっきりした。
新たな闘いに打って出よう
7月15日から16日の衆議院の強行採決から2ヵ月間の闘いは、再び三度、戦争を許さないという日本労働者階級の根底からの決起を生み出した。
8月30日には国会前に12万人が結集し、全国で100万人以上が決起した。数万のデモが連日国会を包囲した。
動労千葉も総決起した。この決起は戦争の根っ子を絶つまで止むことはない。これからが本当の闘いの始まりだ。
生産と物流を担う労働者がストライキに起ち上れば戦争は出来ない。労働組合がストライキで闘うことが戦争を止める力だ。何よりも国際連帯、全世界の労働 者階級の団結が戦争を止める。「闘う労働組合を全国の職場に!」11月労働者集会の精神は今から光り輝く。
動労千葉第44回定期大会の成功かちとり、強制出向延長弾劾! 10・1ストライキから、11・1全国労働者総決起集会へ進撃しよう。