すべての組合員のみなさん、千葉鉄道サービス(CTS)で働く仲間のみなさん。
CTSの就業規則改悪は、現場からわき上がった激しい怒りの声で、「4月実施」を延期に追い込まれました。
しかしCTSは、契約・パートの契約期間を半年間に切り縮め、「10月1日から実施したい」「夏までには決めたい」と公言しています。
6月下旬のJR東日本=CTS株主総会を前後する過程で「職場説明会」を強行し、問答無用に実施のプロセスを進めようとしています。
「契約期間は最長で5年」「限定社員試験に合格しなければ雇い止め」。こんな制度が導入されたら、会社の腹ひとつで、好き勝手に労働者を使い捨てにでき るようになります。常に管理者の顔色をうかがうしかない、まともにモノも言えない職場になってしまいます。
また、正社員の仲間にとっても、60歳以降の夏冬の一時金や、日々の作業手当てが激減し、生活を根本から揺るがす大改悪です。こんな制度を絶対に導入させてはなりません。全面的に白紙撤回させるしかありません。
人が足りない!
低賃金が根本原因だ
今でさえどの職場も要員が足りず、まともに仕事が回っていません。
CTS幕張事業所では、2年間で20人近くも人が減っています。日常清掃で手一杯となり、床のポリッシャー作業、217系(快速車両)全般清掃などは、ほとんどできていないのが現状です。
京葉事業所では、もともと8人だった夜勤者が4人に減らされ、今後さらに夜勤者を減らそうという話さえ浮上しています。本当にとんでもない話です。
あまりに労働条件が悪いため募集しても人が来ない。採用されても「仕事のきつさと賃金が見合わない」と辞める人が続出しています。その結果、残った仲間に、すべての矛盾がしわ寄せされています。本格的な夏が到来したら、みんな倒れてしまいます。
この上、「限定社員制度」などを導入したら、いったいどうなるのか。
CTS本社は「時給制の短時間勤務導入で、働きやすくなり、応募する人が増えるはず」と述べていますが、まったくのウソ。今よりもっと低賃金が強制されることになります。
どの事業所でも「2年後にどうなるか分からないなら辞めるしかなくなる」「そんな会社に生活を預けられない」という声があがっています。雇用不安の中で辞める人がさらに続出することは明らかです。
みんなが反対すれば止められる!
2月中旬に就業規則改悪の動きが明らかになるや、あらゆる職場から反対の声があがりました。就業規則改悪に賛成している労働者など一人もいません。みんなで反対の声を上げ続ければ、就業規則改悪は必ず阻止できます。
現場の清掃業務を担っているのは現場の私たちであって、CTS本社の天下り管理者どもではありません。そもそも、掃除もしたこともない天下り管理者が、ど うやって「限定社員試験」で仲間を評価し、合格・不合格を選別するというのでしょうか。現場で働く者をナメきった就業規則改悪、「限定社員試験」導入を、 なんとしても阻止しよう!
CTSは、希望者全員を無期雇用に転換しろ! 正社員にしろ! まともに生活できる賃金をよこせ!
国鉄1047名解雇撤回!
安倍政権の改憲—雇用、労働破壊に反撃を!
■6月5日(日)13時 東京・江戸川総合文化センター