「組合の誤解を招く回答だった」?!ふざけるな! CTSはウソの団交回答を謝罪しろ!

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ただちに65歳以降の雇用延長を行え!

65歳以降の雇用延長をめぐるCTSとの団体交渉が、3月以降ずっと「中断」したままという異常な状態が継続している。CTSの不誠実極まりない対応について経過を報告する。

CTS本社抗議行動(4月7日)

管理者だけこっそり雇用延長!

CTSではこれまで、65歳を迎えて出向期間を満了したエルダー社員が希望すれば、当たり前のようにCTSの同職場で雇用延長されてきた。しかしJRーCTSは、法律で65歳以降の雇用機会の確保が努力義務とされたのに、まったく逆に、65歳以降の雇用を拒否する対応に変わった。

JR東日本が「求人求職情報提供サービス」(以下、情報サービス)を新しくつくったが、登録されている職場で千葉から通勤できる職場はほぼ皆無に近い。こうした対応で、昨年度以降、組合員をはじめ多くの現場の仲間は雇用延長を拒否され、首を切られてきた。

CTSは昨年の春以降、会社として団体交渉の場で「管理者も含めて情報サービスに登録せずに雇用できない」「65歳以降のエルダーを雇える経営状況じゃない」 との回答を繰り返してきた。しかし、1年間にわたるこのCTSの回答は真っ赤なウソだった。

昨年12月に65歳を迎えてエルダー出向期間が満了した管理者(南船橋所長)を、CTSが今年1月以降も雇用継続している事実が明らかになった。情報サービスにもあげていなかった。3月8日の団体交渉で、この事実をCTSに突きつけて以降、CTSの対応は混乱をきわめ、まともに回答できない状態が続いている。

不当労働行為として申立!

CTSは、会社として虚偽の回答をしたことをまともに謝罪することもなく「これまでも誠意ある回答をしてきた」「誤解していた組合が問題」と済ませようとしている。絶対に許すことはできない。CTSは今年度4月以降も、別の事業所で65歳を迎えた管理者の雇用延長を行っていることも明らかになっている。

あまりにも不当な対応を続けるCTSに対して、CTSのウソの団交回答を不当労働行為として千葉県労働委員会に4月27日に申し立てた。

一年間にわたるCTSの虚偽回答を絶対に許さない。「CTSは65歳以降の方を雇用できる経営状況にはない」というのも、真っ赤なウソだったということだ。

現場の仲間の首を次々と切っておきながら、「管理者は別」と居直るCTSを徹底追及しよう! CTSはすべてを白紙に戻し、希望者全員の雇用延長を行え。団交、労働委員会、行政訴訟を一体で闘争勝利まで闘い抜こう。

〇次回の裁判闘争
8月1日(月)11時~
千葉地裁
○次回の千葉県労働委員会闘争
8月25日(木)11時~
千葉県労働委員会(千葉県庁南庁舎)

~今年3月以降の交渉等の経過~

【3/8団交】管理者だけこっそり雇用延長!?CTSは対応不能

  • 申第9号に基づく団体交渉。組合「65歳以降の雇用はサービスを通す。管理者も同じで間違いないか」→会社「間違いない」と再確認
  • 南船橋所長が65歳以降も雇用延長されている事実を突きつけCTSに説明を求めると、CTSは「この場では回答できない」と対応不能に。
  • 10日までに回答を要求し団交中断 ※後日CTSが「10日までに回答できない」と連絡

【3/14申し入れ】

  • 管理者雇用延長の事実関係について申し入れを行う(申19)

【3/28団交】「これまでも誠実に回答してきた」!? ふざけるな!

  • 申19号についてのCTSの回答は「これまでも団体交渉においては真摯に回答してきたところであり、これからも同様に回答する考えである」というもの
  • 「こんなふざけた回答があるか!」と追及。CTSは「団交担当者の認識不足」と問題をすりかえた
  • 組合は「会社としての正式な回答だ。担当者の認識不足ですむ問題ではない。責任をもって回答できる者を出せ」「管理者を雇うなら、雇用延長を希望する組合員も雇え」と要求し団交中断

【4/19事前折衝】総務部長出席も「謝罪ではなく説明」

  • CTS総務部長が出席し、「組合に、管理者の退職者制度を理解してもらえないようなので、私から説明する」と切り出す
  • 組合「組合の誤解という問題ではない。1年間のウソの回答に会社として謝罪するのが先だ。制度の説明を聞くつもりはない」と突きつけ決裂

【4/27】不当労働行為申立

  • CTSの虚偽回答について、千葉県労働委員会に不当労働行為として申し立て

【5/18事前折衝】

  • CTS「団交の冒頭で総務部長が出席し、この間の経過について発言する」「3月28日の回答(申19号)について、修正回答を準備している」と表明

【5/27折衝】総務部長「謝罪」の中身は「誤解を招いたこと」?!

  • 昨年春以降の回答について総務部長が「謝罪」。しかし内容は「誤解を招く回答で団交を混乱させた」「原因は交渉員の認識不足。私と担当者の意思疎通の不足」で責任ある者としての回答とはほど遠いもの
  • 組合「組合が『誤解していた』という話ではない。明確に会社がウソをついた。交渉の前提が崩れており団交再開などできない」と決裂
  • 3・28回答(「誠実に回答してきた」等)があまりにひどい内容のため、会社は「修正回答」を準備してきた。回答の日付も「3月28日」としている点も追及。持ち帰り検討し次回交渉で議論することとした。

【6/14団交】総務部長が逃亡! 責任者不在のため交渉中断

  • 交渉を再開するも、総務部長が欠席しており紛糾
  • 組合「なぜ総務部長がいないのか」→会社「もう謝った」→組合「何をどう謝ったのか。具体的に経過に沿って内容を検証するにも、責任者なしでは議論できない」と交渉中断。
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