日本に鉄道が開通してから、152年になります。その鉄道とともに「街」ができ、人びとが暮らしはじめました。このように、日本の近代化の基本をなしたのは、公共事業の鉄道であることは誰も否定できない事実です。
しかし国交省、JR各社は1987年の国鉄分割・民営化の「36年間の検証」もせずに、ただ「赤字だから」という理由で、再構築協議会で廃線の検討をはじめました。これが「街」を衰退させ、地域住民の足を奪うことになることは明らかです。わたしたちは当面、千葉県の久留里線の廃線を阻止していきたいと思います。
以下に「久留里線と地域を守る会」の報告（要旨）を載せます。
———————————————————————–
2023年3月26日、千葉県君津市上総公民館で開催された「久留里線と地域を守る会」が結成総会は80名の参加のもと盛会に開催されました。その後の集会でも140名以上が結集し、久留里線の存続を求める署名が現在6000筆以上集まり、君津市、JR東日本千葉支社に提出しました。このような運動の効果もあって、君津市では地域住民の意向を無視できなくなっています。
さらにJR東日本管内で、再構築協議会に廃線の対象としてあがっている米坂線においても昨年11月26日に「米坂線の早期復旧と地域活性化を考える会」が結成され、廃線反対の動きが拡大する動きも見られます。
このようななかで、久留里線の存続を勝ち取るために、全国から廃線阻止の署名を集中して下さることをお願いします。
そしてJR廃線反対の動きを全国に拡大して行きたいと思います。みなさんのご協力をお願いいたします。
１．JR久留里線を「赤字路線」を口実に廃止する計画をただちに撤回すること。
２．日本に住むすべての人びとの共有財産であるローカル線の廃止をやめること。
【呼びかけ人】
代表 角田義一（元参議院副議長）
倉林 誠（国労高崎地本委員長）
田中康宏（動労千葉元委員長）
二瓶久勝（元国鉄闘争共闘会議議長）
小林春彦（国労千葉地本元委員長）
署名締切：（第1次）2024年3月31日
署名集約先：国労高崎地本
〒370-0846 群馬県高崎市下和田町5－4－3
誓約：この署名は、上記の目的以外には使用いたしません。
