大量退職が本格的に始まる状況の中で動労千葉は、外周地域へのエルダーの働く場の確保に全力をあげてきた。この間、千葉支社は、エルダーの外周地域への配置については、「CTSから、エルダーを配置する勤務種別がない旨の回答があった」などとして、外周地域へのエルダーの配置を拒否している。
しかし、木更津をはじめCTSの各事業所では求人募集が常時行われている状況だ。
こうしたことから動労千葉は、8月30日、外周地域へのエルダーの配置を求めてCTSとの団体交渉を行った。
外周地域では、常時、要員募集を行っている状況だ!
団体交渉においてCTSは、この間、木更津事業所への配置をめぐる問題で配置できなかったことについては一定の謝罪をした後、外周地域へのエルダーの配置の考え方について、次のとおりの回答を行ってきた。
組合 エルダーの外周地域への配置についてどのように考えているのか。
外周地域については、常時、要員を募集している現状がある。今後、少子化が進めば、要員確保も厳しくなる。しかもCTSでは、昨年、160人採用して、160人が退職している。エルダーが入れば、5年間は働くことが前提だ。CTSとしてもこうした現状を無視できないはずだ。
CTS 外周地域へのエルダーの配置を拒否しているわけではない。外周地域の事業所の内、館山、鴨川、一ノ宮、銚子については、フルタイムで働く作業ダイヤは主任など一部で、あとはパート等であり、エルダーを入れるフルタイムのダイヤがないため、現状では入れることができない。
一方、木更津と成田については、以前もエルダーがいた実績があり、フルタイムの作業ダイヤもあるので、エルダーを配置できると考えている。あとは、タイミングの問題だと考えている。
組合 来年度のエルダーについて、木更津や成田の希望があった場合、JRからの要請に基づいて調整を行うということでいいのか。
CTS JRからの要請があれば調整する。
JRからの要請があれば、エルダーの配置を検討する!
今回のCTSとの団体交渉により、木更津と成田については、エルダーを配置できる条件があることが明らかとなった。
今後、CTSの回答に踏まえ、来年度退職者の希望に踏まえて木更津、成田へのエルダーの配置に向けて全力で闘いぬかなければならない。
また、館山、鴨川、一ノ宮、銚子の各事業所についても、CTSはエルダーを配置できる作業ダイヤがないと回答しているが、JR側が一定の負担を持てばエルダーを配置できるはずだ。
JRに要求し、外周地域でのエルダーの働く場の確保に向けて全力で闘いぬこう。
当面するスケジュール
◎第17期労働学校 第6回講座
日 時 9月16日(土)13時~
場 所 千葉市・DC会館
内 容 「社会主義とはどういう社会か」
講師 鎌倉孝夫氏(埼玉大教授)
*各支部からの出席をお願いします。
◎改憲・労働法制改悪反対!
9・30千葉集会
日 時 9月30日(土)18時~
場 所 千葉市・DC会館
内 容 根津公子さん(元教員、日の丸・君が代処分撤回闘争当該)
その他、発言者有り
呼びかけ 動労千葉/ちば合同労組
*千葉における労働運動の再生に向けて成功をかちとろう!