3月ダイ改・鴨川派出廃止阻止! 千葉機関区廃止・派出化粉砕! 久留里線廃線計画撤廃!
ストライキを構えて闘おう!
新賃金要求
【JR東・貨物共通】
- 2025年4月1日以降の基準内賃金を6万円の原資をもって引き上げること。(生活向上分4万円、物価上昇分2万円)
※JR東:エルダー組合員及びグリーンスタッフの基本賃金を、社員と同様に引き上げること。 - 配分に関しては、基本給を重点に行うこと。
【CTS新賃金要求】
- 2025年4月1日以降の基準内賃金を5万円の原資をもって引き上げること。
- 契約社員・パート社員については、ただちに時給を一律1500円に引き上げること。
動労千葉・動労総連合は、25年4月1日以降の新賃金及び労働条件改善に関する申し入れを2月21日にJR東、貨物に対して、25日にCTSに対して行った。
また、JR東に対して夏季手当についての申し入れ(3・7ヶ月分+10万円を要求)を行った。
約8割が「生活費不足」
総連合の全組合員を対象にしたアンケート、CTSでの職場アンケートでは、大幅賃上げ待ったなしの切実な状況が明らかになっている。
とくにCTSで働く労働者については、回答者の約78%が生活費が「ときどき不足」「いつも不足」と回答している。不足する生活費の補填は「生活費を切り詰める」「期末手当で補填」「家族からの援助」という回答が多数だ。生活費をギリギリまで切り詰めて期末手当で何とか穴埋めするという現状が浮き彫りになっている。
「大変生活が厳しい」「物価上昇が止まらず、負担が増えるばかり」「同世代平均年収よりはるかに下」「JRのコストカットを受け入れるばかりでは未来はない」「賃金は上がりません、要員は減らします、経費削減では無策すぎる」「実質賃金がだだ下がりで怒りしかわかない」
アンケートは、怒りと切実な声、大幅賃上げや手当の増額、ベースアップを求める声であふれている。
闘って賃上げかちとろう
昨年の新賃金回答では、社員が年齢給3千円加算、契約社員・パート社員は時給30円加算に過ぎない。明らかに物価上昇を下回っており、実質的な賃下げそのものだ。
JR東がCTSをはじめグループ会社にやっていることは下請法違反の「買いたたき」そのものだ。問題化しないのは、CTSの幹部がすべてJRからの出向者と天下りだからだ。JRとCTSの天下り幹部が結託して、現場に矛盾と負担をしわ寄せする構造を作っているのだ。許すことは到底できない!
この構造をぶっ飛ばす怒りの声と闘いが必要だ。闘わなければ生きていけない時代だ。一人ひとりが現場から声を上げ、大幅賃上げをかちとろう。すべての仲間は動労千葉に加入し、25春闘をともに闘おう!
労働条件改善に関する主な要求
【JR東】
◯定期昇給については、2021年に昇給係数「2」を削減したことから、昇給係数「4+2」で「6」とすること。
◯第2基本給を廃止すること。
◯賃金の大幅な引き下げとなる「人事・賃金制度」を撤廃すること。
◯昇進制度について、「勤続35年」で「主任職2等級」まで昇進・昇格できる基準昇進制度とすること。
◯定年を延長するとともに、エルダー社員制度を廃止し、改正高齢者雇用安定法の施行に踏まえ70歳まで働くことができる労働条件の確立を図ること。
◯諸制度の改善要求
【JR貨物】
◯期末手当の大幅削減など、この間の賃金抑制策により、社員の生活条件が悪化の一途をたどっている状況にふまえ、「生活改善一時金」として、別途年度内に一律30万円(55歳以上の社員については一律40万円)を支払うこと。
◯賃金の大幅な引き下げとなる「人事・賃金制度」を撤廃し、従前の制度とすること。
◯定年を延長するとともに、シニア社員制度を廃止し、改正高齢者雇用安定法の施行に踏まえ70歳まで働き続けることができる労働条件を確立すること。
◯諸制度の改善要求
【CTS】
◯全社員に住宅手当が支給されるように適用条件を改正すること。支給上限額を引き上げること。
◯希望者全員を正社員に登用すること。
◯契約・パート社員について以下の施策を実施すること。
◯年間休日数をJRと同様の年間114日とすること。契約社員については月給制に戻した上で年間休日を114日とすること。
◯同一労働同一賃金の観点から65歳以降(シニア契約社員・シニアパート社員)の賃金引き下げをとりやめること。
◯高齢者雇用安定法の定め、および昨年の就業規則改訂で70歳までの雇用が条文化されたことをふまえ、エルダー出向者についても70歳までの雇用を行うこと。
◯退職者が出た事業所では、新規募集を行うか、65歳以降の雇用延長などで必ず要員補充を行うこと。JR東日本が実施している「高年齢者求人・求職情報提供サービス」にCTSとして募集登録を行うこと。
◯ポリッシャー作業手当を復活させること。嘔吐物処理やトイレ清掃作業に作業手当を支給すること。高所作業である外板清掃担当に作業手当・危険手当を支給すること。
◯CTSの進める「多能工化」にともない、資格を取得したり、新しく仕事を覚えたのに会社が指定する担務によっては賃金が減少する事態がおきている。運転車両における作業手当の新設・増額、資格手当の支給等の施策を実施すること。
◯ガソリン代が高騰を続けていることから実勢に見合った水準に支給基準を見直すこと。