CTSは不誠実団交を謝罪し希望者全員を雇用延長しろ!
3月28日、65歳以降の雇用延長拒否をめぐるCTSとの団体交渉を行った。前回交渉は会社の虚偽回答が明らかになり中断していた。会社が回答を引き伸ばすことに対する緊急申し入れを含めて交渉を再開した。
すべて撤回して雇用延長しろ!
会社は雇用延長が発覚したCTS南船橋事業所長について、「1月から管理嘱託社員として採用した」「4月以降も雇用継続される」「高年齢者求人求職情報提供サービスには出していない」と回答した。
CTSは以前の団交回答がウソだったことについて「交渉担当の認識不足」とごまかそうとした。だが、これは「認識不足」の問題ではない。65歳以降の雇用延長の制度をめぐる問題だ。
CTSは昨年4月の団交から一貫して「エルダー社員はJRの社員だ」「JR側で新たな制度ができたから、サービスを通さないでエルダーの雇用延長は行えない」「管理者でもエルダー社員はサービスを通す以外に雇用はできない」と何度も回答し続けてきた。「制度」を盾にして「サービスに登録できる経営状況ではない」と言い続けることで雇用延長を拒否してきたのだ。
だが、管理者だけは「制度」とまったく違うことをやって雇用延長させていた。「制度だから」と現場労働者のクビを切っておいて、それがすべてウソだったのだ。
これは労働者の生活がかかった重大問題だ。会社として団交でウソの回答をしておきながら〝やっぱり違ってました〟など許されるはずがない! 社長本人が謝罪して撤回し、雇用延長するのが当然だ。口先だけでごまかそうなど絶対に許せない!
「管理者は別」? ふざけるな!
CTSは「管理職エルダーはサービスにのせるにはふさわしくない」「一般の社員と違って資格がある」と回答した。どこまで現場を見下せば気が済むのか! そもそも管理者はポストづくりがいるほど余っている。人が足らないのは現場だ。
それなのに現場労働者の雇用延長は一切拒否して、管理者だけは裏口からこっそり雇用延長? それを暴かれたら「管理者だけは別でした」? こんなふざけたやり方があるのか!
会社の回答書には、「団体交渉では真摯に回答してきた」とある。
だが、CTSの回答はウソだった。これまで何度も重ねた交渉の根本がひっくり返る内容だ。前回交渉では回答不能になり、その後も回答を引きのばした。緊急申し入れしなければ対応しようともしなかった。不誠実団交そのものだ! 断じて認められない!
徹底的に怒りを叩きつけよう
団交は、再回答することを会社と確認して再度中断となった。
1月24日付けでCTSが提出した労働委員会の準備書面でも、「21年度に65歳を迎えたエルダー社員との間で新たな雇用契約を一切締結していない」と書かれている。これも真っ赤なウソだったということだ。
すべてが許しがたい! ただちに希望者全員の雇用延長を行え! クビを切った仲間全員を雇用しろ! 徹底的に怒りをJR・CTSに叩きつけよう! 裁判(4月18日10時千葉地裁607法廷)・労働委員会(5月18日12時千葉県労委)闘争に結集しよう!