JR・CTSの責任のがれ許さない
エルダー退職者の雇用延長を行え!
8月25日、65歳以降の雇用延長拒否・職場からの動労千葉排除をめぐる千葉県労働委員会の第3回調査が開催された。
今回も、動労千葉側と、双方から書面の提出と確認で終了し、当事者の証言等にはまだ進んでいない。
JR東日本とCTSはどちらも、自分たちには「(エルダー退職者を)65歳以降も雇用する責任はない」「65歳以降に雇うかどうかは会社の自由だ」と責任逃れに終始している。
しかも、これまで雇用延長を希望するエルダー社員は、基本的に自職場で65歳以降も働き続けてきた(職場の誰もが知っていることだ!)にもかかわらずJRとCTSは「そんな慣行はない」と強弁し続けている。
また、70歳までの雇用延長について努力義務が法制化されたのに、なんの「努力」もせず責任を放棄し続けている。JR側は「求人求職情報サービスを見て応募してくれ」と言うだけで、CTSはそのサービスへの登録を拒否している。雇用延長の「制度」としても成り立っていない。
エルダー社員は、一部のJR本体雇用者を除いて、大半はCTSやJESS(JR東日本ステーションサービス)などに出向して働いている。JR東日本という会社が、65歳以降の雇用の場を確保するとすれば、CTSやJESSにおいて働く場を保証するのが当然なのだ。
CTSは新規募集を開始!
だったらエルダー退職者を雇え
この間、CTS清掃職場での要員ひっぱくをめぐる団交で、要員不足から千葉・稲毛・西船橋・錦糸町・木更津等の各事業所で新規募集を始めていることが明らかとなった。
だったら、エルダー退職者を雇えという話だ。
昨年からの団交で、CTSは「経営状態が良くなれば、CTSも求人求職情報サービスにエントリーする」と回答してきた。にもかかわらず現在も「当面、エントリーするつもりはない」と回答(9月9日団交)しており、あまりに不誠実だ。
JESSや水戸では雇用延長
CTSだけがエルダーを排除!
昨年来、JESSでは多くの営業職場でエルダー退職者の雇用延長を行っている。
水戸鉄道サービス(MTS)では、土浦・水戸・勝田の各事業所で雇用延長希望者を「求人求職情報サービス」を通じて募集している。
かたくなに、エルダー退職者の雇用延長を拒否し続けているのは実はCTSだけなのだ! JR東日本とCTSによる雇用延長拒否の狙いが、動労千葉の職場からの排除にあることが、ますます浮き彫りになってきている。
職場での闘い、団交、労働委員会、千葉地裁での闘いを一体で取り組み、勝利への突破口を切り開こう。
●スケジュール
○次回の裁判
10月17日(月)11時~
千葉地裁601号法廷
○次回の労働委員会
10月3日(月)10時30分
千葉県労働委員会