反合・運転保安、組織拡大春闘-第52回定期委員会

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歴史の分岐点-05春闘に起つ動労千葉!
2月20日第52回定期委員会-反合・運転保安、組織拡大春闘

第52回定期委員会が開催され、05春闘の闘いの方針が満場一致で確認された

 第52回定期委員会が、2月20日DC会館において開催され、05春闘にのぞむ闘いの方針を満場一致確認した。
 定期委員会は、議長に幕張支部・吉野委員を選出したあと、冒頭、本部田中委員長があいさつを行い(要旨別掲)、経過報告~暫定予算の提起を一括して行い、質疑応答を通して、05春闘全般の闘う方針を確認した。

主な質疑応答

①、事務の合理化提案に対して、事務分科として緊急に委員会を開催した。△11名という到底許せないことであり、特に館山・木更津は1名になってしまう内容だ。団交を強化して闘っていきたい(事務分科)
②、要員問題について、毎日のように休勤が出ている。見習いをあてにして、1本になるまで操配をしないとまで言われている。許しがたいことだ(銚子)
③、昨日から区長名の掲示があり、通勤途上に支社の課員による声かけ、裏面監査をするという内容が出て、すでに区長に呼ばれている乗務員もいる。乗務停止や配転に直結することであり、安心して仕事が出来ない。撤回を求めたい(津田沼)
④、185系特急列車の、2月10日に発生したパンタグラフの2番目、3番目が吹っ飛んだ事故について、その原因が出されていない。原因究明が必要だと考える(銚子)
⑤、新小岩派出では現在病欠により△1となっており、年休も入らない要員状況となっている。
中越地震によって、定期仕業に臨時列車がつけられるなどという実態もある。こういう行路設定など解消させていきたい。また、差別賃金制度については絶対に阻止していきたい。事故-乗務停止だが、時期によって期間が違うなどということについても無くしていく闘いをつくっていきたい(新小岩)
⑥、05春闘決戦段階にあたって、期間中の行動などについて職場からの闘争をつくっていくために、体制を組んでいくことを含めて検討していきたいと考えている(津田沼)

 以上のような、質疑応答を通して、05春闘を動労千葉として、反合・運転保安確立、組織拡大春闘」として位置づけ、昨年の闘いでついに風穴をこじ開けた強制配転粉砕闘争の第2ラウンドの闘いとして、JR体制の堤防を決壊させるまで前進させること。そして賃金制度の改悪を絶対に許さず、限度を越えた乗務行路の強制、業務外注化攻撃に立ち向かう。シニア制度を撤廃させ定年延長を勝ちとること。「国鉄改革の総決算」とは何よりも1047名闘争に決着をつけることであり、鉄建公団訴訟のもとに1047名の団結を強化し、勝利への展望をこじ開け、JR総連解体-組織拡大の闘いへ全組合員の総決起を勝ちとることだ。われわれの闘いの前には大きな可能性がひらかれている。歴史と時代を変える闘いを自らの手で創造しようではないか!

動き出した「総決算」攻撃に、真っ向から立ち向かう05春闘!大統一行動を実現し組織拡大を職場から全組合員の力で作りあげよう
田中委員長あいさつ要旨

本部田中委員長があいさつ

 本日を期して05春闘勝利へ向けた体制を確立していく、あらゆる意味で歴史の分岐点の春闘であり、いままで蓄積してきた力を発揮できるのかが問われている。
 05年-歴史の分岐点、一言で言えばあらゆる事を総決算する攻撃として激しく動きだしている。これから3年間、05年戦後60年、07年憲法発布60年、教基法や労基法60年となる。憲法改悪への具体的政治日程の進行、日本が本当の意味で戦争のできる国になって、凶暴な牙をむこうとしている。そして、07年は国鉄分・民営化20年であり、昨年の暮れからの国鉄改革以降のすべてを総決算するという攻撃がはじまっている。こうした情勢と真っ向から立ち向かう春闘となる。
 戦争と民営化との対決の春闘となる。定昇廃止を公然と掲げ、「攻めのリストラへとシフトする」などとする経団連の反動的突出、労働者の保護法制の撤廃-労働時間法制や労働契約法制などをターゲットとして、企業の自由にできるようにしろと提言している。民間にゆだねられるものは民間にと政府に迫り、郵政民営化、市場化テスト法という民営化をテストする法律は、社会保険庁、刑務所、自治体等々、民間開放3ヵ年計画とされている。
民営化攻撃が、どれ程労働者の権利を奪い、労組を破壊し、首切りを断行してきたか、根底には出口なき帝国主義の危機がある。
 国鉄分割・民営化を総決算する攻撃が、昨年末から今年にかけて本格的に動き出している。これは分・民以降のすべてを整理し総決算することがはじまったと見なければならない。本質は分・民政策が完全な破綻に直面したということであり、革マルと結託して18年、労務政策の破綻、安全問題の崩壊などがあり、業務改善命令にまで至ったことなど、このまま放置出来ないということ。国家的不当労働行為である1047名闘争にフタをしなければならないなど、あらゆる破綻に直面して、いよいよ総決算攻撃がはじまった。
この攻撃を甘くみてはならない。雌伏20年本当に勝負できる時がきた。国労の和解状況は差別を会社が認めたということであり、JR東労組の最大基盤が崩れるということだ。動労千葉が切り拓いてきた運動-分・民に立ち向かったスト、これなくして1047名の解雇撤回闘争もなかった。われわれは当時、国鉄改革につづくのは、教育改革であり、憲法改悪と言ってきた。ここまで18年間状況を作ってきたものは、分・民阻止闘争にあったと総括できる。
 05春闘での具体的闘いの課題は、①、貨物で検討されている賃金制度改悪攻撃との対決、②、レール破断などに見られる根本的な安全崩壊に対して、反合・運転保安春闘として立ち上がりたい。③、仕業緩和、業務外注化阻止を運転保安の柱としたい。④、強制配転粉砕闘争の第2ラウンドとして、予科生の運転士登用を求め、ヒビの入ったJR結託体制を力で打ち砕きたい。⑤、一体のものとして組織拡大へ向け力を結集していきたい。職場闘争なくして組織拡大はない。05春闘のいちばん大事な闘いも職場から闘いを起こす、全組合員の力を結集したい。
 力関係を変える大統一行動をつくっていくことなくして、戦争と民営化攻撃と対決出来ない。ひとつは「日の丸・君が代」闘争の決定的意義を確認して、共に闘うこと。教基法改悪阻止の闘いは300名の不起立からはじまった。3月卒業式の闘いは05年全体を決めるような情勢を持っている。そして、国際共同行動3・20集会をナショナルセンターの枠を越えたものとして、新たな労働運動の結集軸としたい。

大失業と戦争の時代に通用する新しい世代の動労千葉を創りあげよう!
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