65歳以降雇用延長11/26千葉地裁闘争 / CTS 契約社員・パート社員時給を30円引き上げ

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65歳以降雇用延長11/26千葉地裁闘争

動労千葉排除の雇用拒否ゆるすな!
ただちに希望者全員の雇用延長を

12月8日、65歳以降の雇用延長拒否・動労千葉排除をめぐる千葉地裁闘争(第2次訴訟)を闘った。裁判では組合側から「65歳以降も希望すれば雇用されるという労使慣行があったこと」「CTSは明らかに要員不足であること」「再雇用拒否は動労千葉排除の不当労働行為であること」を主張した。

JR・CTSはウソをつくな!

そもそもCTSでは、65歳以降も希望者は雇用を延長されてきた。それをJR・CTSは70歳までの雇用の努力義務が法制化される中で拒否し始めたのだ。

JR・CTSは「要員は不足していない」「若手採用を優先している」などと主張している。だが、どちらも完全なウソだ。

コロナ禍の収束後、CTSはハローワークで「欠員補充」の求人を出し続け、募集人数は常に10数人規模だ。そもそもCTS自身が団交で「努力して採用しているが、すぐ辞めてしまう」「若手の採用を増やしたくても、実際に採用される年代は平均55歳」と回答している。その中で、JRのエルダー出身者は1人も雇わないという不当な対応を21年以降一貫して続けているのだ。

さらに、JR東は来年度から65歳以上の再雇用制度「セカンドキャリアスタッフ制度」を開始する。その目的は、「経験やスキルを活かすため」とされている。しかし、CTSは制度新設が決まっているのに、その趣旨と矛盾する対応をし続けている。動労千葉排除の目的があるとしか考えられない。

JR・CTSによる不当労働行為

これはJR・CTSが一体となった不当労働行為そのものだ。千葉支社はセカンドキャリア制度の対象者への面談で「仕業・構内はCTSが募集していない」といい、CTSの運転業務を希望した組合員全員について、本人希望を拒否しようとしている。

「経験やスキルを活かす」という点では、現在の職場、業務が基本になるのが当然だ。そもそも何の技術力もないCTSに検修業務を外注化し、JR出向者で業務を行わせるようにしたのはJRだ。今もJR出向者抜きに業務は回らない。外注化を撤回し、JRで65歳以降も雇用の場を確保するべきなのだ。

また、清掃業務について徹底したコスト削減を強制しているのもJRだ。CTSはその矛盾を要員削減と超低賃金という形で現場に押し付けている。その結果、清掃職場では1年前と比べてさえ全体で34人も要員が減少(10月1日時点)している。エルダー社員が退職していくのに、補充もしなければ、雇用延長もさせない。その中で、現場にはものすごい労働強化が強制されているのだ。

雇用延長かちとるまで闘おう

JRがCTSにやっていることは下請法違反の「買いたたき」そのものだ。問題化しないのは、CTSの幹部がすべてJRからの出向者と天下りだからだ。JRとCTSの天下り幹部が結託して、現場に矛盾と負担をしわ寄せする構造を作っている。そして、いまだに動労千葉排除の雇用延長拒否を続けている。絶対に許すことはできない!

JR・CTSは希望者全員の雇用延長をただちに行え! 動労千葉排除のための雇用延長拒否を絶対に許さず、職場闘争と一体で裁判闘争勝利まで断固闘いぬこう。

CTS 契約社員・パート社員時給を30円引き上げ

▼契約、パート社員の募集時給(12/1以降)

千葉エリア(千葉事業所以西の県内) 1200円
木更津、成田、一ノ宮 1190円
館山、銚子、鴨川 1180円

CTSは12月1日付で、契約社員・パート社員の時給を30円引き上げた。これで、今年度は、4月新賃金で30円、10月1日付で30円、合計で90円の引き上げとなる。

組合無視をやめろ!

これで、千葉エリアの時給は1200円になった。しかし、組合要求の時給2000円には程遠い水準であり、この物価高の中で、とても独立して生計をたてていける金額ではない。

しかも、組合との賃金交渉とは関係なく、一方的に時給引き上げを決めるやり方は組合無視の姿勢そのものだ。

26春闘で、さらに抜本的な賃金引き上げを勝ち取ろう。

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