日米首脳会談で木更津オスプレイはどう変わるか
米軍高官がオスプレイの欠陥を明言
米海軍航空システム司令部のカール・チェビ司令官は12日、下院監視・説明責任委員会小委員会の公聴会で、輸送機オスプレイの全面的な任務再開が来年半ば以降になるとの見通しを示した。「安全に影響する可能性がある問題に十分に対処するまで無制限の飛行運用には戻さない」と証言した。
オスプレイは過去2年半に事故で4機が失われ、米兵20人が死亡したと説明。オスプレイの事故による死者数の合計は64人、けが人は93人に上るとした。オスプレイの包括的調査を実施中で、結論を得るまでに6~9カ月かかると語った。
屋久島沖での事故について「初めて見るひどい機材の不具合」と表現したが、詳細は明かさなかった。(「共同通信」6月13日)
ポイントをまとめると…
・オスプレイは誰が見ても明らかな「欠陥機」である。昨年11月29日の重大事故の当事機であるCV-22がまったく動けないことがそれを証明している。
・欠陥機であるにもかかわらず使い続けようとするのは、単純にアメリカの「軍事利権」のためである。
・陸上自衛隊のオスプレイV-22はもはや完全な「お荷物」となっている。使い勝手の良いCH-47チヌークの大量導入の意味を確認すべき。