関生支部への弾圧を許さない東京集会に250名結集
11・3集会は、第1部・全国労働者集会。第2部・改憲阻止1万人大行進、日比谷野音→銀座→東京駅までのデモ行進として闘われます。組合員・家族・OBの総結集を訴えます。
まるで戦前の労組弾圧
国鉄闘争、11月集会を共に闘ってきた関西生コン支部に対する未曾有の大弾圧をなんとしても粉砕しよう!
一連の関生弾圧は、ストライキや団体交渉、抗議行動を「威力業務妨害」「強要」「恐喝」としている。当たり前の組合活動を、ヤクザと同じ「組織犯罪」とみなして関西生コン支部をつぶし、労働運動全体の禁圧を狙うものだ。組合員が働く職場では、仕事外しや不当解雇が相次いでいる。
まるで、労働組合が禁止されていた戦前と同じだ。
この弾圧は、関西生コン支部の壊滅を狙う攻撃であると同時に、憲法二八条の労働基本権(労働者の団結権、団体交渉権、団体行動権=労働三権)を根本から否定して破壊を狙うものであり、まさしく改憲と戦争の大攻撃だ。
労働者の未来かけ
関西生コン支部は、セメントメーカーとゼネコンに支配・収奪される構造の中で、中小零細企業がひしめいていた生コン産業を協同組合に組織し、セメントを共同購入し、生コンを共同販売することで、競争原理にストップをかけ、生コン価格を維持し、生コン労働者の劣悪な労働条件を改善する画期的な闘いをつくりだしてきた。
これは、「もうそんな運動は絶対許さない」という国策弾圧だ。JR東における、東労組脱退と「社友会」への組織化、安倍政権の「労組なき社会」という新たな労働者支配の仕組みづくりと一体の攻撃だ。
関西生コン支部とJRをめぐる攻防の中に、すべての労働者と労働運動の未来がかかっている。「戦争のできる国」をつくろうとする現代の産業報国会化攻撃を打ち砕こう!
東京で反撃の炎あがる
関西生コン支部は、現場からの反撃を開始している。そして、全国の労組や諸団体が抗議の声を上げ、各地で関西生コン支部支援の取り組みが始まっている。
東京でも本格的な反撃の炎があがった。東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の呼びかけで、「関西生コン支部への弾圧を許さない!10・14東京集会」が曳舟文化センターで開催され、会場を埋め尽くす250名の参加で大盛況となった。
関西生コン支部からは、2度の不当逮捕・勾留で9月に保釈された西山直洋執行委員が、警察・検察・裁判所が一体となった不当労働行為を生々しく報告。組合運動に制限をかけることを狙った保釈条件に、会場から驚きと怒りの声があがった。
労働社会学者で元昭和女子大教授の木下武夫さんが「関西生コン支部の運動と弾圧の背景」と題して講演。「関生支部の運動が労働者を企業ごとに競争させられるあり方をのりこえた『本当の労働組合』。これを全産業化・全国化することが労働運動再生」と力説。
憲法と人権の日弁連をめざす会代表の武内更一弁護士は「労働組合の正当な目的に沿った活動は刑事免責される。弾圧は労働組合法違反だ」と明らかにした。
関生弾圧を許すな!11・3労働者総決起集会と1万人デモで、安倍政権の労働組合つぶしに総反撃を開始しよう!