11月20日、清掃部門交流会がDC会館で開催された。清掃部門で働く組合員、エルダー出向者と本部役員が集まり、活発な議論が行われた。
事業所間格差、 来春闘での決着へ
冒頭のあいさつで田中委員長は「一歩でも二歩でも清掃職場の労働条件を進めるために取り組んできた。とりわけ深夜早朝手当の事業所間格差については来春闘での決着をめざして全力で取り組みたい。多くのエルダー組合員が既にCTSで働いており、駅事業所での休憩所問題など、労働環境のひどさが明らかになってきた。JR全体の大再編の中で、下に下に矛盾を集中する動きが強まっている。ざっくばらんに職場の問題点などを出してほしい」と述べた。
特別執行委員の北村君が8月以降のCTSでの取り組みを報告し、その後、議論に移った。
「待機所、休憩所はひどいもんだ」
今夏から南船橋駅事業所で働く組合員からは「聞いていたとおり駅での待機所、休憩所はひどいもんだ。とくに千葉みなと駅はひどい。階段下のスペース、ゴミを置いておく所が待機所になっている。今の時期だと16時過ぎには暗くなってくる。ごみの分別をするにも暗くて大変だ。一度、本社の人間が見に来たが『この状況をどう思うんだ』と追求した。事業所の他の人は、この現状でも職場からはなかなか声を上げることができない状況だ。そのため、動労千葉から問題点を上げてほしいと言われている」と、職場報告を行った。
千葉東、西事業所統合
そのほか、10月から千葉東と西の事業所が統合して千葉事業所となった。そこで働く仲間は「事業所が統合した結果、事務所もロッカーも狭く、みんなが着替えるときには出ることも入ることもできず、人で数珠つなぎになってしまう。点呼は時間差で8回も行われるので人数的には分散するが、それでも事務所は狭く混み合う。要員が相変わらず不足しており、休日勤務、勤務変更なども常態化している」と統合による問題点をあげた。
初参加の仲間も交え懇親会
無期転換問題での面接・判定への対応、深夜早朝手当の早急な格差改善、労働環境を粘り強く一つひとつ改善していくことなどを全体で確認した。初参加の仲間も交え、懇親会でさらに議論と交流を深めた。
交流会の定着は成果
清掃部門交流会は、今回で3回目となった。清掃部門で働くエルダー組合員も増える中で、定期的な開催が定着したことは大きな成果だ。CTSでの組織拡大、労働条件の抜本的改善に向けて、さらに取り組みを広げていこう。