共謀罪・教基法改悪・国民投票法を廃案に

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共謀罪・教基法改悪・国民投票法を廃案に

 国会審議が重大な焦点を迎えている。共謀罪、教育基本法改悪案、憲法改悪に向けた国民投票法案を絶対に廃案に追い込もう。
▼共謀罪は、まさに治安維持法の亡霊を現代に蘇らせようとするものだ。共謀罪とは、複数の者が話し合っただけで、何の実行行為がなくとも、一網打尽に逮捕できるという新法案。それが600以上の「犯罪」に適用される。また密告や盗聴が奨励され、密告者は罪を免除される。ビラ撒きが犯罪とされ、次々と逮捕者がでている現状を考えると恐るべきものだ。使い方によっては、労働組合の団結など絵に書いた餅に等しくなる。こんな法律を絶対に通してはならない。
▼「愛国心」教育や、教育は国家の方針に従わなくてならないことを法で定め、強制しようという教育基本法改悪は、憲法の原理を根本的に転換させようとするものだ。ここに貫かれているのは、日教組を解体し、日本を再び戦争のできる国にするという策謀である。
▼国民投票法案は、単なる憲法改悪に向けた手続き法案ではない。改憲の是非を問う国民投票にあたって、公務員や教育者の運動を禁圧し、マスコミを統制することによって一切の反対の声を圧殺しようとする恐るべき法律である。これ自身がまさに改憲攻撃そのものだ。
 改憲?戦争に向けた攻撃との闘いは重大な正念場を迎えようとしている。改憲阻止に向けた闘いに労働者の怒りの声を結集しよう。

不当処分撤回、事故責任転嫁許すな
米・航空整備士組合(AMFA)から連帯・抗議のメッセージ


航 空整備士友愛組合(AMFA)ローカル9
Serving SFO-LAX-PHX-Alaska and Hawaii
1150 Bayhill Drive Ste 121 San Bruno, CA 94066
Phone: 650-416-2000 Fax: 650-745-0709 www.AMFA9.org

JR東日本社長
清野 智 殿

 我々アメリカのカリフォルニア・サンフランシスコに所在する航空整備士友愛組合(AMFA)ローカル9は、独立の航空整備士の労働組合です。そのような存在として我々は、民間航空機の安全な運行と整備に最も重点を置いて活動しています。

 それは何と言っても、我々がこれら航空機で働いていることをもって、我々が引き受けた民衆の信頼に応えるためです。鉄道の安全についても同様に、同じ方向の取り組みが必要と考えます。実際に日本の鉄道は高い評価を受けており、その安全は世界中で強い注目を集めています。しかし我々は、民営化が実施されて以来、利益を優先するがために、この安全が二の次とされていることを知り困惑しています。

 従って我々は貴方に以下の事項を要求します。
* 日本の鉄道において安全確保のために闘う動労千葉の組合員に対する如何なる不当処分も直ちに撤回すること。
* 動労千葉やその他の団体による鉄道の安全確保のためのどのような行動に対しても、不当な弾圧を直ちに中止すること。
* 事故の責任を運転士にのみ転嫁するのではなく、日本の鉄道の安全のための抜本的対策を実施すること。

 安全は「行路」であって「到着地」ではありません。近道をして安全を犠牲にするのではなくて、効率的で時刻通りの運転を確保するころは全く可能です。

 日夜厳しい労働に就く動労千葉の組合員や他の日本の鉄道労働者に対する嫌がらせと処分は、日本の鉄道経営が生産を阻害すること無しに、安全第一を確保したいとする私的な信条を持つかに思える事実、この不変の事実を覆い隠してしまうことにはならないでしょう。

 安全運転が回復され、日本の鉄道が利益だけではなく、安全に焦点を据えた価値観に復帰することを期待しています。

<2006年5月29日、アメリカ、カリフォルニア、サンフランシスコAMFAローカル9の組合役員・組合員による投票で、本文を発送する動議が全会一致で可決された>

――空の安全は、地上の整備の質から――

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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