外注化・出向差し止め訴訟に起ち上がろう
えっ! 2回で団交は終わり?
東労組は千葉支社との外注化交渉を8月8日と16日のたった2回で終わってしまった。後は24日に最終的な組合要求を出すだけだというのだ。現場の目から見れば山ほどの問題がある。われわれが出した申し入れでも193項目に及んでおり、それでもまだ一部に過ぎない。働く者の未来、これからの鉄道の安全を左右する攻撃だというのに、たった2回で支社交渉を終わってしまうとは一体どういうことか。信じられないことだ。はじめから外注化を推進するために交渉をやっているのか?
強制出向差し止め訴訟に立ち上がろう
われわれは10月1日強行を絶対に阻止する。そのために全力で闘いぬく。8月28日には外注化提案の撤回を求めて検修職場で働く全組合員がストライキに起ち上がる。この日、外注化・強制出向差し止めを求めて、動労水戸・動労連帯高崎の仲間とともに集団訴訟(仮処分)を提訴する。
民営化だ、外注化だ、分社化だ、あっちの会社に出向だ、こっちの会社に転籍だと、労働者の雇用や権利が企業の都合一つで好き勝手に破壊されていいはずはない。労働者がどんどん非正規職に突き落とされ未来を奪われていく。労働組合がそれを全部認めて労働者を売り渡す。こんなことは絶対間違っている。この仮処分申請(緊急の判断を求める裁判)は、こんなことが当たり前のようにまかり通っている現実への意義申し立てである。数十名の労働者が外注化や強制出向の差し止めを求めて本格的な争いを起こす闘いはおそらく初めてのことだ。これは画期的な意味をもつ闘いだ。外注化を止めよう。そのために訴訟に加わって共に闘おう。
偽装請負の極致!
今日、京葉車両センター・小林君が派出検査や仕業検査の訓練を拒否して三度目の指名ストライキに起ち上がる。一体なぜ、「仕業検査は一括委託する」と提案したその日に「仕業検査の訓練をやれ」という業務指示が行なわれるのか。委託・外注化するということは、「仕業検査業務はJRは今後は携わりません」ということだ。こんな提案をしておいてなぜ訓練をするのか。やっていることがデタラメすぎる! 「臨時仕業はJRでやる場合があるから」と支社は言う。「臨時」とはどこからどこまでのことを言うのか? 結局、委託と直営の区分など無いに等しいものになる。だったら今回の業務委託とは一体何なのか?これは偽装だとか偽装じゃないとかそれ以前の問題だ。要するに業務と労働者を下請け会社に放り出すことだけがあって、後はJRが好き勝手にやろうというのだ。まさに偽装請負の極致だ。こんなことを絶対に認めてはいけない。
コメント