今年2月以降、JR東日本は東労組解体に本格的に乗り出した。露骨な脱退強要が
行われ、わずか数カ月の間に3万数千人が脱退。事態は激しく進行している。そして3月ダイ改と同時に、乗務員勤務制度改悪を強行しようとしている。それは、乗務員に極限的な人員削減と殺人的な労働強化を強制する攻撃だ。そして、乗務員勤務制度そのものを解体する攻撃だ。PDF
乗務員という考え方そのものを解体
「駅→車掌→運転士」という現在の養成コースが、駅全面外注化や今後予定されているワンマン運転拡大によって成立しなくなろうとしている。この中で、すでに会社は将来の運転士養成について「しかるべき時期に提案する」と団体交渉で公然と回答している。「本体の駅が減っている」「将来的にはワンマン化が進むから車掌数を絞る」「直接運転士ということもありうる」として、抜本的な転換を狙っていることを隠そうともしていない。乗務員勤務制度改悪提案と一体で、「輸送サービススタッフ」という形で乗務員そのものを解体し、無権利化する狙いまで明らかにしている。明らかに会社が本格的な攻撃を準備しているということだ。
常磐線特急の車掌1人乗務化、秋葉原駅の3月全面外注化提案、山手線全線での自動運転試験など、すでにこれまでの次元を超えた攻撃が具体的に進行している。