基本方針から「安全」が消えた 千葉支社経営計画

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日刊 開動労千葉 ANOLDAs Winn
国鉄千葉動力車労働組合 〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館) 電話、 〔(鉄電) 1 (公) 千葉 2935 ·2939番 043(22 2)7207番
97.5.9 No. 4594
基本方針から「安全」が消えた!
一千葉支社経営計画
て何度となく検討や訂正が行な 枢をはじめ、全主管課が係わっ
できあがるまでには、経営の中
ということだ。
「経営計画」という性格上、
状態が体質化してしまっている るときに発想すらしないような
ばかりか、「基本方針」を考え
題を真剣に考えようともしない プから末端まで、安全という問
千葉支社では、管理機構のトッ
恐るべきことである。何よりも
これは重大なことだ。そして
信じられない! 的見直し」「お客さま第一主義
ら消し去ってしまったのだ。
の部分から、安全という言葉す 一年間の経営計画の「基本方針」
千葉支社では、お題目どころか
ればいいものではない。しかし
お題目としてだけ掲げられてい ではなかったのか。もちろん、
「安全は輸送業務の最大の使命」
の冒頭でうたわれていたとおり
あるはずだ。国鉄時代、「綱領」 鉄道事業にとって安全は命で
に消えてしまっているのだ。
から「安全」という問題が完全 年来、この「基本方針」の部分
ところが驚くべきことに、昨
的な考え方が書かれている。
とに、一年間の経営方針の基本
画の基本方針」という表題のも
画のーページ目には、「経営計
われた。例年のように、経営計
葉支社経営計画」の説明が行な
四月二五日、「平成九年度千
:らわれている。
がらないような発想となってあ なうなどという、開いた口が塞 どの「サービス基本研修」を行
として、接客態度·言葉遣いな ぼし、運転士に対し、新設研修
具体的内容にも当然影響をおよ
こうした姿勢は、経営計画の ができあがるというのか!
いうのだ。一体どんな「風土」
りだして、効率化につき進むと
となど、一切意識のなかから放
だけである。要するに安全のこ
益への意識の転換」
……
これ
の実践」「増収増益から現収増
「支社の経営構造と風土の抜本
識の醸成と効率的な業務運営」
「厳しい経営環境」「コスト意 でうたわれているのかといえば、
では、一体何が「基本方針」
歪みきった組織
全く信じられないことである。 を改悪しようと煽りたてている。
を言わなかったということだ。 として位置づけようということ の確保について、「最大の使命」 対室すら、「基本方針」で安全
専門に扱う部署もある。その安
安全対策部という、安全問題を
ということだ。支社のなかには、
から末端まで一人もいなかった
らないと発想する者が、トップ
と認識し、位置づけなければな
部分で安全という問題をきちん 過程のなかで、「基本方針」の
われているはずである。その全
憲法50年集会開催!
憲法施行50年を考える5·2講演集会
の改憲を主張している。
をもっと自由にするために憲法 新たな侵略=自衛隊の海外派兵 史的事実を否定するとともに、 大虐殺や日本軍軍隊慰安婦の歴
洋戦争で日本軍が行なった南京
授·藤岡信勝らは、アジア太平 また、一方では、東京大学教
するなど、戦争を放棄した憲法
賛成しているという記事を掲載
さらに国会議員の六割が改憲に 国連絡会事務局長の西川重則さ
は新たな改憲の宣伝を行ない、 売改憲私案」を出した読売新聞
が出てきている。二年前に「読
た憲法を改悪しようとする動き 憲法施行五〇年を迎え、今ま
要があることが訴えられた。
て断固とした態度で闘いぬく必
を改悪しようとする攻撃に対し
を痛感するとともに、平和憲法 アジアをめぐる一触即発の状況
行なわれ、現在の朝鮮·中国· 護士の鈴木達夫さんから講演が 「朝鮮有事と九条」について弁
憲法のゆるえ」について、また、 んから「沖縄·教科書·天皇–
会」が開催され、平和遺族会全 行五〇年を考える五·二講演集
セシオン杉並において「憲法施 の一環として五月二日、杉並·
こうした改憲論に対する闘い
新たな10万人合理化粉砕 !! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう !!
と効率化だけを遮二無二につき
ひとつもつことなく、組合潰し 託し、安全に関する理念など何
結局、JR総連·革マルと結
いるわけにはいかない。
たということだ。もはや黙って
こまで会社組織を歪めてしまっ
進んできた十数年の結果は、こ
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