賃金に関するミス相次ぐ

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外注化による「会社の根幹からの崩壊」だ!

8月19日、動労総連合はこの間相次いで発生した賃金に関するミスについて、JR東日本本社との団体交渉を行った。

2ヶ月連続で賃金ミス発覚

今年4月、組合員のストライキに関する賃金減額が行われないというミスが発生した。

また、5月には別の組合員が本来支給されるはずの高齢者雇用継続給付金が支給されなかった。給付金の算定基準となる5月の賃金額が「約1万2千円」というあり得ない金額でハローワークへの申告が行われていたことが明らかになった。

わずかな期間で、動労千葉組合員だけでこれほどのミスが発生している。

しかも、これらの賃金に関するミスは、組合員が自分で賃金を確認し、その誤りを指摘したことで初めて明らかになった。昨年もストライキに対する賃金減額計算でミスがあったが、これも組合員からの指摘で明らかになっている。組合員からの指摘がなければ、ミスがあったことさえ明らかにならなかったということだ。

JR東日本全体でいえば、どれほどのミスがあふれているかも分からない。「労働者の側が調べなければ、賃金額が正しいかどうかすら分からない」という信じがたい現実がJR東日本にあるということだ。会社としての土台、根幹が崩壊しているのだ。

すべての外注化を撤回しろ

JRは、賃金という、会社としての「基本中の基本」さえまともに行えなくなっている。それで多くの乗客の命を預かる鉄道を運営する資格があるのかというレベルの問題だ。

賃金関係はパーソネルサービスに丸ごと外注化されている。業務を丸ごと外注化した結果が、この崩壊的な現実だ。しかし、会社はあくまでも外注化を継続し、「効率的な業務執行体制の構築」を目指すと回答した。

外注化の矛盾は、すでに度重なる重大事故や不祥事の続発という形で明らかになっている。それでもなお、会社は支社廃止―事業本部化という組織大再編攻撃を強行した。こんな事を進めれば矛盾がさらに拡大し、爆発していくことは明らかだ。

職場の仲間を守るためにも鉄道の安全を守るためにも、会社の好き勝手を許すわけにはいかない。

すべての外注化を今すぐ撤回しろ! 全ての業務と労働者をJRに戻せ! 組織再編―人事・賃金制度改悪やめろ!

すべての仲間は動労千葉に結集し、ともに闘おう。

【JR東日本本社への申し入れ(7/29)】

  1.  この間、賃金に関するミスが立て続けに発生していることに関して、何故このような事態が発生しているのか、その詳細を明らかにすること。
    (1)2026年4月 千葉支社における争議行為に関する賃金減額の件。
    (2)2026年5月 千葉支社における高齢者雇用継続給付金不支給の件。
  2. こうした事態は、業務の外注化が原因であると考えることから、全ての業務と労働者をJRに戻し、本体における業務として取り扱うこと。

【会社回答要旨(8/19)】

◯4月分の賃金で3月ストの減額が行われていなかった件

  • 勤務実績の確認において事務手続き上の誤りがあった。
  • CTSが勤務管理を行っており、CTSで整理・確認の後、その情報をBPO(事務センター)に送ることになる。
  • この件は田端にある東京事務センターで手続きが行われた。
  • 超過勤務部分と、減額部分に分けて確認することになっているが、減額の確認が十分ではなかった。
  • 出向者であっても賃金に関する実務の重要性に差異はない。

◯5月分の高齢者雇用継続給付金が不支給になった件

  • 高齢者雇用継続給付金に関する事務手続きで誤りがあった。
  • 高齢者雇用継続給付金は、60歳到達時の賃金とエルダー雇用の賃金の差が75%以下になった場合、その減額率に応じてエルダーが受け取る賃金の最大15%をハローワークが支払うという制度だ。
  • 賃金に関しては、新潟の事務センターで社会保険関係のデータを扱い、千葉の事務センターで支払う賃金のデータを扱っている。今回は千葉の事務センターにおいてミスがあった。
  • ハローワークに提出するデータには、本来、ストライキで減額した後の賃金額を入れるはずだったが、減額分の金額を入れてしまった。
  • ハローワークはJRから送られた誤ったデータで判断し、高齢者雇用継続給付金が不支給になってしまった。
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