『8.30路線」の全国大会決定に反対する 下

4640

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福動労千菜
国鉄千葉動力車労働組合 〒260 千葉市中央区要町2番8号(動力車会館) 「(鉄電) 千葉 2935 ·2939番
電話
1(公) 043(222)7207番 97.8.12 No. 4640
国労の仲
間たちへ
闘いの道を踏み
(下)違えてはならない!
–「8·30路線」の全国大会決定に反対する!–

国労がしっかりしていれば心 ってきた。「八·三〇」も、
国労はいつも危ない橋を渡 しかも「不当労働行為の承認
とだ。
当労働行為の承認とは別のこ 改革法を認めることと、不 に説明しているという。 らの疑問の声に対し、次のよう 機関決定方針に対する国労内か
国労本部は、「八·三◯」の
明 に関して
国労本部の 説
ことである。
きいのかということを自覚する 働組合がもつ位置がどれほど大 の未来にとって、国労という労 もつこと、日本の労働運動全体
貫いてきた闘いに自信と確信を 今最も重要なことは、十年間 の展望が大きくひらけている。
の路線を間違わなければ勝利へ 側も矛盾にあえいでいる。闘い
ことこそが勝利への道だ。敵の かちとった。闘いの原点を貫く.
公労法解雇二八名の全面撤回を 動労千葉はこの原点にたって、
ければならない。
か。歴史の教訓を今こそ学ばな 路線転換により変質していった 組合員をあさむ かでも、旧総評傘下の各組合は
ったか。どれだけの労働組合が る闘いを実現しながら潰れてい どれだけの労働組合が歴史に残
この闘いの原則を忘れた結果、 勝負のときこそ原点に帰れ」。 れ去られてきた金言=「闘いの
誰もが口にしながらいつも忘
って原点に帰
自信と確信をも
【四六三八号より続く】
「全事件の取り下げ」とか、「 は別のこと」だとするならば、
えることではないはずだ。
は、そんな簡単に承認してしま ↑新規採用方式による首切り」 のものが崩れてしまうのだ。 くなる。組合員の団結の基盤そ な闘いの方針は一切提起できな
また「改革法=定員枠の設定
以上の結果はもたらさない。
議は組合員をあざむいてしまう 方式だったのだ。こんな形式論
が改革法二三条による新規採用
計画されたのであり、その根幹
民営化自体、国労を潰すために て強調しているように、分割· くるはずはない。中曽根が改め
は何ひとつ積極的な方針がでて は別」などという形式論議から のだ。「改革法と不当労働行為
どこかがおかしくなっているも 主張し始めたときには、すでに そもそも労働組合が形式論を
働行為の承認は別か?” 改革法の承認と不当労
弁でしかないのではないか。
ない。むしろ組合員に対する詭
れには、どうしてもそうは思え 主張と言えるだろうか。われわ しかしこれらは、肯首し得る
くような結果に 連合になってもわれわれは今ま
·
してきた。
なる。仕方のない選択だ。 このままでは国労はジリ貧に
配ない。
早期に解決をつけなければ
も二枚舌三枚舌で政府に対応
戦術だ、方便だ。国労はいつ に同じことを主張し、政府とも
「八·三◯」は依然として
に総団結を崩すのか。
出する人事大会だ。人事大会
今度の大会は新委員長を選
本政権の労働者に対する攻撃を 攻撃の全経過、そして現在の橋 この十年の国労に対する解体
二枚舌三枚舌で …?
関決定したら、団結を守るよう うな「八·三〇」の態度表明を機
Rの発展に寄与する」というよ い。何度も述べたように、「J 間違いだと言わざるを得ない。 組合の指導者としては、絶対に ような執行部のあり方は、労働
方針は撤回されなければならな にこそ、「八·三〇」の機関決定 のみつくられる。総団結のため ための絶えまない努力によって か。闘う方針とそれを実現する
団結は何によってつくられるの·
て一番大切なものだ。しかし、
、確かに団結は労働組合にとっ
総団結を崩すのか…
はなかったはずだ。
っていこうというようなもので 建前」の使い分けで世の中を渡 根本精神は、こんな「本音」と
修善寺大会を実現した国労の
てしまったのが現実だ。
の組合がかつての路線を放棄し しかし数年を経ずしてほとんど でと変わらない運動を貫く」と。
すべてこのように主張した。「 とだ。こんな状態をこれ以上つ
総評解散から連合への動きのな
にはしったのではなかったのか。
労使協調路線に転換して鉄産労 どうなったのか。国労を裏切り しかしより深刻なことは、「
ない橋を渡った人たちは、一体 通じて「大胆な妥協」という危
国鉄分割·民営化攻撃のとき っかりしていれば?
危ない橋も国労がし
主張はでてこないはずだ。
人道的観点からの解決」などの
に崩壊する。
か、本来最も展望のある労働組 を貫いた国労は、ジリ貧どころ
第三点目には、十年間の闘い
展望はどこにあるか 固労の発展と勝利の
ているようなものだ。
カづけるどころか、突き落とし で苦闘している組合員を激励し
これでは日々厳しい状況のなか
これ以外仕方ない」と主張する
ったら国労はジリ貧になるから 正当化するために「このままい
のような路線をだして、それを
わざるを得ないし、「八·三〇」
八·三◯」は最悪の方針だと言
ということだ。この意味でも「
いのかは、本部執行部の責任だ
てしまうような方針しかだせな 方針をだすか、ジリ貧だと思っ は、組合員が元気がでるような だ。これが第一。そして第二に
ジリ貧どころか国労の消滅の道
「八·三◯」の機関決定は、
国労は「ジリ貧」?
づけたら、組合員の団結は確実
三枚舌になってしまっているこ は、組合員に向けられた二枚舌 る二枚舌三枚舌ではなく、実際 八·三〇」路線は、政府に対す
たはずだ。
とかなるようなものではなかっ
「本音」と「建前」の使い分けで何
そもそも分割·民営化攻撃とは、
それは重大な誤認でしかない。 すると本気で考えるとしたら、
音」と「建前」の使い分けが通用
考えたときに、このような「本
新たな10万人合理化粉砕 !! 労働運動の新たな潮流めざし全国へはばたこう !!
「異例の求釈明」を行なった。
月一七日には十九部の裁判長が
八日に「和解勧告」をだし、七
東京地裁民事十一部は、五月二
採用差別事件の行政訴訟で、
を追いつめた結果として、あの 十年間の不屈の闘いの継続が敵
革マルであることも確かだし、 けているのがJRとJR総連·
例の訴訟指揮 和解案 と 異
の展望を見いだすべきだ。
なかにこそ、組織の発展と勝利 全国の闘う仲間たちとの連携の
「橋本政府との連携」でなしに
もっと自覚しなければならない。
はそのような位置にあることを あげるために闘うことだ。国労
労働運動の新しい潮流をつくり 働者の怒りの声を結集し、束ね、
(3) そして何よりも、全国の労
を発揮するに違いない。
あれば、国労は一挙に数倍の力
て起ちあがるような組織指導が
たちが本気で国労の先頭にたっ 家が隔離されている。この仲間
ディングには数百の歴戦の活動
撃の方針をださないのか。ベン 壊攻撃に対し、組織をあげた反 尽としか言いようのない組織破
ング職場にかけられている理不 ば、何故国労本部は、ベンディ を全力で展開することだ。例え 2) また、職場に依拠した闘い
に結集し始めているのだ。
平成採」の若い仲間たちが国労
ることのなかにある。実際、 先頭に、組織をあげて総決起す に本気になって、本部執行部を
JR総連解体·組織拡大の闘い
の JR体制の危機を突いて、
ないのか。国労の発展の道は、 とを声を大にして組合員に訴え
合だということだ。何故そのこ
. :
:
価している。
こうした事態に最も打撃を受 どう喝し、踏絵を踏ませて揺さ
判断したことについても高く評
‘設立委員=JRが責任を追うと
九部が、一定の条件のもとでは
なこと」と高く評価し、また十
よう求めたことを「極めて妥当
業団にも和解のテーブルにつく
国労本部は、十一部が清算事

の立証が必要。 つ、是正しなかったこと 立委員がそれを認識しつ
いう立証だけでなく、設 不当労働行為があったと
は、名簿作成にあたって
委員に責任を求める場合 れている。しかし、設立
得ない重要なものが含ま
あるとの主張には無視し
に対する監督是正の責任 定、名簿作成をした国鉄
)には、採用候補者の選
定した設立委員(=JR 一方、採用の基準を設
とができない。 法理論として採用するこ
帰属するという論理は、 、即設立委員(JR)に
成に関する行為の責任が
補者の選定及び名簿の作 国鉄が行なった採用候
主張して双方の立証を求めた。
とを求め、十九部は次のように
算事業団にもテーブルにつくこ に見れば、諸手をあげて喜んで
とってはならないのである。 ·三〇」のような方針は絶対に
は明らかだ。だからこそ、「八
ぶり続けるという攻撃であるの
したのかどうか、確証を迫り、 三〇」路線に組織をあげて転換
ることは、国労が本当に「八·
を考れば、こうしたなかで起き
と見る必要があるだろう。現状
というところにウェイトがある 上に、「当分の間判決がでない」 大のポイントは、判断の内容以
釈明」に関して言えば、その最
·· しかも、十九部の「異例の求
れば『健全な労使関係』がつくれ みにしてくれるだろう、そうす
が早晩東労組·革マルをご用済 の底流にあるのは、「橋本政権
最後に一点。「八·三〇」路線 面からの闘いを 結語体制と真正
とに焦点が合わされている。
から変質させ、解体してゆくこ をからめ取り、国鉄闘争を内部
は何か。言うまでもなく、国労
ばならない。橋本政権の意図と
治的な判断であると考えなけれ
橋本政権の意を受けた極めて政
たっている。
東京地裁の動向は、明らかに
ともできないギリギリの危機に
の破たんをこれ以上放置するこ
以上許すことも、分割·民営化 · ばいい。しかし、訴訟や労働委
ずに闘い続けている状況をこれ 利な要素を活用して全力で闘え
かけた橋本は、国鉄闘争が屈せ
戦争」の道に国家の生き残りを
だされているのか。「大失業と
明」はどのような情勢のなかで
「和解勧告」や「異例の求釈
勝利へのチャンスにも転化する。
って凶暴な攻撃にも転化すれば、
は、主体の側の構え方如何によ
た明らかである。こうした動向 いていい状況ではないこともま
われてしまうのだ。
をきりひらく」という原点が失 ことにある。「自らの力で情勢
て依存した関係になってしまう 権力側の土俵で起きることに全
政府や裁判所、JRの動き等々、
たとたんに、労働組合の運動が、
題点は、このような方針をとっ 「八·三〇」路線の今ひとつ問
のイロハであるはずだ。
をしてはならないのは労働運動 本方針が左右されるようなこと
に一喜一憂して、労働組合の基
いう権力側の土俵でおきること
基本方針を判断したり、訴訟と
員会という窓口から労働組合の
九部の主張を始め、あらゆる有 に責任の可能性あり」という十
では、今回の「設立委員=JR
もちろん、訴訟方針のレベル だろう。この間も平然と「左翼」
の枠組みには触れない構造だ。
「異例の求釈明」にしても改革法
いることが透けて見えてくる。 業団がらみの決着が意図されて
為責任に一切触れずに、清算事
解」案には、JRの不当労働行
また「清算事業団も含めた和
らない。
八·三〇」を機関決定してはな 国鉄闘争の勝利のために、「
いの構え·路線·方針である。 こそ今問われていることは、闘 のなかで闘われている。だから こうしたギリギリのせめぎ合い 手にしている。現在の攻防戦は
つめ、反転攻勢へのチャンスを
は厳しい闘いを貫いて敵を追い
ことができない。一方国鉄闘争
存在する限り枕を高くして寝る
の象徴的存在として国鉄闘争が
橋本政権は、階級的な労働運動
国鉄闘争はまさに正念場だ。
つち立てよう !!
勝利への方針を
起ちあがろう。
JR総連結託体制粉砕の闘いに R体制の最弱点でもあるJRー
最大の矛盾点であり、そして丁 ちている。諸悪の根源であり、
らないということだ。怒りは満
との闘いを絶対に軽視してはな
連·革マルとの闘い、結託体制 ければならないことは、JR総
動だ。今、真正面から見すえな
している。まさにファシズム運
的なポーズをとって国労を攻撃
めにはどんなに汚い手段も使う ない。資本や権力にとり入るた
ための唯一の道は国労解体以外
革マルにとっても生き延びる
までも国労だということだ。
資本にとっても第一の敵はあく
とは、橋本政権にとってもJR
還って考えなければならないこ
は激化している。しかし原点に
い捨てられ、東でも対立·軋轢
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