大月事故裁判に当たって 

4768

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日刊 動労千葉 NOODLES
国鉄千葉動力車労働組合 〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館) 電話 」(鉄電) 千葉 2935·2939番 { (公) 043(222)7207番 98.4.14 No. 4768
らかにしていない。 識しているのか、未だ見解を明 うな事故が起きるに至ったと認 、どこに問題があって、このよ 年がたつにもかかわらず、何故 大月駅事故の発生からすでに半
態だ。正確無
増している状
突出しており
JR東日本は いる。とくに
倍に増加して
事運
簡単な事故概要を発表した以外、
JR東日本は、事故直後にごく
なく団体交渉を行ってきたが、 を求めて、本社·支社と幾度と 事故や輸送混乱多発の原因究明
動労千葉は、大月駅事故以降、
◎ 一切を隠ぺい!
となるまでに堕ちてしまった。 動かないJR」が、共通の認識
てからの10年間で、「まともに
JRに移行し った国鉄は、 比を世界に誇
二·二倍に急
おり、一·七
JR旅客会社各社の運転阻害件数
I
87年度
96年度 比 較
J R北海道 JR東日本 JR東 海 JR西日本 JR四 国 JR九 州
104 520
LO 151 1.5倍 2.2倍
1.118
141.
166 1.2倍
270 53
10 1.7倍 0.8倍 1.2倍
************
◎ 二·二倍に急増!
25
12 6 252 2,189 1.7倍 (運輸省提出資料から)
転阻害事故件数は、下の表のと
七年度と比べて、九六年度の運 国鉄がJRに移行した一九八
合 計
1.303

今、労資ぐるみで行われてい ◎ 責任転嫁を許すな!
を隠ぺいしようとするのだ。 ない。だからこそ、彼らは一切
暗部が一斉に噴きださざるを得
本の経営姿勢の根幹にかかわる 題に触れたとたんに、JR東日
いう問題が潜んでいる。安全問 体系が崩壊してしまっていると 技術力の継承や、指導·養成の
結託体制による支配のなかで、 に加え、JR東日本と東労組の
による安全の切捨てという要素
には、急激な合理化·要員削減
「安全の危機」という現状の背後
この間提起してきたとおり、
格をもっているからだ。
間の矛盾が凝縮して噴出した性
大月駅事故は、JR体制の十年
のか、理由ははっきりしている。 何故このような対応が生じる
全対策のイロハに属することだ。 いけないはずである。これは安
ータルな対策がとられなければ 教訓等は直ちに全体化され、ト 組も弁護士すらつけていない。 われているが、会社もJR東労 の身分に置かれ、現在裁判が行
故についての事実関係や認識· とだ。本来であれば、起きた事
これはどう考えても異常なこ
と言って嘆いている状態だ。 ては本社から何もおりてこない」
支社では、「大月事故に関し
******

に大
あ月

た事
変換牛
した 。……
つ故
る初公判が十一日、甲府地裁 A 回送電車の運転士(二)に対す 過失傷害などの罪に問われた が衝突して脱線した。業務上 車と「スーパーあずさ13号」 月、入れ替え作業中の回送電 中央線の大月駅で昨年十
1
をよぎり、身震いした。 実に息をのみ、事故現場が頭 察官が次々と明らかにする事
体制に背筋が凍る思いだ。検
それを見抜けない丁氏の指導
個人的な資質とするなら、
だけ。二年六カ月ぶりの作業に の研修で入れ替え作業をやった
事故現場が頭をよぎり、身震い
明らかにする事実に息をのみ、 が凍る思いだ。検察官が次々と
いる。「JRの指導体制に背筋 判に触れて、次のように書いて 間をぬって入換を行う危険作業
日に開かれた当該運転士の初公 本線を使用して、通過列車の合
3月31日付の朝日新聞は、11
明らかに見捨てたのだ。
彼は見習い期間中
れて、「起訴休職」(賃金は60%)
は、逮捕·保釈後に在宅起訴さ ある。大月駅事故の当該運転士 をはってしまおうとする対応で
事故責任はない ****** *****
全責任をかぶせて、真実に煙幕
るのは、露骨なまでに運転士に
て裁
もっと怖い話
っていたのだ。
年六カ月ぶりの作業にすっか を受けたこともわかった。 たのは、切るまでの経緯だ。 忘れ一件。彼は一時、再教育い·「今後の裁判で、もっとこ り認めた。がく然とさせられ 「あずさ」に向かった。 わい話が出てくるよ」(小) 駅通過一件、ブレーキのかけ 言葉が忘れられない。 停止線オーバー二作、停車 察官がほのめかした不気味な た。彼は「切った」とおっさ TSを切り、時速一〇〇ずの 車させていたら、多くの死者 HS) を切ったかどうかだっ り、六分も早く発車させ、A の高ぶりから、さらに早く発 が出ていたろう。公判後、検
れ替え作業をやっただけ。二 彼は見習い期間中の研修で入
が指定されていた。そのうちの
いて、九項目の「要注意箇所」
らない自動列車停止装置(A 流れだった。停止信号を見誤 最大の焦点は、通常なら切 員が見ている。事故は自然の 食べていて電車が遅れた。 つむいていた。 ぽいしている姿を車内の清掃
公の場所に姿を見せた彼は、
長身の背中を丸めて、終始う 着いていよいよ慌てた。ろう 前年同期の倍以上。公判の翌
で開かれた。事故後、初めて り手順を忘れていた。
国鉄時代には、入換作業につ
事故発生の条件は幾重にも重な ておらず、安全側線もなかった。
であった。誘導担当も配置され
とくに、事故が起きた作業は、
● 全てを怠っていた?
汲々としているのだ!
え) にして、会社の責任逃れに の運転士と安全を犠牲(いけに 手を組んで、労資ぐるみで当該
の対応は何なのか! 東労組と
任ではないというのだ。一体こ
するに、そんなことは会社の責
ばいい」というものである。要 添乗を要請するか、誰かに聞け
答は、「不安ならば、指導員の し、この間の団交でのJRの回
る思いだ」という報道だ。しか
「JRの指導体制に背筋が凍
る。事故は自然の流れだった」。 いる姿を車内の清掃員が見てい
いよいよ慌てた。ろうばいして
どうしよう』。運転席について
すっかり手順を忘れていた。『
「どうしよう」。運転席に 一、二月だけで計二十九件。
重軽傷者六十二人。気持ち 日、立川駅で運転士がそばを
中央線のトラブルは続く。
責任はJRと結託体制にある!
の責任は運転士にはない!事故
起きるはずがない。大月駅事故
行路に乗務させるようなことは で、このような危険箇所を含む
ず、指導員も添乗させないまま
の運転士を、事前の訓練も行わ
ば、長期間携わっていない新人
に対する基本的な構えさえあれ としか考えられない。事故防止
故防止努力の一切を怠っていた
区当局は、こうした基本的な事
JR東日本、そして三鷹電車
指摘が行われている。
努力しなければならない」との 喚起と、取扱いに習熟するよう
んからこれに対する特段の注意
手段を、はっきりは握し、ふだ
理由とそれに対する事故防止の 注意箇所一らん表を作成して、
所もあるので、運転線区別に要 あるが、早急に解決できない箇
目を排除していくことが大切で 基本的には、設備面で要注意項
要注意箇所なのかを熟知して、 いて、「関係者は、なにゆえに の実務』では、要注意箇所につ げられている。『運転事故防止 をもつ停車場」という項目もあ
ひとつに、「本線横断の入換線
新たな10万人合理化粉砕 !! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう !!
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