■社員 2・55カ月
※年間支給額( 5.00カ月) で昨年比0・05カ月分増。平均支給額、58万円弱。
■契約社員(月100時間以上)・6カ月未満 無し
・6ケ月未満 なし
・6カ月~1年未満 4万円 + 一時金4万円
・1年~3年未満 5万円 + 一時金4万円
・3年~5年未満 7万円 + 一時金4万円
・5年以上~ 12 万円 + 一時金4万円
※手当と一時金は昨年とまったく同額。
※パート社員(月100 時以上)は手当は同額、一時金が3万円
■支払日: 12 月10 日(水)以降、準備でき次第
契約・パートは同額、物価高騰で実質減額!
CTSは11月25日、今年度の年末手当について回答を行った。
正社員・嘱託は2・55カ月(前年比0・05か月増)、契約社員・パート社員については昨年とまったく同額の回答だ。
この数年来、すさまじい物価高騰が続いているのに、組合要求(基本賃金の3・8カ月分支給)からほど遠く、契約・パートについては物価上昇との関係で昨年より目減り=実質減額となる許しがたい低額回答だ。
格差是正についてゼロ回答に終始
動労千葉は契約・パート社員に支給を求めたが、大きな支給格差を固定化するどころか、社員は増額回答なのに契約・パートは現状維持!
ますます正規・非正規の格差を拡大する許しがたい対応を行った。
さらに、住宅手当やガソリン代の支給基準改善、65歳での賃金引き下げの取りやめ、65歳以降のエルダー雇用延長等の労働条件改善を強く求めたが、CTSはゼロ回答に終始した。
「最低限の人間的生活ができる賃金を」
これに先立ち動労千葉は11月20日、CTSと団体交渉を行った。
組合からは、物価高騰の中で「労働者とその家族が、最低限の人間的生活を営むために必要な金額を基準に支給を」と強く求め、物価高騰対策の特別手当として全社員に一律10万円の支給を求めた。
会社は、2025年度前期で赤字決算を脱して黒字決算を計上したにもかかわらず「引き続き厳しい状況だ」とふざけきった対応に終始した。赤字でも賃金抑制、黒字になっても支給を増やさないなら、いつ賃上げを行うというのか。
また社員数が、10月1日現在で722人で、1年前に比べて全体で34人も減少していることも明らかになった。
エルダー社員が退職しても補充しない、雇用延長もしない、その中で、現場はものすごい労働強化になっていることが示された。
組合からは「最低賃金もあがり、人件費が社会的に上がっているのだから、その賃金原資をJR東日本に要求するのは当然だ。抜本的に賃金を引き上げなければ、募集をかけてもCTSに人が来るわけがない」と強く批判した。
正社員で最賃割れ! 調整額支給で穴埋
また、団体交渉での議論の中で、正社員においても10月からの最低賃金引上げによって、時間あたりの賃金が最低賃金を割り込む社員がいることが明らかになった。
※ 月額基本賃金を月160時間で割った1時間あたりの賃金が千葉県最低賃金1140円を下回っている事例。
組合からの指摘に会社側は「会社も認識している。不足している分は調整額を支給している」と回答した。ありえない事態だ。
まさに、CTSにおける抜本的な賃金引上げが必要なことは明らかだ。
◇ ◇ ◇
この職場で今後も働き続けることのできる賃金、生活できるだけの賃金を獲得するためには団結して会社と闘う以外にない。
CTSで働くすべての仲間は、今こそ動労千葉に加入し、ともに闘おう!


