営業関係に関する申し入れ

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強制配転から17年

営業職場の大合理化攻撃と闘い、原職復帰実現へ

 JR千葉支社は、昨年11月、営業職場に関する管理駅体制の大幅な変更の提案を行ってきた。
 提案では、市川大野、船橋法典、都賀、物井、酒々井、八街、八日市場、旭、誉田、土気、東金、一ノ宮、大原、浜野、八幡宿、姉ヶ崎、長浦、袖ヶ浦、
大貫、木下、小見川、空港第2の22駅で駅長を廃止し、西船橋、船橋、館山の3駅では副駅長を廃止するとしている。また、管理駅エリアについても28エリアから24エリアに変更するなどエリアの拡大を行っている。
 これに伴う要員削減は、管理職で22駅長の廃止を含めて▲27名、一般職では11名増となり、合計で▲16名という大幅な削減となっている。今回の営業関係の大幅な体制見直しは、JR東日本の「ニューフロンティア21」で出されている1万人削減に向けた大合理化=駅業務の委託に向けた攻撃の始まりであることは明らかである。
 しかも現在のJR東日本の年齢構成ではこの数年大量に退職者が発生する。このため営業職場も含めて要員需給が逼迫することは火を見るよりも明らかだ。

第一弾の闘いとして申6号を発出

 営業職場における合理化攻撃が激化する中で、われわれの最大の課題は、営業職場に強制配転されている仲間の原職復帰をかちとることだ。分割・民営化を前後して運転職場から配転され、最長で17年を迎えようとしている。動労千葉は、強制配転粉砕に向けた最大の闘いとして営業職場における大合理化粉砕に全力で起ち上がるものである。その第1弾の闘いとして、12月5日に開催された営業分科会第11回定期委員会の決定に基づき、千葉支社に対して営業職場の将来展望の解明及び、今次営業体制の見直しや要員削減の撤回等を求めて申6号を発出した。強制配転者を取り戻すために営業合理化粉砕の闘いに起ち上がろう!第2の分割・民営化攻撃粉砕!JR総連解体ー組織防衛・強化・拡大の実現へ全支部で進撃しよう!

    営業関係に関する申し入れ(申6号)

1.JR東日本本社は、営業職場の将来展望等に関して下記のような説明を行っていることに関して、千葉支社の見解及び考え方について明らかにされたい。
 (1) 営業職場における今後の要員需給について具体的に明らかにされたい。
とくに、「現行規模の地域間異動を継続する」ことを前提にして営業系統の要員需給を見通していることに関して、千葉支社の見解を明らかにされたい。
 (2) 「駅従事社員の『働き甲斐のある働きやすい職場』づくり」をめざすとしていることについて、具体的にどのような職場をつくろうと考えているのか明らかにされたい。
また、このためには「労働密度の向上」が必要としているが、どのようなことを考えているのか明らかにされたい。
 (3) 「今後の駅の運営にあたっては規模別に大・中・小に分類」するとしているが、千葉支社における駅の分類及び業務内容等について明らかにされたい。
 (4) 駅の分類に伴って「機械化・システム化が可能な業務」「アウトソーシングが合致する業務」「契約社員が導入が可能な業務」を「峻別」するとしているが、これらが可能な業務及び何を根拠にして峻別するのか具体的に明らにされたい。
また、これにより「社員が将来にわたって従事すべき業務を特定」するとしているが、どのような業務に従事させようとしているのか明らかにされたい。
 (5) 「駅社員のライフサイクル」について「抜本的な意識改革を必然とする」としているが、どのようなことを考えているのか明らかにされたい。
 (6) 「ライフサイクルの調整と震度化」とは具体的にどのようなことか、具体的に明らかにされたい。

2.営業体制の見直しに関して、次の点について明らかにするとともに回答されたい。
 (1) 今回の営業関係の要員削減計画を撤回し、駅における安全の確保及び乗客対応等が確実にできる要員体制を確立すること。
 (2) プール要員の考え方を改め、休日等が確実に取得できる駅体制の確立をはかること。
 (3) 駅におけるポイント清掃は運転保安上極めて重要な業務であることから、外部委託については中止すること。

3.千葉駅の出札業務について、休憩時間が取れない作業ダイヤになっていることから、作業ダイヤの見直しを行うこと。また、終着後に休憩時間が指定 されている場面があるがあることから、早急に見直すこと。

4.蘇我駅におけるシャッターを開ける時間を変更するとしているが、作業ダイヤとの整合性が図られているのか明らかにされたい。

5.団体旅行募集について、今後どのように取り扱おうとしているのか、千葉支社の考え方を明らかにされたい。

6.上総一ノ宮駅休憩室について、位置を変更すること。

 

 

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