動労千葉は、2月24日DC会館において第80回定期委員会を開催し、19春闘勝利! 3月ダイ改ー乗務員勤務制度改悪阻止! JR貨物の新人事制度粉砕! 第3の分割民営化攻撃粉砕! 1047名解雇撤回!反合運転保安確立! 定年延長と65歳まで働ける労働条件確立!組織拡大をはじめとした闘いの方針を確立した。
委員会宣言
本日われわれは、DC会館において第80回定期委員会を開催し、3月ダイ改合理化・乗務員勤務制度改悪粉砕、19春闘勝利、第3の分割・民営化―全面外注化・転籍強制阻止、改憲阻止に向けた闘いの方針を確立した。
戦後史の重大な転換点が訪れている。安倍政権は様々な不正・腐敗が暴かれてグラグラになりながら、「いよいよ改憲に取り組むとき」と宣言し、あくまで憲法改悪に突き進もうとしている。あらゆる攻撃が「2020年」を焦点として動き出している。「改憲だけは許してはならない」は、戦後日本労働運動の原点だ。改憲阻止!大行進運動を全国の職場・地域に作り出そう。
JRは官邸と一体になって東労組解体に乗り出し、労働組合員でないことを加入資格とする「社友会」推進を深澤社長自らがグループ全体に訴えた。労働組合のない企業・社会を作る新たな攻撃が開始されている。全日建運輸連帯労組関西地区生コン支部に対して、正当な組合活動を「威力業務妨害」などとでっち上げ、延べ50名超を逮捕するという大弾圧が行われている。改憲情勢下における労組根絶攻撃を許すことは絶対にできない。かつて動労千葉が動労大改革を掲げて分離・独立したときのように、階級的労働運動の前進に向けて新たな挑戦に立ち上がることが求められている。
1047名解雇撤回・団交開催を求める労働委員会闘争において、千葉県労働委員会はわずか2回の調査で事実調べさえ行わずに審理を打ち切った。労働者の団結権を守るための労働委員会が、政府・JRを擁護するという重大事態に対し、われわれは47名の大弁護団を結成して新たな裁判闘争にたち上がった。この闘いは改憲が具体的な日程に上る中での重要な焦点だ。国鉄闘争全国運動の発展をかちとり、解雇撤回まで全力で闘おう。
出向命令無効確認訴訟では、東京高裁が結審を強行した。これを機に会社がさらなる全面外注化攻撃にでてくることは明らかだ。新たな労組破壊攻撃と一体で、堰をきったように鉄道業務の全面的外注化=分社化攻撃が開始されようとしている。JR東日本テクノロジーは自らを「JR東日本グループの車両メンテナンスの専門会社」と謳い、CBM(状態監視検査)化や業務受託拡大を宣言している。だが、外注化・強制出向から6年が過ぎてなおCTSの技術力・指導体制は全く確立されていない。あまりの低賃金と将来を展望できない中でCTSプロパー社員が3月末までに11人が退職するなど、外注化の破綻はすでに明らかだ。闘いはこれからだ。JR―CTSを貫く闘いと組織拡大を実現し、外注化粉砕へ闘おう。
3月ダイ改は乗務員勤務制度改悪と一体で、習志野運輸区で津田沼~中野3往復(泊で4往復)、水戸支社で7時30分に出勤して24時過ぎまで勤務する行路、山手線6周の乗務など、これまでの次元を超える大合理化攻撃がかけられている。しかも改悪乗務員勤務制度の本格的適用と労働強化の攻撃はこれから本格的に襲いかかってくる。千葉運輸区における「見極め」粉砕闘争を闘いぬき、3月ダイ改―乗務員勤務制度改悪粉砕、65歳まで働き続けられる職場・労働条件確立の闘いにまなじりを決して立ち上がろう。「内房線と地域を守る会」「外房線と地域を守る会」と連帯し、JRの列車削減に対する地域の激しい怒りとともに、地方ローカル線切り捨て・ワンマン運転拡大阻止の闘いにたとう。
2020年施行の同一労働同一賃金に向けてあらゆる企業で就業規則改悪などが行われようとしている。JR貨物が4月1日に強行しようとしている新たな「人事制度」は全面的な評価制度導入、年功制賃金解体、超低賃金化という、「働き方改革」そのものの大改悪だ。CTSにおける超低賃金打破、非正規職撤廃・大幅賃上げ獲得に向け、19春闘を組織拡大春闘として闘いぬこう。
韓国・民主労総との連帯を強化し、被曝労働拒否を闘う動労水戸、決戦局面を迎えた三里塚、沖縄、福島など、あらゆる闘う仲間とともに闘いにたちあがろう。
「すべての闘いを組織拡大の視点から」「職場闘争なくして組織拡大なし」。動労千葉の原点である反合・運転保安闘争のさらなる強化をかちとり、CTS幕張事業所における職場代表者選挙の勝利を先頭に、全組合員の総力を挙げてJR―グループ会社を貫く組織拡大を実現しよう。
右、宣言する。
2019年2月24日
国鉄千葉動力車労働組合 第80回定期委員会