動労千葉は5月19日、第4回支部代表者会議を開催し、春闘過程の総括と当面する課題と闘争方針を決定した。特に、改正高齢者雇用安定法の施行にともない、どういう闘いを展開するのかが討論された。
21春闘総括
ダイ改闘争で前進!
① ワンマン運転拡大による運転士への責任と負担の押しつけに対する職場の怒りを体現した。
② 内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会など、地域での総決起集会をかちとった。
③ ジョブローテーションによる駅等への異動に対して、声を上げることもできない怒りの声に応えるものとして闘った。
④ 日経連による「定期昇給の見直し」、財界の意を率先するJR東日本の定昇カットにたいし大幅賃上げと労働条件改善を真っ向から掲げ―動労千葉がストライキに起ち上ったことはとてつもなく大きい。
そして、
⑤ この間の過程で、「外注化を10年で完成させる」ことができないという外注化の破綻の現実を暴き出した。
⑥ CTSの就業規則改悪=一方的な不利益変更と非正規職・低賃金の強制攻撃に対して、4月1日実施を粉砕する大きな成果を勝ち取った。
当面する取り組み
1.外注化反対闘争の再構築に向けて
① 外注化の破綻・矛盾を徹底的に職場に訴え、外注化阻止闘争の新たな闘いの構築に向けて全力で取り組む。
② 65歳以降の就業確保に向けて、JR・CTS等に対して改めて申入れを行い、矛盾の追及を行う。
③ CTSでの就労を拒否された組合員に関して、CTSでの就労を求める裁判を提起する。
④ 今年度65歳及び64歳になるエルダー組合員集会を開催し、70歳まで働くことができる労働条件確立に向け、意思統一を行う
*日時
6月29日(火)~30日(水)
各日10時、14時、18時
2.CTSにおける労働条件確立―組織拡大に向けた取り組み
CTSは組合側の申し入れに関する団交も行われていない中で、3月30日に労基署に届け出を行い、4月1日に遡り就業規則改悪を実施した。これは不当労働行為である。徹底的に追及し、要員要求及びコロナ感染防止対策等とともに職場で訴え、CTSの職場代表選に勝利する。
3.ワンマン運転拡大反対―反合・運転保安確立の闘い
①3月16日外房線・太東駅、4月20日内房線・江見駅で発生した乗客がドアに挟まれる事態に踏まえ、ワンマン運転の中止を求める。
②乗客が安全に乗降できる時間を確保するために停車時分の拡大を求める。
③ワンマン運転に関する調査を行い、問題を把握し、団交を申し入れる。
④内房線と地域を守る会、外房線と地域を守る会と連携を強化する。
*内房線と地域を守る会総会 6月27日(日)
*外房線と地域を守る会総会 7月11日(日)
4.1047名解雇撤回に向けて
① 国鉄闘争全国運動・全国集会
*7月4日(日) 13時~千葉市民会館
②1047名解雇撤回行政訴訟
*7月2日(金)11時~東京地裁
③2021年夏季物販を成功させよう!
5.委員会・大会の開催
6月20日(日)第84回動労千葉定期委員会
13時~ DC会館
9月26・27日(日・月)第51回動労千葉定期大会