65歳まで安心して働ける労働条件の確立を!
千葉機関区支部第24回定期大会
11月22日、千葉機関区支部は第24回定期大会を開催しました。
大会議長に伊能君を選出し議事が進められました。石川支部長は、「ささいなことでも『安全対策』を口実とした運転士に対する締め付けを許してはなりません。働く職場を守るために、千葉機関区への新規採用者の配置、将来展望の明確化等を求め支部一丸となって闘いを強化しよう!」と、力強く挨拶を行いました。
本部・田中委員長から、「貨物の千葉機関区支部が、困難な状況の中で強い団結を守っていることはすごいことです。国鉄分割・民営化につぐような重大な事態が起きています。それが貨物における新人事・賃金制度です。東労組本部をつかって労働組合のない企業、組合が無い、声を上げることも抵抗することもできないように労働組合をつぶすという、これは国をあげた攻撃です。原点に帰って職場から労働組合を甦らせよう」と、世界やJR全体をめぐる動きと闘いの方向性について提起を受けました。
新小岩地域班が取り組む、争議支援、春闘集会、戦争法反対のデモなど、東京東部地区の共闘の仲間達から、「安倍内閣を倒すために、地域に仲間をつくる、一緒に出来ることは追及する、現場の闘いから運動をすすめていきましょう」と共に闘う挨拶を受けました。
その後、執行部から議案提起を受け、質疑応答の後、並木君の訪韓報告があり、大会スローガン、運動方針案、予算案を採択し、石川支部長から大久保新支部長へのバトンタッチを始めとした2018年度新役員体制を確立し、大会は大成功のうちに終了しました。大会後の親睦会も大いに盛り上がりました(詳細は秘密です)。
みんなの知恵と団結で、新人事・賃金制度改悪阻止、55歳からの基本給3割減給・嘱託社員の超低賃金打破、本線運転士の高齢者対策の実施=65歳まで安心して働ける労働条件を確立しよう!
【質疑で出された主な意見】
・60歳からの嘱託契約、AコースやBコースなどについて、みんなの希望を組合の方でも把握すべき。
・60歳から体力的にもやめていく人も。よその職場も要員がギリギリで、仕事はあるが人がいなくなる。会社はどう考えているのか。
・高齢者を乗務させるなら高齢者交番をつくるべき。2分で乗継など出来ないし、トイレ問題を何とかしてほしい。
JR貨物 年末手当「1・7箇月」超低額回答弾劾!
11月16日、JR貨物は年末手当について、
1.基準額は、基準内賃金の1.60箇月分とする。
なお、災害対応に伴うこれまでの社員の皆さんの労苦に報いるとともに、下半期における一層の奮起 を期待して、0.10箇月分を併せて支給する。
2.支給日、12月7日(金)とする。
3.55歳に到達した社員の取扱いについては、従前どおりとする。
との回答を行いました。
日貨労は、「昨年月数よりも非常に厳しいという会社の考えから、1.7箇月まで押し上げる事が出来た」と、裏切り妥結を行いました。
動労総連合・動労千葉は、期末手当については生活給としての位置づけが大きなことから再三にわたり貨物会社で働く労働者の切実な要求として、組合要求にもとづいた期末手当の支払いを求めてきました。
これから新人事・賃金制度改悪との闘いが本格化します。働く者のあたりまえの生活と権利を守るために、あきらめることなく、怒りを持続させ、粘り強く闘いを強化していきましょう。