君津市坂畑321番地1 0439-70-7117
(上総亀山駅着より徒歩15分)
昨年5月に始まったJR久留里線(久留里・上総亀山間)沿線地域交通検討会議は、次回(第5回)で終了し、これまでの議論を「報告書」にまとめて提出することが決まりました。
報道によれば、「報告書」は久留里線に代わる「代替交通」が具体的に検討される内容になろうとしています。私たち久留里線と地域を守る会は、あくまで久留里線を存続させ、久留里駅~上総亀山駅間の沿線地域と久留里線各駅を結ぶ地域交通のあり方を要求します。
「報告書」に地元住民の「使いたくても使えないので列車を増便してほしい」「観光需要の観点からも久留里線を残して欲しい」などの声を大きく上げていきたいと思います。
これが住民の声です!
資料 住民説明会結果(‘23年6/1亀山、7/12松丘、7/15久留里)
9月6日第2回JR久留里線(久留里・上総亀山間)沿線地域交通検討会議の資料より
(亀山68名、松丘81名、久留里71名の参加者145項にのぼる積極的、前向きな意見のごく一部です)
①久留里線の運行に関する意見
◆久留里・上総亀山間は昼間5時間以上も運行が無いため、利用しにくい。運行本数を増やしてもらいたい。
◆亀山までの便数が激減した。イベントがあっても列車のダイヤが無く行くことができない。
◆利用者が減った原因を考えないといけない(利用したくてもできない)。人口は確かに減っているが、時間が合わず、久留里まで送り迎えをしている親がたくさんいると言うことも考慮してほしい。
◆プロレス列車・サイクルトレインも久留里までで亀山まで来ない。
◆定期代もJRの学生定期はとても安い。雪の日でも列車なら走ってくれる。
②久留里線の利用促進に関する意見
◆馬来田、東横田にも素晴らしい観光資源がある。季節を通してイベントを計画していただければ。
◆昨年(令和4年)度、JRの企画で、古代史の講演会をやった。久留里線の沿線にはこうした伝説も含めた観光資源がある。
◆久留里線は、木更津と大原を結ぶ木原線の構想もあったが、事情により(今の)久留里線となった。その構想のように、亀山から大原方面へのサイクルツーリズムのルートを考えるのもよいのではないかと思う。
◆SDGsをこの地域にどう具体化していくか、戦争、異常気象にも耐えうる地域をどう作るかの観点が大事。10代、20代の人がこの地域に誇りを持って暮らしていける展望を。一次産業など地場産業の強化・復活を。観光面の話も出てくる。
③地域振興に関する意見
◆これは交通体系の話ではなく、人口減少をいかにくい止めて、地域を活性化させるのか。20年後を見据えて、どう地域づくりをするか、都会の人をどう取り込むか、と言うことだと思う。
◆JRは沿線地域の発展に貢献したいと言っているので、県、市と協力して、過疎の地域を希望が持てるような地域にして欲しい。そのような計画には我々も参画する。プラス思考で考えて欲しい。
◆観光地として発展して欲しい。君津市都市計画マスタープランの中にJR久留里線、内房線はかけがえのない公共交通として柱としているので、尊重して欲しい。
◆住民の幸せをつくるのが地方自治体の役割。三方よしの精神で。
◆学校がなくなり、鉄道がなくなったら地域が廃れていく。ぜひ残して欲しい。
④久留里線に対する要望や質問
◆久留里線に乗ってもらう努力をしたらどうか。大災害のことを考えたらこの地域には大事。黒字の部分を回せばよい。
◆国鉄分割民営化の際の大臣の約束を守らないのか、なぜ廃線にするのか。
◆地域が駅舎の管理や、沿線の草刈りを行なえば、JRの経費削減になるのでは。
◆小学校2年の孫がいる。将来、高校に通うときに久留里線が必要になる。車を利用できない方のために必要。
◆代替交通がバスだとすると、バスはいつ無くなるかわからない。
◆亀山ダムの重要性の話。ダムと鉄道の関連性がある。
⑤その他
◆検討会議に地域住民の声を反映させて。市民団体から委員に加えられた例がある。有識者を1~2名増やしてほしい。
◆商工、観光業者等や袖ケ浦市、木更津市も正式な委員として。
◆廃線ありきだと思う。検討会議に守る会の人が入っていない。
◆国に対して、地域路線の存続を求める要望を出してほしい。