スト破りはやめろ!ともに闘おう!

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 スト破りはやめろ! ともに闘おう!

 東労組の組合員、そして国労・鉄産労の組合員に心から訴える・・・スト破りはやるな!ともに闘おう。
 労働者がどのような現実に置かれようとしているのか、今何が始まろうとしているのかを真正面から見すえてほしい。労働組合は何のために存在しているのかを真剣に考えてほしい。

行き着く先は何か
 JR東日本は「ニューフロンティア21」を発表し、業務の全面的な外注化を一斉に強行しはじめた。保線・電力・信通・建築・機械・土木、検修・構内、そして駅業務も…。要するに管理部門と運転士、車掌以外は全てJR本体から切り離すという計画だ。
 これが労働者に何をもたらすのか。外注化で強制出向にかりたてられた二千数百名の保線区の仲間たちはあまりに酷い労働条件に悲鳴をあげている。
 だがこの攻撃はそれだけでは終わらない。黙っていたら何年か後には必ず転籍の強要、要するに首切りと大幅な賃下げが襲いかかる。NTTの現実を見てほしい。14万人の社員のうち11万人が転籍・出向にだされるのだ。50歳で退職届を書かされ、賃金は15%〜30%切り下げられて全員転籍。地域別に定められた転籍後の賃金は千葉県でも25%のダウンになる。NTTではすでに多くの自殺者がでている。
 生活の全て、生きる権利そのものが壊されようとしている。にも係わらず組合がこんなことをズルズルと認めてしまっている。東労組に至っては、会社以上に先頭にたって、それを組合員に強要しようとしているのだ。こんなものはもはや労働組合ではない。

今春闘で何が! 
 この春闘で何が起きているのか。日立製作所など電機関係の企業は「ベアはゼロだが、定期昇給は維持する」と回答し、組合がそれで妥結すると回答したとたんに呼びつけられ、「春闘とは切り離した別な提案をする」と称して一斉に賃下げ提案だ。日立では傘下グループ企業も含む33万人全員5%の賃下げを行なうという提案である。定期昇給は約2%。定昇維持するどころか、定昇+3%の賃下げである。多くの組合が「雇用を守るために賃金は我慢せざるを得ない」などときれい言を言うが、組合が一旦屈服し足元を見られたらこれは当然の帰結だ。
 しかも他人ごとではない。東労組や日貨労は全く同道を歩んでいる。しかもそれを百も承知のうえでやっている。会社との蜜月を維持し、自分たちが延命するためには、組合員を犠牲にすることなど何とも思っていないのだ。

魂を売り渡すな!
 われわれは闘いに起ちあがる。現実にまかれることは簡単だ。だがわれわれはこの現実を変えるためにたち向う。仲間を蹴落として自分だけがいい思いをするような卑劣な道は歩めない。労働組合の原点とは何か。会社にこびへつらって、自分ひとりの利益を追求するのではなく、困難の道でも団結して資本と闘うことによって、労働者全体の権利と利益を追求するところに労働組合は生まれた。そして団結した労働者は社会を変える力をもっている。スト破りはするな!JR総連と決別し、ともに闘おう。

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