動労千葉 組織部報 第10号 2018年3月20日
会社は東労組解体に乗り出し、大合理化攻撃を準備しています。それは会社が東労組との交渉について、“ 生産性向上についてのスピード感のズレ” を特に強調していることからもはっきりしています。東労組は労働者の権利を奪う攻撃もすべて認めて協力し、幹部だけは生き残ろうとあがいています。不当労働行為のオンパレードにも、「スト権消滅」を掲げて頭を下げるだけ。ですが、いくら東労組幹部が許しを請おうと、会社が東労組切り崩しを止めるつもりがないことは明らかです。
しかし、本当は今こそ会社の攻撃を止めるチャンスです。「生産年齢人口」が減少していく中で、運輸業はとくに人手不足が指摘されています。人を確保すること自体が難しくなっているのです。
JRも大量退職期を迎え、要員不足になることは間違いありません。外注化で責任だけ子会社に押し付けても、子会社の労働条件では人を集めるのはさらに難しくなります。鉄道を動かすこと自体できなくなりかねない危機的な状況なのです。
それは本来、会社の矛盾であり弱点です。働く側が力をもつチャンスです。しかし逆に、ここで労働組合が潰されたら、どうなるでしょう。会社が矛盾を乗り切るため、現場には凄まじい労働強化、低賃金、転籍強制といった攻撃が一気に襲いかかることになります。
会社が何を言おうと、現実に列車を動かし、乗客に接し、鉄道の安全を守っているのは現場労働者です。現場労働者がいなければ、会社は列車一本動かすことも、故障一つ直すこともできません。黙っていれば会社の好きに攻撃され、一言も声を上げられない職場にされる。しかし、今職場から団結して声を上げれば必ず会社の攻撃を止められます。必要なのは闘う労働組合です。すべての仲間は動労千葉に結集し、ともに闘おう。
東労組の組合員に訴える!(上) 今こそ職場に闘う労働組合を!
東労組の組合員に訴える!(下)動労千葉に結集しともに闘おう!
「東労組崩壊」の背後で何が
「JR大再編」が始まるー保線丸投げ外注化提案!