動労総連合第27回定期全国大会を開催(12/9~10)

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1047名闘争勝利!外注化阻止と
組織拡大へ全力で闘う方針決定!

新たに田中委員長体制を確立!

 動労総連合は、12月9日~10日の両日、千葉市・パークサイドホテルにおいて、第27回定期全国大会を開催し、外注化阻止闘争における闘いの成果を確認するとともに、外注化阻止と組織拡大に向けて組織の総力をあげて闘う方針を満場一致で採択した。

職場で闘い、青年労働者の結集を実現しようー君塚委員長
 大会は、石井副委員長の開会あいさつで始まり、議長に渡辺代議員(千葉)を選出して議事が進められた。冒頭、君塚委員長からのあいさつを受けた後、経過報告、労働協約・挙帝締結報告、会計報告、会計監査報告が行われた。さらに、議事に進んで2012年の度運動方針案と予算案が執行部より提起され、その後、質疑応答が行われた。
【質疑で出された主な意見】
◎外注化されたが、作業責任者が全く仕事を把握していない状況だ。マニュアルもJRのときのまま使っている状況だ。(高崎)
◎今年、JR西の中心である大阪で2名の組織拡大を実現した。これからさらにJRを攻めていく。(西日本)
◎外注化から2ヶ月以上過ぎたが、雪害情報が出ていてもMTSは何もしない状況だ。また、雪害対策マニュアルや事故防止マニュアルもない状況で、業務を受託する能力がないことは明白だ。(水戸)
◎今年4月に動労西日本に加入した。若い人の中で「労働組合とは何か」と聞かれる。労働組合とは何かをもっと教えていかないと組織拡大につながらない。(西日本)
◎外注化されていこう、指導も知らない故障が増えている。安全が崩壊する危険を感じる(千葉)
◎賃金格差問題で職場は怒りが溢れている。分割・民営化の構造を変えなければ解決しない。笹子トンネル事故が発生したが、JRでも雨漏れする箇所が多数ある。早急に調査が必要だ。(千葉)
◎千葉ではシニア研修が一方的に指定されるなど問題になっている。(千葉)
◎グループ会社に出向しているが、業務委託ではグレーゾーンが多く、運転などJRで行う業務を押しつけてくる。偽装請負だ。今後組合として取り組みたい。(西日本)
◎運転士をやりたいのになぜライフサイクルにいくのか疑問があった。絶対に行きたくなかった。他の平成採も反対だ。外注化も、組合員を出向に出す組合はおかしい。外注化は何のメリットもない。(水戸)
執行部からの答弁が行われた後、満場一致で12年度方針等が採択され、スト権も100%で確立した。
そして、12年度新役員では、新たに田中康宏委員長体制を確立して、第27回動労総連合定期全国大会は成功裡に終了した。

君塚中央執行委員長あいさつ(要旨)

動労総連合も、分割・民営化以降、25年間よく闘いぬいてきたと実感している。今年は、1047名闘争が「4・9政治解決」を乗り越えて不当労働行為を認めさせるところまできた。不当労働行為であれば採用しかない。国鉄闘争全国運動をさらに広げ、解雇撤回へ全力で闘おう。
10月1日、外注化が強行された。しかし、JRは12年かかってようやく半分外注化できただけだ。外注化は、外注化に協力する労働組合があったからできたことだ。外注化攻撃は、労働組合の立場が問われる闘いだ。民営化ー外注化は労働者を非正規に突き落としてワーキングプアを生み出してる。さらに安全の崩壊をもたらすことは明らかだ。昨年3月10日の成田線脱線事故は、貨車に欠陥があったことと、線路に変位が会ったことが原因だった。分割・民営化と外注化が事故の原因だ。
この間、千葉、水戸、西日本で組織拡大した。この闘いをさらに前進させなければならない。今、闘う組合が少なくなっている中で、動労総連合の闘う方針が輝く時代が来ている。職場で闘いを進める中で、青年労働者の結集を実現させよう。

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