乗務員への不当配転弾劾!
乗務員を駅に出して管理者が乗務? ふざけるな!
鉄道が始まって以来の事態
2月のジョブローテーションにより駅への配転者が続出している。千葉支社での乗務員の2月異動のほとんどが駅への異動だ。しかも、ライフサイクルとは違い、基本的に「片道切符」の異動だ。
3月ダイ改で会社は、内房線・外房線・鹿島線でのワンマン運転拡大を行おうとしている。そうなれば車掌の要員はさらに削減され、ジョブローテーション発動にもつながる。
運転士や車掌が自らの希望とは関係なく、次々に駅に放り出されていく。こんなことは鉄道の歴史が始まって以来初めてのことだ。職場では、いつ、どこに配転されてしまうのかという不安や怒りが渦巻いている。
その一方で、会社は管理者等による一般行路への乗務を行うと提案している。本来の運転士や車掌を駅に放り出しておいて、管理者に乗務させる? こんな話が許されていいはずがない! 現場の乗務員を侮辱するにもほどがある! 乗務員の仕事を、鉄道業務をなめるな!
黙っているわけにはいかない
東労組は「反対ではなく施策をつくる」といってジョブローテーションを容認した。現場に怒りはあっても、声を上げることも諦めさせられている現実がある。
だが、黙っているわけにはいかない。この攻撃はここで終わるものではないからだ。何の反対もなければ、攻撃は次々にエスカレートするからだ。
今回の異動は、基本的にJR直営駅へのものだ。だが、会社はすでに鉄道の現業部門はJR本体に全く残さず、すべて別会社化する構想を打ち出している。次の段階では、「ジョブローテーションで異動=出向・転籍」という攻撃になることは間違いない。そして、乗務員勤務制度改悪で「輸送サービススタッフ」と打ち出したように、乗務員を単なる「保安要員」にして雇用と権利を根本から打ち砕こうと狙っているのだ。
団結して共に声をあげよう
そもそもジョブローテーションは、運転士・車掌の職名まで廃止し、「最大10年で異動」「試験を廃止し、誰を乗務員にするかも管理者の一存」というものだ。〝管理者にゴマをすって会社の言いなりになれ〟〝10年で出世できなければ、出向・転籍だ〟という攻撃だ。
こんな制度を容認しておけば、不安に駆られて管理者へのごますり競争になる。そんな職場にしてはならない。
不安を抱え、怒りを持つ仲間に訴える。団結して声をあげよう。それこそが攻撃を打ち破る力だ。自らと仲間の雇用と権利、鉄道の安全を守る道だ。動労千葉は断固として反対を貫き闘う。すべての仲間はともに闘いにたちあがろう。