動労総連合第36回定期全国大会 鉄道始まって以来の大攻撃に反撃を

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1047名解雇撤回!融合化・職名廃止・ワンマン化の3月ダイ改粉砕!
22春闘勝利!改憲戦争阻止!非正規職撤廃!組織拡大実現へ!

動労総連合は12月12日、千葉市・DC会館において第36回定期全国大会を開催し、国鉄分割・民営化型の大攻撃と対決して組織拡大の実現をめざす闘いの方針を決定した。

大会議事は、高澤代議員(千葉)を議長に選出して進められた。

核心は民営化・外注化の破たん

冒頭あいさつに立った田中委員長は、来年3月ダイ改における融合化・職名廃止について、「鉄道が始まって以来最も重大なダイ改だ。すべての職名がなくなる。こんなことは鉄道の歴史上無いことだ」と攻撃の重大性を訴えた。また、この攻撃の本質が、民営化の崩壊、新自由主義の核心である外注化の破綻であることを明らかにした。

そして、「分割・民営化にずっと立ち向かってきてそれが破綻しようとしている。苦しい中でも総連合を作り、戦後最大の労組破壊攻撃を許さず闘ってきた。自分たちだけの問題ではない。絶対に立ち向かおう。この原点の訴えが通じる時が来ている」「敵の攻撃の核心は外注化攻撃だ。反合・運転保安闘争、外注化阻止闘争の再構築をやり抜こう。その核心は、JR本体とグループ会社の両方を貫く闘いだ」と闘いにたちあがることを訴えた。

質疑:闘いの報告と決意を語る

その後、方針提起、質疑応答が行われた。

各単組から、3月ダイ改における業務融合化・職名廃止、ワンマン拡大や列車削減に対する闘い、青年組合員の過労死に対する労働委員会闘争と署名の訴え、一時金大幅削減や組合員への長期一時帰休との闘い、グループ会社における解雇撤回闘争、職場からの組織拡大に向けた闘い、3・11フクシマ闘争―被曝労働との闘いの決意や報告が語られた。

また、他労組からも融合化や乗務員の労働時間削減、ワンマン運転での事故を隠蔽するJRへの怒りの声があがっていることが紹介された。新潟においては、グループ会社の労働者が他業種の会社に出向させられている実態も明らかにされた。

千葉の代議員からは、ワンマン化の中で乗客の転倒や骨折が起きていながら、コスト削減を優先して地域の安全を切り捨てるワンマン拡大への怒りが語られた。また、乗務員の労働時間削りとり、安全を破壊する副業推進や業務融合化、仕業検査延伸を狙う3月ダイ改との闘いの決意、65歳以降の雇用確保に向けた闘いの決意などが語られた。

また、CTS津田沼事業所における職場代表戦の勝利とその後の取り組みが報告され、「意見を言えば変わる。ボーナス額に対する職場の怒りはすごい。それをいかに吸い上げて会社と闘うかだ」と訴えられた。

JR・グループ会社貫く闘いを

討議の後、総括答弁に立った田中委員長は、JRにおける歴史的な攻撃がJR本体のみならずグループ会社の労働者に矛盾をおしつける攻撃であることを明らかにし、「怒りのボルテージは上がっている。この怒りに依拠して、JR本体とグループ会社を貫く闘いを展開しよう。組織拡大は可能だ。分割・民営化を粉砕する闘いをやり抜こう」と訴えた。 全員の拍手で方針案、大会宣言が採択され、大江執行委員の閉会あいさつ、団結ガンバローで大会は成功裡に締めくくられた。

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