海外からの連帯メッセージ

韓国

キムジノク/民主労総ソウル地域本部長

 こんにちは、民主労総ソウル本部21万組合員を代表してあいさつ申し上げます。本部長キムジノクです。トゥジェン! お久しぶりです。お会いできてうれしく思います。24回目の全国労働者集会の開催をお祝い申し上げます。新自由主義に立ち向かい継続して闘い、闘争を拡大している日本の同志たちに敬意を表します。
 韓国はこの数十年間所得格差、資産格差、貧富の格差、教育の格差が継続して拡大して来ました。不平等な世の中になりました。コロナ災難も不平等に迫って来ました。
日本はじめ世界各国も状況は変わらないと思います。新自由主義により雇用が破壊されました。差別と抑圧が拡大しました。貧困と不平等が拡大されました。国家暴力が横行しています。これに立ち向かう各国の労働者民衆の闘いも継続されています。
 韓国でも不平等を打破し、社会大転換のための闘争を展開しています。10月20日、26万人が参加したゼネスト闘争を展開しました。11月13日、全国労働者大会には、10万人がソウルに集結する予定です。闘争なくして勝利なしといいます。闘う労働者は負けないといいます。
 日本と韓国の労働者が先頭に立って来ました。民衆との連帯を拡大し、連帯を通してより良い世の中を、反資本主義の代案社会をのために進んで行きましょう。
 今コロナを超え、withコロナ時代に進む以外にありません。また会いましょう。日本と韓国の労働者が会い、世の中を変える闘争を作って行きましょう。
 夢ではなく、闘いを通して現実へと新たな世の中をつくって行きましょう。11月7日全国労働者集会が成功里に開催されることを祈ります。トゥジェン!
 

チェミョンホ/韓国全国鉄道労働組合ソウル地方本部長

 不正義の資本と政権に対し「全国労働者総決起集会」を闘っている日本の同志たちに尊敬と連帯の気持ちを込めてあいさつ申し上げます。私は韓国の全国鉄道労働組合ソウル地方本部 本部長チェミョンホです。トゥジェン!
 闘う日本の労働者同志の皆さん! 資本と保守右翼は世界的なCOVID19大流行による困難を労働者、民衆に転嫁し生活を困難にしています。混乱の渦中でも新自由主義の攻勢を止めずにいます。これは日本と韓国で違いはなく、大部分の資本主義国家の共通点だと言えます。
 われわれは日本の保守政権の新自由主義攻勢による〝国鉄分割・民営化〟と〝公共部門民営化〟による弊害について、そしてこれに対する闘争についてよく知っています。
 特に1047名解雇撤回闘争と継続する構造調整に対する動労千葉同志たちの模範的で立派な闘争についても多く学んでいます。そして韓国より一歩先を行った同志たちの闘争のおかげでわれわれも鉄道の構造調整と民営化について持続的な闘争を展開しています。
 同志の皆さん、韓国は来年大統領選挙を迎えます。しかし保守両党の勢力が巨大で、残念ながら選挙を通して新自由主義を崇拝する政権が変わる可能性はないと思います。にもかかわらず、韓国の労働者たちは労働者の基本権強化と公共性強化のために闘っています。そしてわれわれ鉄道労働者は分割された高速鉄道を統合するためにストライキ闘争を準備しています。
 資本には国境がないと言います。したがって労働者民衆の連帯も国境があってはなりません。われわれは日本の同志たちの「闘う労働組合と労働運動の復権闘争」を積極的に支持します。
 われわれは日本の同志たちの「新自由主義が招いた貧困、雇用破壊、差別と抑圧、国家暴力に立ち向かう全世界の労働者の闘い」という叫びに積極的に同意します。韓国の鉄道労働者たちも共に連帯し、闘うことだけが新自由主義を破綻させ、より良い社会をつくることができると信じて連帯し闘います。
 最後に、困難な条件でも絶え間なく闘う同志たちにもう一度尊敬の気持ちを伝え、同志たちの勝利を祈ります。トゥジェン!
 

民主労総金属労組旭非正規職支会

 新自由主義に立ち向かい闘う日本の同志の皆さん、お会いできてうれしく思います。7年目を闘っている民主労総金属労組旭非正規職支会です。団結と連帯であいさつします。トゥジェン! 遠く日本で旭闘争をいつも共に闘ってくれている同志の皆さん、ありがとうございます。
 日本の同志の皆さんの24回目の労働者大会をお祝い申し上げます。連帯の気持ちを送ります。旭非正規職労働者は街頭で7回目の冬を迎えています。多くの同志たちの連帯の力で、われわれは凛々しく堂々と闘っています。
 ムンジェイン政権はCOVID19感染病予防を口実に民主労総委員長を拘束しました。民主労総は社会大転換を要求し、10月20日、力強くゼネストを行いました。民主労総は再び11月13日、チョンテイル烈士51周年全国労働者大会を準備しています。
 労働者の闘争と労働者の連帯は絶対に必要です。日本の同志の皆さん、韓国と日本の国際連帯は本当に大事です。われわれ労働者は覇権的な韓日国際関係の中で、資本のイデオロギーを超えて団結しなければなりません。
 労働者階級の団結こそ最も強力な武器です。日本の労働運動を甦らせるために死力を尽くしている同志たち!支持と連帯を送ります。同志たちと絶えず共に闘います。労働者は一つだ。トゥジェン!! 共に闘い!共に勝利しよう!

アメリカ

アーリーン・イノウエ/UTLA(ロサンゼルス統一教組)

 第24回11月全国労働者総決起集会に参加の世界の姉妹兄弟のみなさん
 アメリカからみなさんに連帯のあいさつを送ります。私は、みなさんの友人で同志のアーリーン・イノウエです。平和と正義へ向けて長い闘いを続けています。私たちは、共に戦闘的な労働組合の全国的なネットワークを築き、確立してきました。未来は深刻な状況だと認識していたからです。
 アメリカを訪れた山本さんやエリコさんたちに出会ってから14年が経ちました。2007年の全米教育協会の総会で「日の君」のことを知りました。この出会いが、私たちが共通の闘いを共にする始まりとなったのです。
 私の祖父母は100年以上前にアメリカへ移住しました。それから5世代続いています。家族の全員が、人種差別と白人至上主義の文化を経験してきました。政治、経済、文化の状況が変化するにつれて、私たちの暮らしも影響を受けてきました。いまアメリカでは、アジア系アメリカ人へのヘイトクライムが台頭しています。こうしたコミュニティーの最弱者への攻撃は、危機と同時に深く考える機会をも与えてくれました。生徒や教育者に、アジア系アメリカ人であることの意味を伝える良い機会になったからです。
 コロナのパンデミックは世界中を席巻し、症例数ではアメリカが最多です。9月末現在では、感染者は4360万人であり、死亡者は70万人を超えました。理解を絶する数です。過去に米軍が関与した主要な戦争の死傷者をはるかに超えています。日本は皆保険があって羨ましいですが、私たちは民間の医療保険のみです。世界的なパンデミックに、アメリカの医療制度は対応できませんでした。どれほどの命が危険にさらされたかわかりません。人の命よりも利益を優先させているからです。
 私たちが最初の黒人大統領オバマを選出した時には、社会は良くなっていくと考えていました。しかし、次に極右のトランプがファシスト政治を行いました。いまは 政治も社会も経済もこれまでにないひどい状況です。私たちは、バイデン-ハリス体制になって変わることを期待しました。しかし、パンデミックがすべてを暴露したのです。資本主義の経済は不平等であり、新自由主義の政治は国民皆保険を実施せず、当然の人権である住居や仕事、生活に最低限必要なものさえも保障しません。
 日本で菅政権が東京オリンピックを強行し、危険にさらされた日本の人びとは怒りの声をあげました。私たちは、激しい怒りを抑えることなく、闘いつづけなければなりません。現在、平和は危機に瀕しています。気候危機は日ごとに悪化しています。それに、労働組合は弾圧され破壊攻撃を受けています。悲観的になり、挫けそうになります。
 でも、みなさんは 2019年のUTLAのストライキをご存知ですよね。このストライキで、公立学校教育に対する理解や関心が変わりました。それが学校の民営化を止める第一歩となったのです。そして、「コミュニティースクール」構想という選択肢を地域の人びとに示しました。ロサンゼルスの街に、7万という数の組合員や保護者と生徒、それにコミュニティーの人びとが繰り出しました。これだけの人たちが、私たちの「生徒にふさわしい学校づくり」に共感を明らかにしたのです。クラスの人数削減や、すべての学校への職員増強、健康管理支援など多くのことを闘い、勝利しました。各学校の職場リーダーに ストライキの組織化を託し、組合員がリスクを負ってストに起つ恐怖や不安、疑念を払拭するためのノウハウも準備しました。
 ストライキで培ったパワーを発揮して、今年8月には「バウチャー制度」攻撃にも勝利しました。バウチャーは学校資金を打ち切り、最貧困層の子供たちに競争を持ち込み、不安定な状態を強いるものです。また私たちは、パンデミックから組合員や生徒の健康と安全を守るため、学区当局との間で詳細な取り決めを結びました。重層的な防疫の実施やワクチン注射の義務化、毎週の無料PCR検査などです。賃金アップやオンライン教育の評価基準などの交渉も可能にしました。
 私たちが学区当局と闘っている時に、街頭では大規模な抗議行動が行われました。ジョージ・フロイド氏殺害のビデオが、歴史に残る世界的な運動に発展していったのです。人種差別、警察権力の暴力や不正行為は、いままで広く知られていませんでした。人間の尊厳を訴え「生きさせろ」の運動が広がっています。
 私たちに選択の余地はありません。闘いつづけ、反対しつづけるしかないのです。支配者階級が、非人道的で壊滅的な状況を私たちに無理強いしているからです。マーチン・ルーサー・キングは「どこにおける不公正もあらゆるところの公正さへの脅威となる」と言いました。地球を住みやすい場所にし、それをたゆまず続けていく。その役割を私たち全員が担っているのです。
 この運動で 私たちが団結しているから、世界中に連帯の輪が広がっています。 私たちはすばらしい。そして、私たちは一つです。がんばって!
 

シンディー・シーハン

 賛同します。
 

スティーブ・ゼルツアー

 UFCLP(労働党建設統一戦線委員会)は貴呼びかけに賛同します。
 

ロン・カミンコウ

 10月のRWU(鉄道労働者連帯)の運営委員会において、貴11月集会の賛同を決議しました。
 

ドイツ

マーク・ヴォムペル(ドイツ・レイバーネット)

 親愛なる仲間のみなさん、ドイツ・レイバーネットを代表して、みなさんに心からのあいさつを送ります。このような機会を与えてくださったことに感謝するとともに、みなさんの今年の11月集会が大きな成功をおさめることを願います。
 11月集会の開催は今年で24回目と聞いております。これは、ドイツの労働組合運動としては恥ずかしいかぎりです。と言うのも、ドイツ労働総同盟(DGB)の諸機関とDGBに属する諸単組は、ほとんどの場合、4年に1度の選挙の際に政党への投票を呼びかけるだけですし、資本と闘うことはめったにないからです。
 しかし、資本との闘いは、労働運動の歴史の中にあって今こそ、おそらくこれまでにも増して必要になってきていると思われます。と言うのも、世界のほとんどすべての政府は、コロナ・パンデミックを機として、特別立法を制定していますが、資本はこれに力を得て世界中で、賃下げをおこない、労働条件を悪化させ、首切りをおこなうチャンスとしているからです。いつものことです。
 他方、各国の労働運動は、雇用を失う心配から、社会的損害をどう抑えようかとか自国資本の競争力をどう支えようかとかに関心が傾き、国際主義に立った労働組合運動の力があまりにも小さいのが現状です。
 その意味で、みなさんの11月集会は本来、全世界のすべての国ぐにで、どこでも海外からの参加者を交えておこなわれるべきなのです。それは、資本の攻撃と闘う全世界的ストライキ、健全な労働・生活諸条件のための全世界的ストライキに勝るとも劣らないものです。
(2016年11・6労働者集会に参加・発言したドイツ・レイバーネットのヘルムート・ヴァイスさんが亡くなったことについて)
 親愛なる仲間のみなさん!
 もし私の同僚のヘルムート・ヴァイスがいれば、彼は必ずみなさんの側に駆けつけたことでしょう。実際彼は、みなさんの連帯に満ちた招待を受けて2016年の11月にはそうしたのです。
 残念ながら彼は、今年の5月に亡くなりました。私は、彼と数十年にわたって一緒に仕事をしてきたことをすごく誇りに思いますし、私たちのウェブサイトの彼の思い出のページ(この思い出のページには動労千葉の仲間からもメッセージをいただきました)で私は、彼のことを「私の知る、最も偉大な国際主義者」と名づけました。
 ヘルムート・ヴァイスは私同様、競争ではなく人間の連帯という立場に立っていました。彼が生きていれば、みなさんの11月集会がやがて数百万人の「ヘルムート・ヴァイス」を生みだすことを、そしてこの数百万人が全世界で資本と闘い、社会的に意義のある労働とすばらしい人生のために闘うことを強く望んだことでしょう。
 

トルコ

UİD-DER(国際労働者連帯協会)

 

 私たちはここに、すべてのみなさんへ心からの連帯のあいさつを送らせて頂きます。みなさんの集会とデモに直接に参加することを強く希望していますが、現状では叶いません。数千キロ離れているとはいえ、共に肩を組んでいることを実感しています。搾取者と抑圧者と闘う歌を歌い、同じスローガンを叫んでいます。この一体感を肌で感じさせるものは、階級、国境、不平等、不正義の無い輝かしい世界を建設するという明瞭な私たちの共通の大義です。
 労働者階級の先達者が何度も述べているように、労働者階級は組織されることですべてを獲得し、それなしには何も達成できません。従って、危機の淵にある腐敗した資本主義を打ち倒し輝く世界をつくり出すために、わが階級のすべての階層の組織化を強化・拡大していかねばなりません。
 労働者国際主義の精神で共に闘おう! 国際連帯と労働者階級の闘いに勝利を!
 

ブラジル

ヘルベルト・クラロス/CSP-Conlutas

 資本主義が人々の命より利益を上に置くことを、コロナ・パンデミックが明示しました。数百万の労働者階級の家族が最愛の人を失う傍らで、資本家の大企業は暴利を懐に入れています。失業、インフレと貧困は資本主義の破局の所産です。労働者階級は、国際連帯で資本主義に反撃するため立ち上がる外に、選択肢を持ち合わせません。
 労働者の権利を守り、独自の組織化をもって国際連帯で闘う1万人大行進のみなさんに、私たちは、心からの祝意を表明します。
 みなさんの解雇・労働解体・労組破壊・軍事基地に反対する闘い、そしてミャンマー労働者や韓国労働組合との国際連帯の立ち位置は、世界中の労働者階級を鼓舞しています。資本主義を終わらせよう! 帝国主義打倒! 全世界の労働者、団結しよう! 連帯をこめて、
 

台湾

朱梅雪/桃園市産業総労働組合委員長

 日本の労働者の皆さん、こんにちは! 私は桃園市産業総労働組合委員長の朱梅雪です。
 台湾は5月に一度、激しいコロナ感染が爆発しました。全体的な防疫警戒の下で、多くの資本がこれを好機として弱い労働者を攻撃し、また政府の労働者への対応政策も非常に不十分でした。台湾全土のさまざまな労働組合が連携して、私たちは政府の救済補助政策を改善させることができました。
 しかし全体的に見て、台湾の労働環境は、労資関係がおよそ対等とはいえず、低賃金、過労などが主要な苦境となっています。
 東アジアでは、韓国民主労総と香港職工会がいずれも政府の過酷な弾圧を受けており、国境を越えて労働者が似たような状況にあることを、この弾圧は反映しています。私たちはさらに団結して、この状況を変えていかなければなりません。
 私たちも今、台湾で全国的な労働組合である「台湾労働者闘争労総」の結成を進めています。この結成で東アジアでの労働者の力の発展に寄与したいと思います。
 ここにおいて、皆さんの今日の総決起集会に敬意を表します。私たちは続けて日本、そして世界の労働者とともに肩を並べて闘います。頑張ろう! 闘おう!
 

徐仲能/台湾鉄道産業工会代議員 

 労働運動のために戦闘的に闘っている日本の仲間の皆さん! 私は台湾鉄道産業労働組合・代議員の徐仲能です。
 台湾では近年プルマ号、タロコ号事故など続けて鉄道での重大事故が発生し、旅客や同僚の命が奪われています。しかし国家は、事故を口実にして、国営鉄道を企業化しようとしています。だが事故で検討し解決すべきは安全問題であって、営業形態ではありません。現在私たち組合は、この闘いに取り組んでいます。
 私たちだけではなく、日本の仲間たちが、要求を順調に達成することを願います。 労働者の団結を発展させよう!
 

中国

中国鉄道労働者連合会

616世界鉄道労働者の日ロゴ

日本の戦闘的な労働者友人の皆さん!
 中国鉄道労働者連合会は、隣国の日本の多くの労働組合が2021年11月7日に東京・日比谷野外音楽堂で全国労働者総決起集会・改憲阻止一万人大行進を開催し、新自由主義を終わらせる労働運動を再生させようとしていることを聞きました。中国鉄道労働者は、皆さんの全国労働者総決起集会の行動に最高の敬意を表し、真摯に挨拶をしたいと思います。私たちは心からの国際団結を訴えます。全世界の労働者は連帯しよう!
 民営化に反対し、鉄道労働者の大規模リストラに反対し、外注制度と非正規職制度に反対し、1987年に強行・推進された「国有鉄道分割民営化」に、皆さんは一貫して困難極まる闘いを続け、毅然として23回にわたる集会を開催し、今年はすでに24回目となりました。そして「戦闘的労働組合の全国ネットワークを作り出そう」とのスローガンを掲げています。
 中国鉄道は運営が企業化されてからも、さまざまな理由で多くの鉄道労働者がリストラ、解雇され続けており、何人かの労働者は訴訟を起こしましたが公平公正な判決は得られていません。中国の「労働法」は労働者の権利を規定していますが、全然実行されていません。今、全世界の労働者の闘いはまさに一つになっています。
 日本政府が朝鮮半島や中国への戦争に参戦しようとしているといいます。戦争は残酷です! 私たち労働者は絶対に戦争に反対し、戦争を阻止し、世界の平和を守り、労働者の国際団結を訴えます。
 新型コロナウイルスが不断に変異・拡大しています。コロナ拡大が深刻な時に、動労千葉国際連帯委員会が海を越えて寄せてくれた防疫物資に感謝しています。
 日本の労働者の闘いの実績は、私たちを数倍鼓舞します。私たち中国鉄道労働者は、世界の労働者間の友誼をとても大切にします!「異国で山河は違っても、風や月は同じ空の下にある」、私たちの友誼はきっと永遠です。
 中国政府は、労働者の集会活動を許さず、「616世界鉄道労働者デー」の宣伝を行うことを中国労働者に禁止し攻撃しています。
 2018年6月16日、数名の鉄道労働者は、北京西駅広場で宣伝している時に、身分不詳の人員に尾行され、監視・制御され、政府によって数人の鉄道労働者は7~10日間拘留されました。2019年6月16日、中国北京の仲間が宣伝活動を準備していたら、公安によって取り締まりを受けました。
 2020年6月16日、新型コロナ拡大の影響で、集会ができませんでした。2021年5月29日7時17分に警察から電話があり、「616世界鉄道労働者デーの宣伝は許さない」と言われました。
 2021年6月3日午前、中国鉄道労働者の権利を守る運動を進める李偉傑は、全国人民代表大会代表に616世界鉄道労働者デーの宣伝を中国で禁止する合法的理由について明らかにするように要求を提出しました。
 2021年6月15日午後、中国鉄道労働者の権利を守る運動を進める李偉傑は「616世界鉄道労働者デーの宣伝は許さない」と再び告知されました。
 いくつかの世界の有名なメディアが616世界鉄道労働者デーの事績を報道しましたが、中国のメディアはこれに触れず報道しませんでした。2021年6月16日全日、中国鉄道労働者の権利を守る運動を進める李偉傑は、一切の活動を監視・制御されました。
 中国の人権状況は憂うべきものです! 中国湖北省の一人の副駅長は、鉄道労働者の権利を守る運動をしたために、賃金を差し押さえられ、彼の病気を持った妻は必要な時に治療を受けられず、脳炎を発して亡くなりました。この副駅長も最後には、「言いがかりをつけて面倒をおこした罪」で一年投獄され、仕事を失いました。
 2921年8月23日、中国政府機関は李偉傑に「今後616世界鉄道労働者デーの宣伝はできない」とまた警告しました。2021年10月1日、アメリカで失業した中国鉄道労働者が、結束して中国在米領事館前に集まり、616世界鉄道労働者デーのロゴ幕を広げました。
 616世界鉄道労働者デーは、積極性、主体性、創造性、そして象徴性を有しており、鉄道労働者の闘いを明らかにしています。私たちは団結しよう! 全世界の労働者の連帯のために努力奮闘しよう! 戦争反対! 搾取反対! 世界平和のために叫ぼう! 労働者の自らの解放のために闘おう!
 

イタリア

ロベルト・ルッツイ/SI-Cobas国際連帯委員会 

 11月6日と7日の労働者国際連帯に参加して、みなさんに現場でお会いし、動労千葉の組合の姿にふれ、運動の展望についての認識を深め、さらにあなたがたの国際連帯の仲間たちとも知り合いになりたいという思いでいっぱいです。残念なことに、二年目に入ったコロナ・パンデミック騒ぎのために、この思いが果たせませんので、ここに友情と連帯のメッセージを送ります。
 私たちの血のなかに流れてるのは、労働者階級の国際連帯です。私たちSI-Cobasの組合員の多くは、私自身を含めて、過去に貧困と飢餓から逃れるために海外に移住した数百万人のイタリア人たちの子孫です。そして、SI-Cobasの組合員の大多数は、世界のすべての大陸と貧困地帯から移住してきた人たちです。かれらは、帝国主義の介入・戦争によって強制された粗暴な搾取のために、生きるに値する未来を奪われて、国を離れた人たちです。かれらは、よりよい生活をもとめて、イタリアという帝国主義国に到着したのですが、そこで直面したのは、民族差別と結合した資本主義の限界をこえた搾取でした。かれらは、労働組合という組織と階級的団結と過酷な闘争をとおして、労働条件の改善・適正な賃金と権利を獲得しました。
 しかし、SI-Cobasの労働者は、資本主義のもとでは、危機と競争、あくなき利潤追求などの動機がつねに資本家をかりたて、国家権力の弾圧に支えられて、労働者と戦闘的労働組合へ攻撃に向かわせるので、労働者がいったん獲得した成果がいつまでも保持できるものではないこと、それを防衛できるのは、労働者の団結と闘争のみであるということを学びつつあります。戦闘的労働者のネットワークを、各国において、そして国際的に拡大していくことによってのみ、われわれは資本家の攻撃と闘えるのです。
 われわれは、もともと国際主義者なのですが、日々の闘争において、あるいは一定の局面において、国際主義者であることをとくに要求されることがあります。われわれの多くは、多国籍企業のなかで働いています。資本が日常、搾取をより強化してくることに立ち向かうことができるのは、資本家が、さまざまな国の労働者たちが職の確保をめざして、たがいに競争し、劣悪な労働条件と低賃金を受け入れることを強制することを、他国の仲間たちと力をあわせて阻止することによってのみであるということを知っています。企業間の競争、国家間の争闘戦と戦争に対しては、われわれは、資本家階級の手段である国家主義を拒否し、労働者の国際主義を原則としています。
 コロナ・パンデミックは、もともと資本による自然の荒廃化が爆発した結果ですが、支配階級が人間の生命よりも、利益を重んじた結果、数百万人を死に追いやり、全世界で数千万人を貧困に突き落としたということを露呈しています。そして、支配階級は、今また、環境破壊にたいする温室効果ガス排出量の問題を利用して、いわゆる“グリーン・エコノミー”を新たな利益と搾取のチャンスに利用しようとしています。
 われわれは、あなたがたが、労働者国際連帯集会への結集を呼びかけていることを、高く評価するものです。集会の成功を祈るとともに、来年からは参加したいということを、ここに表明します。われわれは、イタリアで戦闘的労働者と労働組合の国際的ネットワークの拡大のためにたたかっていますが、このたたかいを肩をならべて推し進め、労働者国際主義を、現実的な力ある運動として勝ち取っていきたいと思います。
タイトルとURLをコピーしました