管理職(副区長)の増員をテコにした 幕張支部破壊攻撃を絶対許すな!
04春闘で培った団結力で反撃しよう
JR千葉支社は、4月1日までに、各現場も含めた管理職の異動を実施した。 この中で特に注目すべきところは、幕張電車区の「区長交代」と「副区長2名体制」という点だ。新区長には松戸電車区の区長が、もう一人の副区長は千葉支社からの送り込みだ。これは、明らかにこの間動労千葉が幕張電車区において闘いぬき、職場での力関係を維持してきたことに対する切り崩し=組織破壊を狙った攻撃の一環として行われてきたことは明白である。
職場の労働者は半減、管理職は増強
幕張電車区をめぐる管理職の配置については、その時々の状況によって大きく異なることは別表のとおりだ。 1981年当時、幕張電車区は管理職も含めて役400名、その内管理者は15名だった。しかし、分割・民営化に伴って職員が半減する状況の中で、管理職だけは増強された。88年で16名、90年では17名となっている。これは、清算事業団3年間の期限切目前となった中で、動労千葉や国労が解雇撤回の闘いに立ち上がったことに対する対策として強化されたものだ。 その後、98年までは合理化に伴う要員削減等によって管理職も減らさざるを得なくなっていた。しかし、2000年から導入されたシニア制度や、それと同時に導入しようとした検修・構内業務の外注化に対して幕張支部を先頭にした闘いが外注化を阻止してしまったことに対する対策として改めて01年で16名へと管理職の増強を行っている。 現場では、新保全体系導入による車両検査周期の大幅な延伸と検査体制の大幅な変更=要員削減、高齢者の退職等に伴う構内の需給の逼迫という状況の中で、電車区全体の要員は国鉄当時の半分以下、分割・民営化直後には約230名だった労働者が現在では160名、70名も削減されている。しかしそれでもも管理職は増強することはあっても、要員数に比例して減らすなどということは全く行ってこなかった。逆に、動労千葉の団結力を破壊するためにその時々の状況に応じて増強するというものだった。 そして、今回の異動では、これまでにないやり方に出てきた。それが「副区長2名体制」だ。幕張電車区では、これまでも一般の助役の増減はあったが、副区長2名は初めてだ。 01年末には繁沢副委員長、長田組織部長を強制配転したにもかかわらず幕張支部の団結は強化されてしまった。そして04春闘における三波・50日間の闘いの中で、分割・民営化以降初めて突破口を切りひらくという闘いの成果と、団結がさらに強化されるという状況の中で、これを何とかして破壊したい、という会社側の思惑が今回の異動で現れたということだ。 しかし、これは会社側の焦りのあらわれだ。矛盾は会社側にある。職場での原則的な闘いを徹底的に闘えば絶対にこの体制は粉砕できる。 幕張支部を先頭にして、全支部がJR体制と改めて闘う体制を強化しよう!幕張支部破壊攻撃に対して団結を強化して反撃しよう!
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