エルダー提案は分社化・転籍への布石(下) 新たな裏切りに手を染める東労組

3 新たな裏切りに手を染める東労組

 ●なぜ今「シニア協定」?
 「エルダー社員の会社における業務範囲拡大」提案をめぐっては、さらに重大なことが起きている。東労組・革マルが、17年前、鉄道業務外注化で大裏切りを行ったときと全く同じ構図で登場していることだ。
 東労組は、今回の提案に対し、「『シニア雇用協定』と『今後の雇用の基本に関する覚書』の主旨は今も変わらないことを確認した」ということを最大の成果として打ち出している。
 「シニア協定」「覚書」とは、2000年に締結されたもので、17年も前の協定だ。しかも「シニア制度」自体とっくのとうに廃止されており、当然シニア協定も消滅している。何故かそれを今持ち出してきたのだ。
 普通に考えたら全く理解できないことだ。今回の提案についての東労組の情報には「シニア協定」「覚書」を再確認したことばかりが繰り返し書いてあり、当時の経緯を知らない者には何を言いたいのか理解できないはずだ。
 だが、今回の東労組のこの対応のなかにこそ、会社提案の隠された本質が示されていると考えなければならない。

 ●「シニア制度」とは何だったか
 「シニア制度」とは、年金支給年齢の引き上げに伴う60歳以降の「再雇用機会提供制度」であった。提案されたのは1999年。それは一見業務外注化とは何の関係もないもののように装われていた。実際、提案には外注化の「外」の字も書かれてはいなかった。しかし実際は、検修構内・駅・保線・電力・信通業務の全面的外注化と完全に表裏一体のものとして画策された攻撃だったのだ。
 東労組の幹部たちはもちろんそれを知っていた。知っていたというよりも、外注化が前提の制度であることを最後まで隠して進めることを会社と一体で計画した首謀者であった。
 核心部分が隠されていたため、数ヵ月に及ぶ団体交渉は全く意味のないものになった。動労千葉は、シニア制度が業務外注化と何らかの関係をもって提案されているのではないかという疑問をもって、その点についても申し入れたが、JR東日本は「直接リンクするものではない」としらをきり続けた。
 ところが、実際は「直接リンクしない」どころの話ではない。「再雇用」の前提条件が外注化推進協定を結ぶことだったのだ。最終的に東労組が妥結した時点で初めて明らかにされたのは、「労使は業務委託を深度化し着実に推進する」という条項(外注化推進条項)を含む「シニア協定」を締結した組合に所属する者だけが、60歳以降再雇用されるということであった。その結果何が起きたのかは誰もが知っているとおりだ。施設関係、駅、仕業構内、検査派出などの業務が次々に外注化され、何千人ものJR労働者が強制出向に駆り立てられたのだ。
 ●東労組の外注化裏切り
 それを東労組は、「他企業と比べてぬきんでた素晴らしい制度」「再雇用されるのは東労組の組合員だけだ」「覚書によって、国鉄改革を中核として担った意欲ある真面目なシニア社員だけが再雇用されることを確認した」などと称して大宣伝を繰り広げた。
 それは卑劣極まりないやり方だった。年金が出るまでの再雇用という、一人ひとりの労働者にとって何よりも切実な問題を逆手にとって労働者を外注化・強制出向に駆り立てていくというやり方。それだけでなく、それを他労組の切り崩しにまで使うやり方。どこからこんな悪巧みが生まれてくるのかと思うほどの卑劣さだ。
 しかも会社と東労組は、最終的な修正提案を全組合に一斉に行ったかのように見せ掛けて、実はその何日も前に両者の間で合意していた。東労組が事前に情報を作成して各地方に発送し、提案の日には一斉に他労組攻撃を開始できるように仕組んだのである。異様な癒着体制だ。
 それは実際に功を奏して、国労なども「再雇用」に飛び付くために外注化を認めていくことになる。再雇用を拒否されるという苦しい現実に立ち向かいながら外注化に反対して闘い続けることができたのは、動労千葉―動労総連合だけであった。
 ●「シニア協定再確認」の意味
 これが「シニア協定」とその「覚書」の本質であった。だが、今回のエルダー提案をめぐって、また再び全く同じことが起きているのだ。
 6月9日、本社で提案を受けて帰ってきたら、すでに東労組の「業務部速報」が職場に張り出されている。会社と東労組の間では少なくとも何日も前に話ができていたということだ。
 しかも、冒頭にも触れたように、「業務部速報」には、今回の提案にあたって、「『シニア協定』とその『覚書』の主旨は今も変わらないことを確認した」ということが書かれていたのである。それがどれほど重大な意味をもつのかは、「シニア協定」の経緯と内容を見れば分かるはずだ。
 「シニア協定」「覚書」の核心は、「労使は業務委託を深度化し着実に推進する」ことを確認したことにある。東労組は、現時点でわざわざそれを再確認したのだ。つまり今的に言えば、「労使は『水平分業』を深度化し着実に推進する」ということを約束したということだ。
 「水平分業」とは《分社化・転籍》、すなわち、業務外注化をこれまでとは全く違う次元まで拡大するということである。「強制出向」というレベルではなく、「転籍」を強制するところまで外注化を拡大するということだ。
 ●透けて見えてくるもの
 実際、東労組は、『業務部速報/№118』のなかで、「65歳定年延長に向けた大きな一歩です」と歯の浮いたようなことを書きながら、「とはいえ、様々な施策が行われている中で、昭和採用者が65歳を迎える7年後以降どのような体制を構築するのかなど、内容の議論を深めていかなければなりません」と書いている。
 よく読んでほしい。「様々な施策」とは「水平分業」のことだ。国鉄採用者が抜けた後のことは何も明らかにされていない。「議論を深めていかなければならない」と言うが、そこに「7年後以降」などという妙に具体的な数字が出てくる。会社と東労組の間の議論が抽象論だけで終わっているはずがないと考えれば、「7年」という数字は、この間に全業務の分社化・転籍を強行することが確認されているとも読める。
 ●大裏切りが進行している!
 最後に、この間、東労組・革マルと会社がどれほど対立し、衝突していたのかを考えてほしい。会社は明らかに労務政策を転換し、東労組・革マルを使い捨てる構えでいた。一方、東労組側は、スト権投票だとか、36協定問題など、あの手この手を使って「使い捨てないでくれ」と必死に会社に泣きついていた。
 こうした経緯をふまえて今回の問題を見ると、その意味がより鮮明に見えてくる。
 つまり、東労組・革マルは「水平分業」=分社化・転籍攻撃への全面協力を誓うことによって癒着体制を必死で修復しようとしているのではないか? そのために持ち出されたのが「シニア協定の再確認」だったのではないのかということだ。「あの時は労使一体で外注化までやったじゃないか」「東労組が協力しなければ外注化はできなかったはずだ」。こう言って自らの存在を会社に売り込んでいるのではないか。
 今回のエルダー提案の背後で、東労組の大裏切りが進んでいることは間違いない。それはJRやグループ会社で働くすべての労働者の雇用や権利を破壊し、売り渡す裏切りだ。絶対に許すことはできない。
 「水平分業」を阻止するために、そして定年延長と65歳まで働き続けることのできる職場と労働条件の確立をめざして共に闘おう。6・25定期委員会の成功をステップに、全力で反撃にたちあがろう。

エルダー提案は分社化・転籍への布石

 6月9日、JR東日本本社は、「エルダー社員の会社における業務範囲拡大」提案を行ってきた。その内容・本質は、次のとおり重大な攻撃に他ならない。

1 提案された内容

 ●JR本体雇用の対象業務
 提案では、次の業務について、エルダー社員を、出向ではなくJR本体に配置することがあるとしている。
 対象となる業務は、「①資格や適性検査の合格を要件とする業務、②設備等保全の計画、管理監督業務、③管理業務、④その他、会社が必要と認めた場合」であるが、漠然とそう記載されているだけで具体的な対象業務は未だ明らかではない。
 その背景には、車掌と設備部門で要員不足が深刻化し、このままでは業務が回らなくなるという事情があり、当座対象となるのはこの二つの業務だと言われている。
 提案では全職種・全職名が一覧表で掲げられており、それが全てJR本体雇用の対象者であるかのような印象を与えている。しかし、本社自身がそれを否定して「エルダー社員となった場合、職名を変更するのでその職名を全部記載しただけで、当面車両職や営業職を本体雇用の対象とする考えはない」と言っている。
 ●「水平分業が前提」
 対象業務に該当すれば全員がJR本体で再雇用されるわけではない。提案では、「エルダー社員は、今後も水平分業を前提に、原則としてグループ会社等への出向を命ずる」と書かれており、JR雇用はあくまでも「例外」という位置づけだ。誰をJR本体に残すのかは「任 用の基準に基づいて判断する」というのが本社の回答である。会社の恣意的判断で選別することが可能になる。
 この間も会社は「外周地域に雇用先はない」と言い張って、定年を迎える者をできる限り退職に追い込もうと腐心してきた。今回の提案はこの状況の中、さらに新たな選別を持ち込むものだ。
 ●社員と同じ勤務を適用
 さらに「会社において勤務するエルダー社員は、社員と同様の勤務種別を適用する」としている。
 エルダー賃金は指導職で17万9千円余り。この超低賃金で、現役と同じ勤務種別を適用して車掌や運転士をやらせようというのだ。乗務行路はダイ改のたびに長大化し堪え難いものになっている。それを60歳をこえた者にも適用しようというのだ。年を重ねるにつれ体力は衰え、とくに集中力は否応なく低下する。常識を外れたやり方だ。
 提案では「短日数勤務」(週休3日)を適用することができる旨の記載があるが、その場合はさらに賃金が減額される。しかも短日数勤務は職場に激しい矛盾を生み出すことになる。エルダー社員を標準数として数えるとすれば、その矛盾は全部現役世代にのしかかることになる。
 この間、CTS等に出向したエルダー社員の現実を見ても、相当な比率で65歳までもたずに身体を壊して病気休職や退職せざるを得なくなる者が生まれている。60歳を過ぎて車掌や運転士をやらせた場合、そうした者が続出することは明らかだ。そして結局使い捨てられていくことになる。

2 提案の本質―分社化・転籍への布石

 ●分社化・転籍への布石
 しかし、今回の提案はより重大な問題をはらんでいる。当座の要員不足をつけ焼刃的に乗り切るためにこんな手段で誤魔化し続けたら、国鉄採用者が65歳に達してぬけた後の職場は一体どうなるのか。それが何ひとつ明らかにされていないことだ。
 会社は「水平分業が前提」と繰り返し言い、今回の提案も「水平分業」に向けた一段階のように位置づけられている。
 だが「水平分業」とは一体何なのか? 今JRで働いているわれわれはどうなるのか? 検修構内や駅業務の丸投げ外注化がどんどん進められているが、今回対象となる車掌や運転士の「水平分業」とは一体どういうことなのか? 肝心なことは何も明らかにされていない。
 そもそも、車掌等で要員不足に陥ることは、17年前、鉄道業務の外注化に手つけた時から分かっていたことだ。駅業務を外注化してしまえば、駅から車掌に上がっていくパイプが細くなるのは当たり前のことだ。いくらエルダーを注ぎ込んでも、駅の丸ごと外注化=別会社化が今の勢いで進められれば要員不足は絶対に解消されない。
 今回の提案は、外注化によって起きる矛盾を最悪の方法で乗り切ろうとするものだ。東労組は「65歳定年延長に向けた大きな一歩です」などと言っているが真っ赤なウソだ。起きているのは真逆のことだ。
 今度の提案は、鉄道業務を「駅運営会社」「検修構内会社」「施設会社」等に分社化し(最終的には車掌・運転士も!)、労働者を転籍に追い込んでいく外堀を埋めようとする攻撃だ。そしてそれに東労組・革マルが、シニア制度の時のように全面協力しようとしているのである。
 ●検修職場で起きていること
 実際、運転車両関係では驚くべきことが起きている。CTS(千葉鉄道サービス)で、「グループ会社として業務受託を拡大していく」と明記した資料が社員に配布されているのだ。 JRで提案もされていないことがグループ会社で公然と主張される。しかも一般論としてだけでなく、今JR本体に残っている業務(機能保全・機動班・技術管理)について、JRとCTS間の人事交流を行い、「技術力をCTSに内在化させる」ということまでが書かれている。このような「人事交流」をすることもJR側からは全く提案もされていない。
 それだけではない。JRのエルダー制度について、何とCTSが「新たな再雇用制度を構築する」と打ち出しているのだ。一体何がどうなっているのか。しかも、平成35年度(2023年度)にはCTSで採用された社員だけで運転車両関係業務を運営するというシミュレーションが行われている。実際は、もっと早い段階で、分社化・転籍が強制されることになるのは明らかだ。



 一方、JR側で採用された車両検修関係の新規採用者は、今年度千葉支社では、幕張車両センターに一人、京葉車両センターに一人だけであった。それは、今後JR本体では検修関係社員の採用はしないという布石に他ならない。
 ●駅業務でも
 駅ではグリーンスタッフ採用が今年度から廃止された。それは、これからはグリーンスタッフが配置されていた大規模駅まで外注化することを意味している。駅の新規採用はJESS(東日本ステーションサービス)が行えばいいという考えなのだ。
 さらにJR千葉支社は、「今後5年間で400名の社員が純減する」という計画を発表している。この現実を利用して、ローカル線切り捨てと「水平分業」=分社化・転籍を進めるというのだ。
 今回の提案は、外注化の矛盾を現場の労働者に転嫁し、組合つぶしに利用しながら、全体を分社化・転籍に追い込んでいこうというところに本質がある。(続く)

CTS駅舎清掃―休憩施設について団交 直ちに改善せよ! 休憩施設の現状は、労働安全衛生法、事務所衛生基準規則など、最低限の基準さえも満たしていない明白な違法状態だ!

5月31日に団体交渉

 動労千葉は5月31日、CTS各事業所での休憩施設問題について団交を行った。
この間、エルダーとしてCTSに出向している組合員から、駅舎清掃を行うときの休憩施設について強い怒りの声があがっている。「手や顔を洗ったり、飲用や食器を洗うための水道もない」という、あまりにひどい現状だ。
 3月17日にCTSに申し入れを行ったが、CTS担当者から「各事業所の調査を行うため時間が必要だ」とい申し出があり、2カ月半後のこの日の団体交渉となった。

飲用・食器洗い用の水道は「まったくない」!冷暖房もない!

《組合》会社として調査をしたはずだが現状と課題は。
《会社》ある程度、実態把握を行った。多くはJRから借用した場所で、ホーム階段下などの場所が休憩場所になっているのが実態だ。今のままでよいと認識はしていない。これまでもJRと調整し、徐々に休憩場所の確保は行われてきているが、今後もCTS社員の労働環境の改善にとりくんでいく。
《組合》具体的には。
《会社》いきなり全事業所とはいかないので、とりあえず緩行線エリアからJRと調整をはかっているところ。動労千葉組合員のいる内房線エリアは、現状の場所に給排水工事をするのは難しい。南船橋事業所のように作業ダイヤ見直しで休憩場所の確保をはかった例もある。
《組合》申し入れ書に沿って、具体的な調査結果を。
《会社》とくに内房エリアについて述べると「①出先での休憩場所の有無」はある。「②冷暖房施設の有無」については、五井駅にはエアコンはある。姉ヶ崎、浜野、八幡宿にはない。総武本線エリアでは都賀、四街道にはあるが物井はない。外房線エリアでは、鎌取、誉田、土気にはない。暖房施設は、鎌取のみ電気ストーブがあるが、その他はまったくない。「③飲用または食器洗浄用の水道」は、まったくない。「④湯沸かし器」もない。「⑤せっけんなど衛生用品」もない。「⑥休憩用の椅子、机」はある。「⑦救急箱」は出先にはないが事業所から出かけるときに、カットバンなどを持参してもらっている。
《組合》調査を通して、今後、ここは改善していけるなどの目安は?
《会社》JRとの関係で、駅の施設(洗面、水道、トイレなど)は使用してよいということにはなっているが、CTS社員が行きやすいかというと、そうともいえないのが現実。結局は、CTS独自の休憩場所を確保することが課題だと考えている。何が必要なのかを現場の社員の方から聞き取り、できるだけ対応していきたい。
《組合》今回は、第1回目。早急に改善をはかっていってもらいたい。今後も、多くの組合員が駅舎清掃に就労するので、具体的要望がどんどん出てくる。それに沿って今後も交渉していくつもりだ。

明白な違法状態だ!
ただちに改善しろ!

 現場組合員からの報告の通り、出先の駅舎は、まさに「無い無いづくし」のひどい現状であることが明らかになった。衛生的な環境で食事を取ることもできない。酷暑の日や、極寒の日に、ゆっくりと一息ついたり、体を休めることもできない。このような労働環境で、丸一日、汗だく、ホコリまみれになって働けというのは本当にとんでもないことだ。
 駅舎での休憩施設の現状は、労働安全衛生法、事務所衛生基準規則など、最低限の基準さえも満たしていない明白な違法状態だ。「徐々に」ではなく、ただちに、全面的に改善していくことが会社の義務だ。今後も、引き続き、会社の姿勢を追及し、具体的改善をかちとっていこう!

エルダー制度を利用した不当労働行為弾劾! 6月末闘争へ全力でたちあがろう

 5月25日、エルダー制度の就労先としてCTS木更津事業所を希望していた組合員に本人希望と異なる提示を行ってきたことについて、動労千葉申第22号に基づき団体交渉を行った。

(5月12日 動労千葉申第22号抜粋)

東日本旅客鉄道株式会社
千葉支社長 藤森伸一 殿

エルダー制度に関する申し入れ

1.CTS木更津事業所に関して、常時要員を公募していることに加え、3月末の退職に伴う要員補充の必要性が生じた際、エルダー制度で木更津事業所を希望していた組合員がいるにも関わらず、その者をエルダー社員として配置しなかった理由を具体的に明らかにすること。
2.今後の外周区におけるエルダー雇用の展望について具体的に明らかにするとともに、外周区にエルダー雇用の場を確保すること。
3.エルダー制度に関して、本人希望に基づく就労先を提示すること。
4.定年年齢を延長し、65歳まで働くことができる労働条件を確立すること。

 JR千葉支社は回答拒否

 今年度のエルダー希望者について、木更津支部3名、幕張支部1名、佐倉支部1名に希望と異なる就労先が提示された。不当な取り扱いに抗議して再雇用契約を保留してきたが、会社は3月にも当初と同じ就労先を再提示してきた。
 3月末、木更津事業所で1名が退職し、そこにエルダーを配置できる状況となった。そこで、組合側からJRに配置変更の要請を行った。
 これをうけて4月、JRはCTSに木更津への配置を要請し、CTSはJRからの要請があれば配置変更を検討するとしていた。
 だが5月連休明けにJR千葉支社が、「CTSから木更津にエルダーが就労すべき勤務種別がないとの回答があった」として、本人希望を拒否する回答を行ってきた。
 そして今回の団体交渉では、組合から、「木更津事業所にエルダーを配置すべき勤務種別があるのかないのか、明らかにしろ」「CTSからの回答の詳細を明らかにしろ」と追及した。
 すると何と、千葉支社は、「勤務種別があるともないともいえない。具体的内容については回答できない」と回答したのだ。
 外周区にエルダーが就労できる勤務種別があるかどうかは、エルダー制度の根幹に関わる問題だ。これまでエルダーの面談や団体交渉で、「そもそも就労できる勤務種別がない」などという説明は一切されていない。
 もし勤務種別がないなら、これまで何の説明もなく希望だけさせておいて「ダメだった」と遠距離通勤を強制してきたことになる。そのためにやむなく退職に追い込まれた仲間が、既にたくさんでているのだ。外周区での再雇用を希望する者全体の問題であり、改めてすべて面談をやり直さなければならないような大問題だ。
 もう一方で、勤務種別があるならば、木更津にエルダーを配置しなくてはならなくなる。
 そもそも、CTS木更津事業所では、常時要員の募集をかけていた。さらには、3月末に退職者が出たこともあり、エルダーを入れることは十分にできたはずだ。
 それにも関わらず、動労千葉組合員の木更津事業所への配置を拒否したのなら、エルダー制度を利用した完全なる不当労働行為だ。これをごまかすために、千葉支社は回答そのものを拒否するという許しがたい対応に出たのだ。

 JR・CTS全労働者の問題

 この問題は、単に今年度の退職者だけの問題ではない。
 すでに来年度の退職者の面談が行われていなければならない時期だが、本社からの指示で全支社的に面談がストップされている。
 これは明らかに異常事態だ。再雇用制度そのものの見直しを含め、これまでの次元を超えた全面外注化・分社化、転籍強制攻撃の準備が裏で進められていると見なければならない。
 実際、CTSでのエルダー入社式での資料には、「受託業務拡大」「(JRの)新たな雇用制度の確立」「技術力の内在化」「人事交流」などといった言葉が踊る。JRとの間で相当の話が水面下で進められていることは明らかだ。
 これは来年度以降の再雇用のかかった問題であり、外注化・分社化攻撃を許さない闘いだ。
 JR―CTSによる不当労働行為弾劾! 定年延長と65歳まで働ける労働条件確立、全面外注化・分社化と転籍強制粉砕に向け、6月末闘争に全力でたちあがろう。

エルダー制度をめぐって6月末闘争配置を確認 ― 5月24日 第4回支部代表者会議 ―

 動労千葉は、5月24日、DC会館において、第4回支部代表者会議を開催し、「エルダー制度をめぐる闘争体制確立」をはじめとする当面する取り組みを決定した。

 欠員なのに就労拒否

この間、動労千葉は、CTS木更津事業所での退職による欠員もあり、木更津支部の退職予定の組合員の就労先としてCTS木更津事業所への配置を要求してきた。
 これに対して、千葉支社は、「木更津にはエルダーが就労できる勤務種別がない」と拒否回答を行ってきた。

これは重大問題だ

 これは、エルダー制度の根幹にかかわる重大問題だ。面談や、団体交渉でも一言も説明されてこなかったことだ。「勤務種別」がないのであれば、面談時に説明しなければならない。説明もせずに「希望」だけださせて、「駄目でした」といって千葉方面への遠距離通勤を強制してきたということだ。
 しかも、これによってやむなく退職に追い込まれた組合員もいる。こんなデタラメな扱いを許すことはできない。
 さらに、来年度のエルダー希望が今後行われることになることから、この問題を曖昧にすることはできない。

闘いの配置が必要

 18年度退職者のエルダーの就労先問題は、さらに困難な状況になる。今からJRに対する闘いを配置する必要がある。
 また、エルダー就労後の労働条件―職場環境をめぐって「手を洗う所もない!」という現場からの要求や意見も出されている。
 当面5月25日のJR千葉支社、31日のCTSとの団交の取り組みを強化することとする。

万全の意思統一を

 今後、エルダー制度をめぐる状況に関して、万全の意思統一をはかり、6月末に闘争を配置することとする。6月中旬までに全支部オルグを実施。具体的闘争方針については、6月25日の第77回定期委員会において確立することとする。

尼崎事故12周年弾劾!
4・23全国総決起集会 全国から230名

 動労千葉と国鉄闘争全国運動・関西が呼びかけの「尼崎事故12周年弾劾!全国総決起闘争」が4月23日、尼崎現地で闘われた。動労総連合を先頭に全国から230人が結集した。動労千葉から4名が参加した。

6・11国鉄集会へ

 主催者団体として繁沢副委員長があいさつにたち、「JRが全面的な分社化とローカル線切り捨てを柱にする第2の分割・民営化攻撃に踏み込んでいる。動労千葉・動労総連合は3月ダイヤ改定阻止のストライキでこれを粉砕する決戦に入った。戦争と共謀罪を打ち砕くためにも国鉄闘争全国運動の6・11国鉄集会に総結集しよう」と訴えた。
 関西生コン支部の武谷書記次長は、この日、近畿各地でミキサー車を連ねての共謀罪反対行動を組合員が展開していると報告した。
 動労西日本の山田書記長が基調を提起。「尼崎事故を繰り返すな! 反合理化・運転保安確立闘争を貫きJRの第2の分割・民営化攻撃粉砕へ、何より動労総連合青年部を結成を勝ち取ろう」と訴えた。その後、全国から駆けつけた動労総連合の発言がつづいた。カンパアピールの後、港合同をはじめ11団体から決意表明が行われた。
デモ行進終了後、事故現場に献花を行い、反合理化・運転保安確立に向けた誓いを新たにした。

5・15 CTS 清掃事業部門交流会を開催  ○共謀罪5.19衆院法務委員会 強行採決弾劾!

 CTS清掃事業部門の交流会が5月15日、DC会館で開催された。
 昨年以降、CTS清掃部門で働くエルダー組合員が増え、また組合員が働く事業所も拡大している。そこで、エルダー組合員とCTS組合員の交流を図るために、この会合が設定された。CTS組合員が所属する幕張支部、木更津支部、京葉支部に加え、千葉運転区や佐倉支部の仲間も参加し た。

エルダーとCTS組合員が団結し組織拡大へ

 冒頭、あいさつに立った田中委員長は「CTS組合員とエルダー組合員が一致団結したら、必ず組織拡大は実現できると確信している。第2の分割・民営化、別会社化と労働条件の全面解体が狙われる中で、CTSでの取り組みは決定的に重要になっている。今日はぜひ、ざっくばらんに職場の現状を聞かせていただきたい」と発言。
 川崎書記長からは「退職のほとんどがエルダーを希望しCTSで働くことになる」と述べ、CTSで多数派をめざす闘いに取り組もうと呼びかけた。続いて、CTSで働く北村特別執行委員が、CTSの社員数や事業所数、この数年間のCTSでの取り組みの経過を報告した。

「手を洗う所もない!」
ひどすぎる 労働環境に怒り

 CTS千葉東事業所で働く組合員は「日刊動労千葉でも出してもらったが、ブラックな職場そのものだ。清掃作業をする駅の待機所は、手や顔を洗うところもない。なんとか改善してもらいたい。駅では洗浄機をつかって作業をしているが、全部、どこか壊れていて、まともに動くものがひとつもない。団交で出してほしい」と怒りをこめて現状を報告した。5月からCTSで働き始めた組合員からは「JRとは労働条件面でもずいぶん違う。労災の扱いも問題がある。JRと違って半休が取れないのは、まったくおかしいし実際に困る」と述べた。また今年度、清掃部門に就労を予定している組合員からも抱負と決意が語られた。
 最後に、駅事業所での労働条件改善、無期雇用転換手続きに関する取り組み、さらに組織拡大闘争を強めることを確認して会合を終えた。
 会議終了後、全員で会食をおこない、お酒を交えながらさらに交流を深めた。清掃部門の交流会は動労千葉としても初めての取り組みだったが、非常に有意義な集まりとなった。今後も継続して開催していきたい。

共謀罪 5.19衆院法務委員会 強行採決弾劾!


この1ヶ月間、全ての力を結集して共謀罪廃案へ!
 戦争に向かっての「最後の歯止め」が外されようとしている。かつての治安維持法がそうであったように、共謀罪は労働組合を破壊し、戦争や圧政に反対する民衆の闘いを圧殺する刃となって猛威をふるうことは明らかだ。
 国会会期末は6月18日だ。政府は「会期延長しても成立させる」と公言している。しかし、『森友問題』『加計問題』と安倍政権はガタガタだ。国会周辺をはじめ、全国各地で怒りの声がどんどん大きくなってきている。この1ヶ月間、全力で立ち上がれば絶対に阻止しできる。
《写真》5.19戦争と共謀罪に反対する大集会(東京弁護士会館2階講堂クレオ)

「無期雇用転換」手続きの開始にあたって訴えます! 堂々と「無期雇用に転換する」 と意思表示を

約260人が対象

 組合員のみなさん。
 CTSで働くみなさん。 5月冒頭からCTSの契約社員・パート社員の「無期雇用転換」に関する書類が配布され、手続きが始まっています。
 今年度は2014年3月31日以前に採用されたすべての契約・パートの仲間、CTS全体で約260人が対象となります。

CTSと確認したこと

 動労千葉は「無期転換への意思確認書兼申請書」についてCTSと次のことを確認しました。

①「自己アピール」は、この間団交で確認した「無期転換を希望します」「65歳まで働く意思があります」を記入してもらえれば良い。
②「健康状態」は「良」で良い。
③「その他」は記入しなくても良い。

 前期に手続きの人(=4月~9月に入社の人)は、5月から会社担当者・現場長との面接が始まります。堂々と「無期雇用に転換する」と表明しよう。

現場を回しているのは私たちだ

 申請書には「無期転換に向けての自己アピール」を書き込む欄がありますが、本当にふざけた話です。無期転換は、こちらから頭を下げて会社にお願いする筋合いのものではありません。本来なら会社は、5年を超えた全員を、無条件で無期雇用に転換しなければならないのです。
 何よりも、酷暑の日も、雨の日も、極寒の深夜作業でも、職場を支えてきたのは現場で働く私たちです。5年、10年、20年と働いてきた者が、なぜ「自己アピール」や「面接」などやらなければならないのか。
 他方で、JRからの天下り役員や管理者たちは、一枚の窓も拭かず、モップを握ったこともないのに私たちの何倍もの高給をせしめています。私たち労働者の存在なしに、彼らの賃金など一銭も出ないのです。


違法・脱法の就業規則撤回を

  労働契約法という法律では、くり返し契約更新してきた労働者の雇い止めを禁止しています(19条)。そして、勤続5年を超えた労働者が意思表示をすれば無条件に無期転換することを定めています(18条)。
 CTSは、この「5年ルール」の適用を逃れるために、「契約・パート(有期)の雇用期間は最長で5年」「4年目を迎えた社員から申請を受けた場合は無期雇用とすることがある」と就業規則を一方的に変更しました。あたかも“会社が認めた人だけが無期雇用に転換できる”かのように書かれていますが、これ自体が、とんでもない法律違反、脱法行為なのです。
 毎年の年度末に、何度も契約更新をしてきた労働者を、一方的に雇い止めすることなどできません。CTSは希望者全員を、無条件で無期雇用にせよ。そして希望者全員を正社員にせよ。

 少しでも疑問や不安がある方は、職場の動労千葉組合員か、動労千葉本部のほうへ、遠慮なくご連絡ください。

JR-CTSを貫く組織拡大への総決起! 5.15CTS清掃事業部門交流会へ  第3回支部代表者会議を開催

4月28日、DC会館において第3回支部代表者会議が開催された。
 冒頭、田中委員長が3・4月闘争に対し各支部の協力に対し感謝が述べられた。

17春闘の総括の視点

 川崎書記長より、まず17春闘の総括の視点が提起された。
 ①地域切り捨て=社会的大リストラ攻撃に対して、動労千葉が呼びかけ、地域住民が結集し、地域からの反乱を組織する典型を示すことができた。
 ②貨物の賃下げ攻撃に職場からの反撃を組織し、団結を維持して闘いぬいたことの意味は極めて重要。
 ③CTS春闘においては、手当や詰所問題等に対する職場の怒の声に基づく闘いを展開し、さらに大幅賃上げ獲得に向けて段階的な闘いを構築することができた。こうした闘いは、今後の「無期転換」との闘いや来年の本格的な賃上げの闘いへとつながる闘いであった。
 ④分割・民営化の破綻はJR総連革マルの危機を直撃し、東労組は組織的混乱に陥り、離反・脱退が始まっており、JR総連打倒―組織拡大への大きな展望を切り拓いた。
 ⑤そして何よりも、朝鮮戦争・世界戦争の危機が切迫する歴史的大転換という情勢の中で闘われた今次闘争は、「戦争を絶対に許さない」という動労千葉―動労総連合の固い決意を示す闘いとしてあった。

当面する取り組みについて

 つづいて、日本の動き、JR情勢と、当面する取り組みについて述べられた。
①国鉄闘争全国運動の6・11全国集会に全力で取り組む。団交拒否を続けるJRに対して逃がさない闘いを強化する。② 6月7日に結審する出向命令無効確認訴訟の裁判終了後、外注化反対闘争と出向命令無効確認訴訟が切り開いてきた地平について、検討・学習会の場を設ける。③CTSの清掃事業部門のエルダー組合員―CTS組合員の交流を図り、CTSでの組織拡大に向けて取り組みを強化する。④3月ダイ改に関する行路別実態調査 ⑤CTSでの「無期転換」に伴う選別・解雇粉砕に向けた取り組みについて⑥内房線と地域を守る会結成総会への参加について⑦新共謀罪成立阻止の闘い、沖縄現地闘争にの取り組みなどが提起された。
 その後、中村執行委員から17夏期物販と「解雇撤回・JR復帰」の新署名への引き続きの協力が要請された。

  当面する取り組み

5月13日(土) 団結潮干狩り大会 9時30分~木更津江川海岸 

5月14日(日) 動労千葉OB会定期総会 15時~ DC会館 
5月15日(月) CTS清掃事業部門交流会 18時~DC会館 

5月19日(金) 戦争と共謀罪に反対する大集会 18時30分~東京・弁護士会館 

6月 7日(水) 動労総連合出向無効確認訴訟・結審 11時 東京・東京地裁 
6月 7日(水) 動労総連合出向無効確認訴訟総括・討論集会
 13時~ 日比谷図書館文化会館 

6月11日(日) 6.11国鉄闘争全国運動総決起集会 
 13時~ 江戸川区総合文化センター 

ベアゼロ回答に反撃を  組織拡大で、CTS職場の多数派へ  4・12CTS団交報告

ゼロ回答を居直る

 CTSは12日、2017年度新賃金についてゼロ回答を強行した。動労千葉は同日午後6時から、これを徹底弾劾するCTS本社抗議闘争に立ち上がった。
 この日、5時過ぎから行われた団交でCTSは「2016年度は減収減益」「組合の要求に応える体力がない」とゼロ回答を居直った。社員についてはベアゼロ、定期昇給(4号棒)のみ。契約・パート社員については「現在の賃金」と文字通りの「ゼロ」だ。

激しい怒りを叩きつける

 団交に参加した組合員からは「『38000円の賃上げ』『時給制の者は一律1500円に』というのは職場のアンケートに根差したギリギリの要求だ。一年に三分の一の人が辞めざるをえない現実をどう考えているのか」「60歳を過ぎたらさらに賃金が減る。食べていけない」と切実で激しい怒りがたたきつけられた。

「余裕がない」「体力がない」だと!ふざけるな!

 抗議闘争ではCTSで働く組合員、仕事を終えて結集したJR本体の組合員、支援の仲間がひとつになり次々と声をあげた。
 「体力がないなどと言っているがCTSはJR東の100%子会社だ。JR東日本は空前の利益を上げているではないか」「天下りのCTS役員は年収1千万円前後の者もいる。ある事業所の所長は68歳でなお所長のイスにしがみつき『俺は70歳まで年金はもらわない。そうすると年金支給額が相当多くなる』などと吹いている。こんな連中が現実にいるんだ」。
 他方で、雨の日も雪の日も、酷暑の中でも、汗だくで働いている現場の仲間は年収200万円前後がほとんどだ。こんなふざけた会社があっていいのか! CTSの現場組合員は「生活が厳しい。手当も切られた。どうやって生活しろというのか」と会社を弾劾した。

CTSでの組織拡大で反撃しよう 

 各支部の代表、青年部、ちば合同労組、動労千葉を支援する会からの発言に続き、行動のまとめを行った田中康宏委員長は「あたかも利益が上がってないかのような会計処理をし、それをすべて現場の労働者に押し付ける。こうやって低賃金が社会にまん延してきた」「こうした社会を生み出したのが国鉄分割・民営化だった。CTSで職場の多数をとる闘いに絶対に挑戦しよう。それを、今日の闘いのまとめとして訴えたい」と述べた。
 最後に参加者全員で「CTSは生きていける賃金を出せ!」「『5年雇い止め』を粉砕するぞ! 希望者全員を正社員にしろ!」「CTS春闘に勝利するぞ!」とCTSに向かってシュプレヒコールを上げ、この日の行動を終了した。

第15回団結潮干狩り大会
5月13日【土】9時30分より
 木更津・「江川海岸」
 JR巌根駅着の列車について送迎車
を手配します。
下り 8時59分【千葉発8時21分】
上り 9時29分【館山発8時02分】

 

CTS-ベアゼロ回答弾劾! 生きていける賃金を出せ! 希望者全員を正社員にしろ! 4・12 CTS本社前抗議行動

一切の要求を拒否
ゼロ回答を許すな

 CTSは、4月12日の2回目の新賃金交渉で、組合側の要求を一切無視し、ベアゼロ回答を行った。動労千葉は、団交終了後の18時から、CTS本社前での抗議行動を、CTS組合員を先頭に60名を超える組合員、支援が結集し、激しい怒りが叩きつけられた。
  動労千葉は、職場でのアンケートなどを踏まえ、生活できる賃金として社員38000円の賃上げ、契約・パートは時給換算で1500円への引き上げ、さらに住宅手当の新設、契約・パートへの扶養手当の支払いなどを要求してきた。

「余裕がない」ふざけるな!

これに対してCTSは団交で、「組合の要求は理解する。しかし会社に賃上げする余裕がない」とゼロ回答を行ってきたのだ。
 ふざけるな! CTSは、史上空前の利益を上げているJR東日本の子会社だ。なんで「余裕がない」などと言えるのか。

総人件費の半分以上が天下りに

 CTSは「JR東日本グループ企業」などと社員募集しているが、その現実は、日勤で月の手取りが12万~13万円。住宅手当もない。これでまともに生活できると思っているのか。人間らしい生活をする権利が無いというのか! 
 JR幹部からCTSに天下った連中の年収は1千万円以上の高給取りだ。その一方で、現場で汗水ながして働いている労働者のほとんどが、年収は200万円前後だ。
 この間の団交で判明した事実は、CTSの総人件費の半分以上が、この天下りやJRから出向している幹部連中に払われているというのだ。

職場の多数派に!

 生きていくことが出来ない現実が社会全体に蔓延している。労働者の4割以上が非正規職だ。その出発点は国鉄分割・民営化だ。
  この現状を打破する唯一の道は、闘う労働組合の存在であり、多数派になることだ。
 本気で、CTSで働く600名の労働者の過半数を動労千葉組合員に獲得しよう。そうすればCTSの現状を変えるだけでなく、社会全体に波及し、社会の根本的変革の力にもなることは間違いない。
  この悔しさ、怒りを組織拡大に! 

 

生きていける賃金を出せ! 希望者全員を正社員にしろ! 4・12 CTS本社前行動に総結集を

 動労千葉は4月4日、4月1日以降の新賃金についてCTSと団体交渉を行った。
 最初に組合から要求の趣旨説明を行い、会社が2016年度の決算予測について説明を行った。
 CTSの、16年度の営業収益は36億4300万円(対前年比 2億2700万円の減)、営業費用が35億8600万円(対前年比 1億4200万円の減)、営業利益は5600万(対前年比8500万円の減)。会社は「2016年度は減収減益となり厳しい状況だ。2015年7月以降、駅業務をJESSに移管したため営業収入が約4億減少。千葉駅開業での清掃エリア拡大、車両清掃の契約更改で2億円の収入増。トータルで2億円余りの減となった。同時に人件費が減った分、営業費用も減少した。その他の収入、支出に大きな変動はない」と説明した。
 営業費用のうち人件費の割合は約8割強。営業収入の割合は、清掃部門が6割強、運転車両部門が2割強、その他、販売管理が1割弱である。 “生きていける賃金を出せ! 希望者全員を正社員にしろ! 4・12 CTS本社前行動に総結集を” の続きを読む

「水平分業」=分社化・転籍攻撃を許すな!

分社化・転籍への外堀を埋める攻撃

 JR東日本が掲げる「水平分業の深度化」とは、鉄道業務の外注化をこれまでとは全く違う次元に進めようとする重大な攻撃だ。鉄道の業務を「駅運営会社」「車両検修会社」「保線会社」等、何十もの会社にバラバラに分社化し、JR本体は鉄道施設を保有しているだけの持株会社にしていく。そこで起きるのは、JRで働く労働者への「転籍」の強制だ。つまり「水平分業」とは、《外注化→強制出向》から《外注化→転籍》への外注化攻撃の質的な転換を意味するものだ。 “「水平分業」=分社化・転籍攻撃を許すな!” の続きを読む

CTS、年齢給や手当などの賃金改定を提案 生きていける賃金を出せ! 17春闘で大幅賃上げを勝ち取ろう

CTSは2月20日、4月1日付での就業規則改定案を各組合、職場代表に提示し、意見聴取を行ってきた。この改定案をめぐって3月17日、CTSと団体交渉を行った。

「プロパー社員の離職防止」

 改定案の概要は以下の通りだ。
①若年層の年齢給を増額する。また清掃部門も含めた熟練社員の離職防止のため、現在は49才から低下する年齢給を、44歳以降定年まで定額とする。
②新卒者の安定的確保のため、採用市場を見ながら職務給の加算を行う。
③乗務員指導、構内作業計画、検修技術管理などを担当する社員について「指導担当・計画担当」の職務手当を新設する。
④「検修技能資格(1級、2級、3級)」制度、各資格手当を新設する。
⑤乗務員、検修作業の作業手当を若干、増額する。信号取扱の作業手当を新設する。
⑥病気休職発令の条件を若干緩和するなどだ。

 提案の理由についてCTSは「離職リスクが高い若年者の賃金水準改善のため」「新卒者の安定的確保、熟練者の労働力確保のため」などとしている。 “CTS、年齢給や手当などの賃金改定を提案 生きていける賃金を出せ! 17春闘で大幅賃上げを勝ち取ろう” の続きを読む

エアコンも、飲用や洗面につかう水道もない! 手も顔も洗えない! 石鹸すらない!! CTSは直ちに改善せよ!

劣悪な職場環境!

 動労千葉は千葉鉄道サービス(CTS)に対して3月17日、「各事業所の休憩施設に関する申し入れ書」を提出した。

動労千葉申20号
2017年3月17日

各事業所の休憩施設に関する申し入れ

1.CTS各事業所における休憩施設について

(1)駅舎清掃を担当する各事業所および出先の駅舎に関して、次の点を明らかにすること。
  ①出先の駅舎で休憩する施設の有無について。
  ②暑さ、寒さをしのぐための冷暖房設備の有無について。
  ③飲用または食器洗浄に使用する水道施設の有無について。
  ④冬季に使用するための湯沸かし器の有無について。
  ⑤洗面施設の有無及び、せっけん等、衛生状態を保持するための備品の有無について。
  ⑥休憩を取るための椅子及び机の有無について。
  ⑦救急箱の有無について。

2.駅舎におけるJR施設(休憩室、飲用の水道、洗面所、更衣室、トイレ等)の使用方に関して明らかにすること。

 すでに、エルダー社員としてCTSに出向して働いている動労千葉組合員が数多くいる。中でも、駅清掃を担当する組合員の職場環境が極めて劣悪だ。
 ある駅での作業待機所は、4畳半ぐらいのスペースの物置小屋。多くの清掃用具、ペーパーやごみ袋のストック置き場、さらには回収したごみの集積所と兼用だ。あいている空間は「1畳半ぐらいしかない」。中にあるのはモップを洗うためのシンクのみで、飲用や洗面につかう水道もない。エアコンはもちろんなく、手を洗うための石鹸すらない。ここで働く組合員は、毎日飲む水を、水筒に入れて持参するか、コンビニ等で買っている。仕事終わりには、各駅で作業を終えた労働者が、指定の便乗列車でいっせいに事務所に帰ってくるため、事業所の事務所も大混雑となり、満足に手も顔も洗えないまま帰宅せざるをえないのが現実だ。
 ここで働く組合員は、まず手を洗うこと、顔を洗うこと。水が使えるところがないことが一番の問題だ」と訴えている。

全CTS労働者の問題だ

 これは、ある駅の特殊な事情ではない。車両センターや大きな事業所の事務所以外は、どの駅でも同じような状態だ。JR東日本は「グループ会社全体としての発展」などと、えらそうなことを言っているが、下請け会社の仲間が置かれている現実が、ここにまざまざと示されている。本当に怒りにたえない。直ちに改善させなければならない。

これは違法状態だ

 言うまでもなく、こうした設備の不備は、労働安全衛生法をもとにした労働安全衛生規則や事務所衛生基準規則など、最低限の基準すら満たさない違法状態だ。春闘の重要な一環として、徹底的に追及し改善をかちとろう。

事務所衛生基準規則

(給水)
第十三条  事業者は、労働者の飲用に供する水その他の飲料を十分に供給するようにしなければならない。
(洗面設備等)
第十八条  事業者は、洗面設備を設けなければならない。
(休憩の設備)
第十九条  事業者は、労働者が有効に利用することができる休憩の設備を設けるように努めなければならない。

 

3月ダイ改阻止の闘いを引き継ぎ、 春闘第2ラウンドの闘いへ

組合員が総決起

 動労千葉は、第2の分割・民営化攻撃粉砕、3月ダイ改阻止、内房線・久留里線の切り捨て反対を掲げ、3月4日から5日にかけて全本線運転士がストライキに起ち上がった。
 3月3日のスト貫徹総決起集会、4日の館山行動、5日のJR東日本本社抗議闘争にのべ200名を超す組合員が決起し、闘いをやりぬいた。
 われわれは2月4日の館山地域集会を地域住民と一体となって成功させ、JR-安倍政権の地方切り捨て攻撃と真正面から闘いぬく陣形を作りあげることをもって、第2の分割・民営化攻撃粉砕の突破口を切り開いた。この力をもって17春闘勝利、分社化・転籍攻撃粉砕、1047名解雇撤回、国鉄労働運動の再生へ全力で突き進もう。 “3月ダイ改阻止の闘いを引き継ぎ、 春闘第2ラウンドの闘いへ” の続きを読む

「65歳まで働く意思を示せばよい」 【無期雇用転換】 CTSとの団交で強く再確認

 動労千葉は3月3日、CTSと春闘第一弾の団体交渉を行った。今回の交渉では、各事業所ごとの該当者の数、申請・面接の詳細を明らかにするとともに、無期雇用転換に際しては「65歳まで働く意思を示すだけでよい」ということを強く再確認した。
 2017年度中に、CTSで働く契約・パート社員の過半数が申請・面接・判定の対象となる。ひとりの雇止め=首切りも許さない闘いをさらに強めていこう。莫大な黒字を積み上げるJR東日本を包囲し、生きていけるだけの大幅賃上げをかちとろう。全組合員の総決起で、CTS、貨物を焦点とする春闘第2ラウンドに突入しよう。 “「65歳まで働く意思を示せばよい」 【無期雇用転換】 CTSとの団交で強く再確認” の続きを読む

安心して働き続けられる職場を

動労千葉は2月14日、CTS本社に対して、春闘第1弾の申し入れ書を提出しました。


労働条件及び無期雇用転換等に関する申し入れ(その1)

2017年2月14日

1.JR東日本のダイ改にともなうCTS各事業所の労働条件に関して、以下の点を明らかにすること。
(1)JR東日本の3月ダイ改にともなう内房線での君津・木更津折り返し運転、及び内房線、久留里線の列車削減に関連して、館山事業所、鴨川事業所、木更津事業所の要員数、作業ダイヤの計画について。
(2)「特急列車の削減」「木更津・君津系統分離」等、ここ数年、千葉以東の列車削減が相次いでいることに関連して、CTS各事業所の将来展望に関する会社の考え方について。

2.契約社員・パート社員の「無期雇用転換」に関して、以下の点を明らかにすること。
(1)2017年度中に雇用期間4年目を迎える契約社員・パート社員(無期雇用転換の該当者)の事業所ごとの人数について。
(2)無期雇用転換に関する「申請」「面接」「判定」の実施時期、実施要項の詳細について。

3.定期健康診断については、労働者の健康確保のために会社が実施義務を課せられていることから、労働時間として取り扱うこと。

4.作業手当てについて次のとおり取り扱うこと。
(1)夜間作業手当については、全事業所一律に、一日あたり1500円に改めること。
(2)ポリッシャー作業を行っている実態があることに踏まえ、ポリッシャー手当てを復活させること。
(3)汚物処理、人身事故後の車両洗浄など、精神的・肉体的負担が過大な作業をおこなった場合は、作業手当てを支払うこと。           
 (以上)


会社は責任をもって雇用・生活を守れ

 一つ目の項目は、3月4日のダイ改にともなうCTS各事業所の労働条件についてです。
 内房線や久留里線で、またも列車削減が計画されています。房総半島外周地域のCTS各事業所では、雇用や労働時間、健康保険の取り扱いなどについて不安が広がっています。CTSと親会社であるJR東日本には、雇用した仲間の仕事と生活を守る責任があります。

ひとりの首切りも許さないぞ!

 第2は、昨年の就業規則改悪にともなう「無期雇用転換」に関してです。早くも今年から、無期転換に向けた「申請」「面接」「判定」の手続きが始まります。2014年3月以前から働いているすべての契約・パートの仲間が対象となります(2014年4月以降に入った方は、来年度以降)。
会社は昨年の団交で「契約・パート社員は最長5年で雇用満了。無期雇用転換は新たな採用行為と考えている」とふざけたことを言っていましたが、会社の勝手な選別=解雇を絶対に許してはなりません。こんな差別・選別の制度は、絶対に撤廃させなければなりません。

生きていける賃金を出せ!

 第3、第4は、健康診断の取り扱い、作業手当てについてです。
 ポリッシャーを実際にやっている人に手当てが出ない、汚物処理などの大変な作業にも手当てが出ない。健康診断は「自分の時間」で行け。現状は矛盾だらけです。10月以降、若干の基本賃金引き上げがありましたが、職場の仲間は「ぜんぜん上がった実感がない」「何十円アップなんて子どものこづかいじゃあるまいし」と口々に言っています。
 仕事や仲間にやっと慣れても、あまりの低賃金で働き続けられない。その結果、要員不足や、残った者への労働強化が慢性化しています。手取り確保のために無理して夜勤を増やし、体調を崩している仲間も多いです。カゼを引いても、なかなか治りません。日勤だけで生活していけるだけの賃上げこそ、すべての問題の土台であり、みんなの最低限の要求です。

声を上げよう

 今回の申し入れ書は、大幅賃上げを求める闘いの第1弾です。組合アンケートにもとづく基本賃金引き上げ要求は追って提出します。一人ひとりが声を上げることこそ、会社に対する最大の力です。賃上げと労働条件改善をかちとり、安心して働き続けられる職場をともにつくろう!

17年の闘いへの青年部の訴え —- 動労千葉に入り、怒りと誇りをもって共に闘おう!

 3月ダイ改反対、外注化粉砕、CTS大幅賃上げ―就業規則改悪撤回、組織拡大に向けた17年の闘いの決意を、青年部に語っていただきました。

〈参加者〉

北嶋青年部長(千葉運転区支部)
渡辺青年部書記長(幕張支部)
HK 常任運営委員 (京葉支部)

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17春闘で大幅賃上げをかちとろう—CTS組合員からの新年あいさつ

安心して働き続けられる職場を

【幕張支部】

 昨年の就業規則改悪をめぐっては、さまざまなご協力をいただき本当にありがとうございました。
 早くも今年から無期雇用転換に向けた「申請―面接-判定」が始まります。
 会社は団交で「契約・パート社員は最長5年で雇用満了。無期雇用転換は新たな採用行為」と、ふざけたことを言っています。会社の勝手な選別=解雇を絶対に許さず、一瞬も油断することなく、一人の雇い止めもさせない闘いをつくっていかねばならないと決意しています。こんな差別・選別の制度は、絶対に撤廃させなければなりません。 “17春闘で大幅賃上げをかちとろう—CTS組合員からの新年あいさつ” の続きを読む