号外 改革法承認を撤回し闘いの原点へ

号外

読み込みエラー:

PDF をダウンロード

結成20周年
易動労千葉
新たな大躍進
に向け出発!
国鉄千葉動力車労働組合 〒260-0017 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館) 電話 」(鉄電) 千葉 2935 ·2939番 一 (公) 043 (222) 7207番
용外
99.8.27
No.
解決に向けて必要な努力をした ました。以降政府自民党は、「 働行為の救済を全面的に否定し で、労働者の団結権と、不当労
鉄改革法を憲法の上に置く論理
昨年の5 ·28反動判決は、国
何が起きたのか
たな攻撃をはね返そう。
かえり、不動の構えをもって新 R体制の側です。今こそ原点に を抱えきれなくなっているはJ う自負があります。むしろ矛盾
私たちには負けてはいないとい
闘いの道のりは険しくとも、
国鉄労働運動への解体攻撃です。 べき情勢に規定された、新たな
失業と戦争の時代の到来という
々と仕掛けています。これは大
全面降伏を迫るような攻撃を次 始め、私たちたちの闘いに対し、
権は、国鉄改革法承認の強要を っています。政府·自自連立政 のなか、3·18臨大で改革法承
より訴えます。
国鉄闘争は重大な正念場にた や批判の意見がわき起こる状況 した事態のもつ意味を問い直す
て闘いつづける決意を込めて心 等を迫りつづけてきました。
も一〇四七名の解雇撤回に向け Rに法的責任のないことの確認 で一致して襲いかかるという関
闘いぬく仲間として、また今後 決、全ての訴訟の取り下げ、J
いう理不尽な攻撃に対しともに
合員の皆さん! 「採用差別」と がら、執拗なまでに国鉄改革法
全国大会に結集された国労組
となどを口実に話合いの「凍結」 運輸省メモを国労が公表したこ み行動や株主総会への抗議行動、
せず、6月30日には、国会座込
しかし自民党はそれでも承知
◎ 事態は鮮明に!
·
路にたちました。
行うなど、国鉄闘争は重大な岐 の解決を話し合う」との回答を
ともかく 、…… 人道的観点から
「JR各社の法的責任の有無は
と」の承認を迫った運輸省に、 解決策を話し合うものであるこ
問題とは別の人道的観点からの と」「話合いの場はJR不採用
「JR各社に法的責任がないこ
との文書を提出し、さらには、
主旨、意図を認めたものである」
に対して「国労は国鉄改革法の ードルを上げる自民党·自由党
認を決定し、その後も次々とハ
一方国労本部も、多くの危惧
の承認や、人道的観点からの解
い」などという詭弁をつかいな
織形態の変更までの要求がワン 名称や全国単一組織としての組 としての解決」、はては国労の
からの解決」「新たな雇用問題 訴訟の取り下げや「人道的観点 うことの承認です。だからこそ、 用差別など存在しなかったとい
らず、国家的不当労働行為=採 とは、改革法23条の承認に他な
りつづけるのか。改革法の承認
踏絵のごとく改革法の承認に拘
営化から12年が経つ今もなお、
なぜ政府やJRが、分割·民
◎ 闘争団の切り捨て
改革法承認とは
体に他なりません。
政府が言う「解決」とは国労の解 法23条の「新規採用論」は、労働
点にあることを示しています。
係が生みだされました。
を通告するに至ったのです。
体、国労の変質·解体のただ一
敵の側の意志が、国鉄闘争の解
必要があります。一連の事態は、
今こそ原点にかえって、こう な攻撃がなぜ可能だったのか。
反動勢力が、「国労解体」の一点
JR総連、JR連合など一切の しかも、政府やJRばかりか、
ました。「改革法を承認すれば 主張によって根拠づけられてき 解決局面を迎えている」という
この間の改革法承認論は、「 労働組合が一歩退けば、資本
原点にかえろう のかという意図だけでした。
としめるかは明らかです。
未来をどれほど困難な状況に落 ということが、労働者の権利、
認し、その主旨·意図を認める うな現状のなかで、改革法を承
て襲いかかっています。このよ
切り攻撃が全国で猛威をふるっ
ー選別再雇用というやり方の首
などと呼ばれて、一旦全員解雇
ではありません。今「JR方式」 者として断じて認められるもの
仮にそうではなくとも、改革
構築する必要があります。
の原点にたちかえり、闘いを再 法でした。私たちは、今こそこ ど遠のき、闘いがどれほど困難
その根拠を与えたのが国鉄改革
込むという、未曾有の大がかり
に切り崩し、総評を解散に追い の首を切り、20万国労を3万人
の間に、20万人もの国鉄労働者 ·民営化までのわずか4年余り
第二臨調の最終答申から分割
○未曾有の攻撃の原点
1
(ウラ面につづく) と高飛車にでてくるのは労資間 の側は足元を見すかして次々と
にあったのはいかに国労を潰す 意志などなかったのです。そこ
た。要するに始めから締結する 定協約の締結を拒否し続けまし をあげ、結局は最後まで雇用安
言の締結など、次々とハードル 三ない運動の中止、労使共同宣
も、首切り三本柱の承認だとか、
当局は、国労がいかに対応して
態とそっくりです。当時政府· の締結問題をめぐって起きた事 化攻撃のときに、雇用安定協約
今の敵の攻撃は、分割·民営
◎ あの時とそっくり
過を一瞥すれば明らかです。 に直面したのかは、この間の経
とによって、真の解決がどれほ
闘いの旗が次々と降ろされたこ
むしろ、「解決局面」と称して
るはずはありません。
が近づくなどということが起き
伏を迫れば迫るほど「解決局面」 いことは明らかです。政府が屈 判決が、「解決構造」などではな
しかし、戦後史を画する反動
闘いの原点へ
「改革法承認」撤回し
を意味します。
=一〇四七名闘争団の切り捨て
です。国鉄改革法の承認とは、
るまでは認めない」ということ
知しない。国労が国労でなくな て、一切の闘いをやめるまで承
など認めない。闘争団を切り捨
「事実としてや言葉だけの承認
1セットでだされているのです。
した事態が生みだされました。
うにトーンが高まるという転倒
張は明日にでも解決するかのよ れるたびに、逆に国労本部の主
され、次々とハードルが高くさ
解決構造を示したもの」と主張
5·28判決までが、「政府が
い如何による」という論理です。 った」「その後の解決水準は闘
政治が動く」「解決のメドはた
大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
て起ちあがることです。 とに全ての国鉄労働者が団結し
めあげた「譲れない要求」のも 団が12年間の思いを込めてまと
今求められているのは、闘争 っても過言ではありません。
国鉄労働運動は死を迎えると言
す。この原点が忘れられたとき、 来に係わると考えているからで
も、この闘いが労働者全体の将
者が国鉄闘争を支えてくれたの
最大の原動力です。多くの労働
り、精華であり、闘いを支えた
こそ、国鉄労働運動の誇りであ
一〇四七名の仲間たちの奮闘
運動の原則だったはずです。
り得ないことは古今東西、労働
争を放棄して現場の闘いなどあ
ています。しかし、解雇撤回闘
題だ」と主張する部分が生まれ な労使関係の確立ーJR本体問 もう終わりで、これからは正常
考えたり、「一〇四七名問題は を「お荷物」と見たり、「桎梏」と
一部の幹部の間では、闘争団
対に間違いです。
で解決できると発想するのは絶
現場の闘いと無関係に政治の場
らに他なりません。それを忘れ、
を食いしばって頑張りぬいたか のもとでJR本体の組合員が歯
の闘いを貫き、また困難な状況
闘争団が頑として屈せずに不屈
制を揺るがしています。それは、 RとJR総連·革マルの結託体
12年に及ぶ闘いは、政府やJ
闘争団を先頭に
ではあたり前のことです。
難であろうと、自力で闘いぬく 労働運動は、例えどんなに困
なおさらのことです。
いう方向で主張されるとすれば のかは声が、異論を許さないと 化だけです。さらに、「総団結」
れたときに進むのは団結の空洞 ばれても、闘いの方針が放棄さ
らかなように、いくら団結が叫
の多くの組合の現実を見れば明
れようはありません。連合傘下
方針のもとへの団結など形成さ ものであり、改革法承認という
働者が資本に対して闘うための
呼びかけられても、団結とは労
あがりました。「総団結」が何度 からも多くの危惧や疑問の声が
しかもその結果、戦列の内部
◎ 闘いへの団結を !!
解決」方針の結果でした。
ていったのも、「政治の場での
主旨·意図を認める」に後退し 認」に後退し、それがさらに「
「現状を認める」が「改革法承
すかされてしまいます。 実です。これでは敵に足元を見 動になってしまっているのが現
け、解決をお願いするという運 って政府·自民党にはたらきか
心は、社民党などのルートを使 た。この間、国労の取り組み中
全面一括解決」という方針でし あるのが、「政治の場における
てしまっています。その前提に
いう契機がどんどん希薄になっ
その団結の力に依拠して闘うと の支援の仲間たちの力を信頼し、 針からは、現場の組合員と全国
この間国労本部が提起する方
団結への信頼を
憲法調査会の設置、国民総背番 織的犯罪対策法–盗聴法の制定、
日の丸·君が代の法制化、組 一変することを意味します。
とりまく様々な条件も否応なく
ことです。これは、労働運動を
のような時代に突入したという 急ピッチに変えられていく、そ 全体の仕組みが大きく、しかも しました。戦争法のもとに社会
後の歴史は明らかに大きく転換
連法の成立をもって、日本の戦 と通りました。ガイドライン関
動法案が、翼賛体制の下で次々
あり方を根底から覆すような反
国会では日本の国家·社会の
◎ 歴史の曲がり角
ぎると言わざるを得ません。 その判断はあまりにも主観的す 鉄労働運動解体攻撃として仕掛 定されて、新たな質をもった国
だけから方針を導きだすのでは、 国鉄攻撃は、こうした情勢に規
だから解決局面だ、という視点 輸大臣が国会答弁でこう言った、
れが自社協議でこう言った、運
必要があります。自民党の誰そ
係のなかで真正面から見すえる
済的·政治的な情勢全体との関 とくに国鉄闘争の現局面を、経 に膨大な首切りの嵐が吹き荒れ 成立しました。政府公認のもと
であり、正確な時代認識です。
路線·構えの根本的な問い直し 企業には国が優遇措置を与える
今、最も必要なことは闘いの
時代の認識を!
まうという深刻な事態でした。
失い、政府権力の側に移ってし
その主導権·主体的な決定権を 闘いの主体であるはずの国労が、
ってこの過程で進行したことは、 結局、一〇四七名闘争をめぐ 退するしかなくなるものです。
という原点を忘れれば無限に後
輝くときを迎えています。
いてきたことの意味がこれから に国鉄闘争は、十数年頑張りぬ ことになるかは明らかです。逆 権利がどれほどの打撃を受ける
れほど困難に直面し、労働者の たら、これからの労働運動がど ·えており、またこの闘いが潰え
闘いをどうしても潰したいと考 て闘われています。支配階級は
し、日本の労働者の未来をかけ
の攻防の焦点として火花を散ら
国鉄闘争は、このような時代
JR体制の危機
国鉄闘争の意味
けられていることは明らかです。
ないことは明らかです。むしろ
というような発想が幻想にすぎ
への要請で国鉄闘争が解決する こうした情勢を見れば、政府
ることは間違いありません。
という「産業再生法」も今国会で
計画を大臣に提出し承認された れています。しかも、リストラ
くの労働者が悲惨な状況に置か 切り攻撃が全国で吹き荒れ、多
報告されています。国鉄型の首 過剰雇用がさらに二二八万人と
二九万人に及び、経済白書では また、失業率は四·九%、三
◎ 大失業時代の到来
改悪など攻撃は全面的です。
号制、労働者派遣法·職安法の
闘おう。
四七名の解雇撤回に向けともに
っています。確信も新に、一〇
闘いの呼びかけを発するのを待 国労が時代の矢面にたつ決意で たち向かおう。全国の労働者は、 JR総連·革マルの結託体制に
ししよう。組織をあげてJRと した闘いの路線·方針を再確立 今こそ原点にかえり、確固と
と結合することを恐れています。 れはじめた怒りの声が国鉄闘争
政策の破たんに直面し、街に溢 めました。政府は分割·民営化
が大きな闘いのうねりになり始 結集するなど、時代への危機感
に20年ぶりに5万人の労働者が
ガイドライン反対集会には、実
しかも、5月21日に開催された
す手段を何ひとつもってません。 屈伏を引きだす以外に闘いを潰
を蓄えています。敵は内部から
これからも闘い続ける意志と力
にも耐え、不屈の団結を守り、
われわれは、どのような攻撃
◎ 怒りの声の先頭に
れるものは何もありません。
らかに危機にたっています。恐
論が高まるなど、JR体制は明 再び分割·民営化政策見直し議
化の見直し」「JR大再編」など、 マスコミなどでも、「完全民営
なり振り構わず組織防衛に動き、 総連も危機感をむきだしにして
結託体制も矛盾を噴出し、JR
定的な状況に至り、革マルとの
JR貨物·三島の経営危機は決
制の側です。借金は返せせず、
危機にたっているのはJR体
◎今こそ不動の構えを
タイトルとURLをコピーしました