乗務員勤務制度改悪粉砕!改憲阻止!組織の総力をあげてストライキに起ち上がろう!6月23日 第79回定期委員会

6月23日 第79回定期委員会        委 員 会 宣 言

 本日われわれは、DC会館において第79回定期委員会を開催し、乗務員勤務制度解体、第3の分割・民営化攻撃―分社化・転籍攻撃粉砕、改憲阻止に向けた闘いの方針を確立した。
 われわれは、戦後史の重大な転換点に立っている。朝鮮半島で戦争の危機が切迫し、改憲が具体的政治日程にのぼり、職場では30数年に及ぶ分割・民営化反対闘争の集大成というべき重大な攻防が始まっている。あらゆる問題が「2020年」を焦点として動き出している。
 JR東日本は、東労組を解体し労働組合のない企業をつくる新たな労働運動解体攻撃に踏み出している。労働者を分断して権利や雇用、鉄道の安全を根底から解体し、公共交通であることを放棄していく第3の分割・民営化攻撃だ。それは、改憲や「働き方改革」攻撃と一体の攻撃だ。
 われわれは、1047名解雇撤回を求める新たな労働委員会闘争を開始した。改憲攻撃や労働運動解体攻撃に真っ向から立ち向かう決意を示す闘いだ。すべてが国鉄分割・民営化から始まったことを今こそあいまいにしてはならない。「大掃除をして立派な憲法を安置する」という国鉄分割・民営化攻撃の意図が、安倍の手で貫徹されようとしている中、改憲阻止闘争の先頭に国鉄闘争の旗をたてて闘おう。「動労総連合1047協議会」の仲間とともに7・1全国集会を成功させ、国鉄闘争全国運動、労働委員会署名運動の発展をかちとろう。
 「乗務員勤務制度見直し」攻撃は、単に乗務員だけの問題ではない。乗務員に攻撃を加えることで、抵抗をすべて打ち砕き、第3の分割・民営化攻撃を一気に貫徹しようとしている。それは、乗務員の極限的な労働強化の攻撃であり、乗務員勤務そのものの解体、乗務手当廃止に行き着く攻撃だ。大量退職の中、会社は乗務員の高齢者対策を実施しないばかりか、さらなる長大行路への乗務を強制しようとしている。これは「闘いなくして安全なし」の原点が問われる闘いだ。乗務員勤務制度解体攻撃を粉砕するため、分割・民営化攻撃に立ち向かった時のような決意で、組織の総力をあげて反撃に立ち上がろう。定年延長と65歳まで働ける労働条件確立、ダイ改合理化・労働強化粉砕、ライフサイクル制度撤廃へ闘おう。2020年、君津・上総一ノ宮以南、鹿島線ワンマン化-廃線を含む地域切り捨て攻撃を阻止しよう。内房線、外房線における地域ぐるみのローカル線切り捨て反対運動をさらに発展させよう。
 車両検修業務や保線業務へのモニタリング検査導入、浅草橋駅をはじめとした駅業務の全面外注化等、鉄道業務分社化に向けた外堀を埋める攻撃が進行している。この攻撃と対決する展望は、われわれの18年間に及ぶ外注化阻止闘争が切り開いた地平の中にある。動労千葉の闘いがJRを追いつめ、10年単位で攻撃を遅らせるほどの影響力をもったのは、闘いの中でJR―CTSにおける組織拡大を実現したからだ。強制出向無効確認訴訟の控訴審逆転勝利判決獲得に向けた取り組みを強化しよう。非正規職撤廃、CTSにおける超低賃金の労働条件打破へ、無期転換闘争を断固として継続しよう。外注化粉砕のために、全力を尽くしてJR―CTSを貫く組織拡大を実現しよう。
 JR貨物が狙う勤務制度―人事賃金制度改悪は、従来のあり方を抜本的に解体する重大な攻撃だ。乗務効率の向上、駅・検修・保全業務のコスト削減、基地統廃合等を含む全面的な再編攻撃が狙わている。怒りの声に火をつけ、職場から反乱を作り出そう。千葉機関区への新規採用者の配置、60歳以降の雇用の場の確保、運転保安確立に向けて闘いを強化しよう。
 今年の11月集会は、安倍政権が今秋臨時国会で改憲発議を狙う過程の最中で行われる。「改憲だけは絶対に許してはないない」「戦争は二度とさせてはならない」は、戦後日本の労働運動の一貫とした原点だ。改憲発議阻止に向けて今年こそ1万人大行進を実現させるために、新たな決意で全国に総結集を呼びかけよう。「改憲・戦争阻止!大行進運動」の先頭にたって闘おう。韓国・民主労総との連帯を強化し、被曝労働拒否を闘う動労水戸、決戦局面を迎えた三里塚、沖縄など、あらゆる闘う仲間とともに闘いにたちあがろう。
 「東労組解体」という重大情勢に対し、「すべての闘いを組織拡大の視点から」「職場闘争なくして組織拡大なし」「反合・運転保安闘争なくして組織拡大なし」を行動原理に立ち向かおう。全組合員の力でJR―グループ会社を貫く組織拡大を実現しよう。
 右、宣言する。
 

2018年6月23日
  国鉄千葉動力車労働組合 第79回定期委員会

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