CTS 25 春闘の課題— 大幅賃上げ獲得! 組織拡大!

9524

■鴨川派出廃止絶対反対!

昨年末、CTSは鴨川検査派出を3月ダイ改をもって廃止すると提案してきた。
〈コスト優先・安全切り捨てだ〉エルダー社員の働く場、CTSプロパーの働く場・腕を磨く場を奪う重大な攻撃だ。
検査派出は、車両故障や獣害、輸送障害が発生したときに真っ先に駆けつける安全運行の拠点だ。
「定型業務があれば残す。無ければ廃止してよい」というものでは断じてない。
これまでに、錦糸町(06年)、館山(10年)、成田(12年)、銚子(22年)、一ノ宮( 24 年)の派出が相次いで廃止されてきた。JR本体でも昨年
10月から千葉派出、西船橋派出の業務を本区と「融合化」し、昼間の常駐体制を廃止した。
まさに、コスト優先、安全切り捨ての姿勢は鮮明だ。春闘第1の課題として「鴨川派出廃止絶対反対!」を掲げて闘おう。

■CTSは初の赤字決算
大幅賃上げは待ったなしだ!

第2の課題は言うまでもなく、大幅賃上げの獲得だ。
JR東日本は、コロナ禍を口実に、グループ会社に「5年で10%のコスト削減」をおしつけてきた。
さらに昨年4月、グループ会社再編で一方的にコインロッカー事業を移管・集約し、CTSでは年間1億円もの利益が奪われた。
その結果、CTSは24年度上半期、初の赤字決算(▲3800万円)に転落。この物価高の中で24年の年末手当は、コロナ前に回復するどころか、昨年比で減額という、あり得ない回答を強行した。
〈矛盾を現場に押し付けるな〉 JR東日本は膨大な黒字を積み上げている。2月3日に発表された4~12月連結決算では、純利益が2166億円、鉄道運輸収入は6%増、コロナ禍前の95%に回復し、駅ナカやホテルも好調と報じられている。
にも関わらず、グループ会社へのコストカット分は戻そうともせず、意図的に赤字決算に突き落とし、その矛盾のすべては賃金抑制、ボーナス減額、要員不足=労働強化として現場に押し付けられている。JR東日本は、グループ会社に矛盾を押しつけ、そこでの低賃金労働・労働強化を条件に黒字を積み上げているのだ。

■アンケートの賃上げ要求は4万5千円

春闘アンケートでは、運転・清掃をあわせても手取りの平均は17
万3千円にすぎない。清掃の平均手取り額は約16万5千円、日勤
だけでは15万円に満たない。これでは今の物価高の中で、自立して
一人暮らしすることすら難しい賃金水準と言わざるをえない。
回答者の78%が「不足」と解答しており、賃上げ希望額の平均は
約4万5千円だった。

 〈時給をあげて人を入れろ〉
春闘の第3の課題は「時給をあげて人を入れろ! エルダー社員の雇用延長を行え」だ。コロナ禍以降のコストカットで乾いたぞうきんを絞るように要員削減、業務縮小が進められた。それでもあらゆる事業所で要員が足りていない。1月の団交でCTSは、千葉以西の全事業所で「常時募集」を行っていると回答している。それでも、現在の時給水準では募集も減っており、必要な要員を確保できていない。当たり前の話だ。
大幅賃上げの闘いと、要員要求は表裏一体の問題だ。必要な要員要求、エルダーの雇用延長を改めて強く求めていきたい。

 動労千葉に加入し、ともに春闘を闘おう

コロナ禍においては「業績悪化」を理由に減額! 業績が回復しても「将来の見通しは厳しい」からと減額! これが、JR東日本のグループ会社にたいするやり方だ。下請けに不当極まる「罰金」を取り立て、下請法違反に問われ
ている日本郵政と、やっていることは同じだ。
黙っていたらCTSに将来展望などない。団結して闘うことなしに、まともに生活していくことすらできない時代が到来している。CTSで働くすべての仲間は動労千葉に結集し25春闘をともに闘おう!

タイトルとURLをコピーしました