貨車解体は『人殺し』作業だ!

2618

読み込みエラー:

PDF をダウンロード

国鉄「分割 · 民営化」反対!三里塚二期工事阻止!
貨車解体ば『人殺し』作業だ !!
河野
軍課
務長
.土岐(係長).秋山
勤労 課
係長
の暴言·居直りを許すな!
体作業に配属された助役ですら
りではない。現場責任者として解
との回答であったのだ。そればか
康診断をするんではないですか?」
天下での作業になるので事前に健
別なことではないと思います。炎
か」という質問に対しても、「特
からの「何の ための健康診断なの
何も知らされていず、組合や本人
も幕張や津田沼の現場当局ですら
うことが本人に通知された段階で
しかも事前に健康診断を行うとい
除してしまい、一切を闇のうちに強行したのだ。
「特殊健康診断実施」の項目すら説明資料から削
千葉運行部の場合、より悪質なことには、その
は、当局のピケによって一歩も中に入れない状態
ったのだ。この日、やはり現場を訪れた国労役員
ずに仕事をしていればいいんだ!」とまで言い放
災天下での切断作業。マスクを着けては
いるが、ガスには全く無意味。
現場管理者にも危険を知らせず
土岐にいたっては「お前らは、そんなことを言わ
はそんな論議をする場所ではない」と一切答えず、
たものである。
当か」という質問にも「作業に就きなさい、ここ
いたのか」「鉛中毒の危険性があるというのは本
書かれていたことから調査によって明らかとなっ
は東京で説明資料の中に「特殊健康診断実施」と
らす」というのである。
を百も承知していながら隠しとおしたのだ。これ
当局は強制配転者に鉛健診をするなど、危険性
危険で、多量に吸うと高熱や運動機能低下をもた
ると思われるマンガン·亜鉛などのガスはさらに
喪失·減退などに進む。また、車体に含まれてい
低下·手がきかない·神経細胞がおかされて記憶
い·頭が重たいなどの症状が出はじめ、造血機能
を続けたとして、六カ月ぐらいで貧血·体がだる
直ちに体内に入り、健康体の人が一日八時間労働
「粉じんは鼻などでろ過されやすいが、ガスは
症状をおこす危険があるというのだ。
「何でこんな重要なことを一言も言わずに隠して
実際にこの危険作業に就かされている本人からの
とまで行ったのである。土岐·秋山らは、現場で
る」と暴行をふるい、職場から排除するというこ
要はない。部外者は立入を認めていない、排除す
為など一切していない。そんなことは説明する必
た職制二〇名が土岐·秋山を先頭にして「殺人行
労千葉役員に対して、運行部や現場から動員され
このことについて現場視察に越中島を訪ずれた動
である。
しかも、断じて許せぬことには、七月二九日、
職 場 か ら 排除を 強行
を含んでおり、これが粉じん化、ガス化して中毒
ビ止めのために使われているペイントが大量の鉛
断しスクラップ化する作業である。この貨車のサ
行われている。炎天下、廃車をガスバーナーで溶
貨車解体作業は、千葉運行部の場合、越中島で
がどうして許されるのか、このことの責任は重大
教育も、説明すらも行われていない。こんなこと
段階でも、鉛中毒の危険性については、一切安全
った」と言っているのだ。実際に解体作業に入る
であることも、健診センターに行ってはじめて知
全組合員·家族の強固な団結で組織破壊攻撃を粉砕せよ!
危険を百も承知で強行
「私自身何も知らなかった。健診が特殊健康診断
のである。
さにこれは殺人行為である。これこそがJR当局の真の姿だ。労働者を人間とも思っていない
知のうえで組合はもとより、本人にも一切知らせることもなく隠しとおしていたのである。ま
の恐れのある重大な危険作業であるということが判明した。しかも、当局はこのことを百も承
七月十六日に幕張·習志野電車区から強制配転を強行した「貨車解体」作業が実は、鉛中毒
スト権10%達成で総反撃するぞ
刘動芳千葉
87. 8.
3
3
No. 2618
OC
2
(鉄電)二九三五~六·(公衆)〇四七二(2)七二〇七
千葉市要町二–八(動力車会館)
国鉄千葉動力車労働組合

7/25「赤旗」
(第三種郵便物認可)
線路をつぶし、アスファルトをしいて、廃車解体
作業の準備すすむ武蔵野操車場
している東京都環境
毒物の人体への影響を研究
鉛含有率の高いものばかり。
態で七五%以上含有) などで
有)、『鉛丹』(酸化鉛の状
(いずれ も鉛 分約一〇%含
鉛」「塩基性クロム酸鉛」
めペイントは「シアナミド
があります。
環境科学研究一の防護マスクが必要。
込み、中毒症状を起こす危険
ん化、ガス化して人体に入り
鉛分を含んでおり、鉛が粉じ
られているペイントが大量の
車体にサビ止めのためにぬ
業です。
は、このガスバーナー切断作
スクラップ化します。問題
チレンガスバーナーで切断、
ヤをか けて 横 転させ、アセ
都労委も事情聴取へ
常勤でも可)の配置、作業時
生管理者(常勤)·医師(非
の鉛健診、職場ごとの職場衛
安全法にもとづいて事前事後
当然、解体作業には、労働
とも指摘します。
熱や運動機能低下をもたらす
車体に使われているサビ止|らに危険で、多量に吸うと高
ン、亜鉛などのヒュームはさ
まれていると思われるマンガ
む、といいます。
月ぐらいで、貧血、体がだる
間労働をつづけたとして六カ
いてある場所で、車体にワイ ヒュームは、ただちに体内に
解体作業は、現在廃車を置
鼻などでろ過されやすいが、
(ガス)のうち、パウダーは
遠藤氏はさらに、車体に含
て記憶そう失·減退などに進」
かない、神経細胞がおかされ
:
1
ると、切断の際に発生するパ
所保健部の遠藤立一主任によ
ます
に入ることにしています。
日から事情聴取、審査手続き
対応を会社側に勧告、二十九
は、「廃車解体作業」の慎重
労委に 訴えました。都労委
差別であ ることと 併せて都
員が国労組合員であることは
し入れると同時に、作業者全
十項目にのぼる安全対策を申
員長)は今月九日、会社側に
国労東京地本 (金井末吉委
わかったといいます。
づき、独自に調べて鉛問題が
健康診断実施」とあるのに気
始め、造血機能低下、手がき が配った資料のなかに「特殊
い、頭が重いなどの症状が出 ていません。組合側は会社側
一労)にはいっさいの説明をし
しながら、労働者や組合(国
入り、健康体の人が一日八時」·など作業の危険性を十分承知
ウダー(粉じん)、ヒューム の計画立案以来、倉庫を密封
事前通告者への鉛健診をする
JR
日本
東日本
作業を 見切り発車
E
E
.. ………..
1
険を十分知りながら、組合や労働者にはいっさい説明せ
のあることが本紙の調査でわかりました。会社側は、危
を請負解体する作業で、作業者に「鉛中毒」発生の恐れ
今月末から実施しようとしている清算事業団所有の廃車
東日本旅客鉄道会社(JR東日本、住田正二社長)が
情聴取を開始します。
を開始しています。組合の訴えで都労委は二十九日、事
車解体作業への転勤を発令、二十四日までに一部で作業
ず、十六日付で国労組合員のみ五十九人に、一方的な廃
1
どの解体作業実験をしたり、
した場合、片側開けた場合な
さらに会社側は、五月上旬
て撮影、様子を見る、といい
りを一人配置、各職場を回っ
院で対応するだけ。ビデオ撮
く、医師も配置せず既存の病
るものの、防護マスクもな
ごとに鉛作業主任者は配置す
ところが会社側は、各職場
組合や労働者に説明せず
1
廃車解体で “鉛中毒の恐れ
人を人
も思わぬ当局を絶対に許すな
い」 !! とまで言い放ったという事態である。
すれば不安をかきたてるだけだから、説明はしな
うのは私の判断ではオーバーなんだ。本人に説明
けられてゆきづまると、今度は「危険だなどと言
っている」と、白を黒と言いはり、事実をつきつ
たっては「本人には説明してある。安全教育も行
団交の開催を拒否している。車務課長·河野にい
動労千葉からの団体交渉の申し入れに対しても、
現在千葉運行部は、この鉛中毒問題について、
当局 の居直りを許すな
許すことができない。
いうのか!われわれは、この暴言·暴挙を断じて
いのならばなんでこんなことをする必要があると
であった。自らのやっていることが間違っていな
されていることすら知らないのか!
に関する問題は労働条件に関わる問題であると明記
許すほどわれわれはお人よしではない。
秋山を断じて許さない。
責任を明らかにせよ。われわれは、河野·土岐·
一切を隠しとおして強行したことについて、その
直ちにこの作業を中止し、団交を開催せよ。
も重要な安全問題でのこのような暴言·居直りを
そして、何の具体的な根拠も示さずに「安全だか
ら」と言うのだ。河野よ、労基法上も安全·衛生
労働条件の事実というより、安全衛生の問題だか
でいいと判断している。団交を開くつもりはない。
な措置は講じている。そのことを説明すればそれ
団交開催の申し入れについても河野は、「必要
ら作業はやってもらう」と言いきるのである。最
タイトルとURLをコピーしました