本日、スト突入! 定期昇給解体-賃金制度破壊を許さず、大幅賃上げ獲得へ、05春闘ストを貫徹しよう!

動労千葉のストライキを報じる『千葉日報』

本日、動労千葉は、05春闘勝利!大幅賃上げ獲得、反合ー運転保安確立、強制配転粉砕、定年延長実現、1047名の解雇撤回、JR総連解体ー組織強化・拡大を掲げて、本線運転士、検修等の地上勤務者、営業関係の全組合員が一丸となってストライキに突入した。
全組合員の力でストライキを貫徹し、大幅賃上げ獲得に向けて闘いぬこう!
05春闘ストライキは、歴史の分岐点をなす闘いとして、極めて重要な闘いになっている。
日本経団連会長・奥田を先頭にして日本の支配階級は、「定期昇給廃止」声高に叫びながら労働者への攻撃を強めている。この春闘過程ですでに定期昇給の廃止を提案し、組合側も唯々諾々と認めるという状況が発生している。
こうした事態は、昨年までのベアゼロ攻撃から、本格的な定期昇給廃止、賃金制度破壊に、資本の側が打って出てきたことを意味している。
こうした攻撃に対して労働組合が反対の声を挙げ、ストライキに起ち上がって反撃することが今本当に求められているのだ。
こうした攻撃は、JRの中でもすでに始まっている。

JR西日本-若手はほとんど昇給せず

JR西日本で現在導入されている「新昇進・賃金制度」では、資格給が9ランクに分類され、しかも各ランクの中でもS、A、B、C、D成績に合わせて5段階に分けられ、細分化されている状況だ。
しかしJR西日本は、昨年12月には、新たな「新昇進・賃金制度」導入に向けた提案を行っている。
その内容は、試験による進級重視し、その上で一定の年数(6年)以内に合格しなければほとんど昇給しないというとんでもない代物だ。
18歳での採用給を141770円とした場合、表1の基準で昇給した場合、6年目までで168670円となるものの、その後は一切昇給しないというもの だ。しかも昇進・昇給には会社側の査定が加えられ、評価がよければ一定昇給が増えるものの、悪ければ逆に賃下げになる制度でもある。

労働者として胸を張ってともに闘おう

こうした制度が導入される背景にあるものは、労働組合が一切の闘いを放棄しているからに他ならない。JR連合はもちろん、「1047名はイラクに行け」などという国労西日本本部の姿勢では、足元を見られて一気呵成に攻撃がかけられてしまう。
JR東日本においてこうした攻撃を阻止するためには、JR東労組を解体する以外にない。労働組合が現場の労働者を信頼し、断固とした闘う方針を掲げて頑張りきれば絶対に導入することはできない。
現在JR東日本も、新しい賃金制度を検討していることは公言してはばからない状況だ。昨年度最大の利益を上げながらベアゼロを強行した背景も、資本の側 の意思を反映したものだ。日本経団連の姿勢やJR西日本の状況を見れば、導入するスキを狙っていることは間違いない。
これを阻止するちからは、われわれ労働者が持っているのだ。
05春闘をともに闘おう!スト破りを拒否し、ともにスクラムを組み、胸を張って闘おう!
05春闘スト貫徹!

労働組合と一体何なのか。労働者の権利や労働条件、団結を守り、誇りをもって生きるためにあるはずの労働組合が逆立ちし、会社の思うように労働者を支配するための道具になっている。労働組合の多くが、政府や経営者にとり込まれ、その手先になり下がっている。

スト破りを許すな
05春闘をともに闘おう

動労千葉の安全運転闘争を伝える3/12付『千葉日報』

労働組合と一体何なのか。労働者の権利や労働条件、団結を守り、誇りをもって生きるためにあるはずの労働組合が逆立ちし、会社の思うように労働者を支配するための道具になっている。労働組合の多くが、政府や経営者にとり込まれ、その手先になり下がっている。組合の腐った幹部たちは私利私欲のために労働者を企業に売り渡している。

社会のあり方が覆る!

ついに平和憲法が改悪されようとしている。「平和と民主主義」といわれてきた、これまでの社会のあり方がひっくり返されようとしている。政府や財界は弱肉強食の論理を社会の隅々まで貫き、富める者はますます肥太り、貧しい者はますます最底辺に突き落とされようとしている。賃金は5年連続で下がり続け、ぼう大な労働者の雇用が破壊されて非正規雇用に突き落とされている。今年財界は、ベースアップどころか、定期昇給を廃止しろと各企業に号令した。すでに生活保護需給者が143万人。実に100人に1人以上となっている。これが経済大国日本の偽らざる現実だ。その一方で多くの企業が空前の利益をあげている。
本来、労働者は無限の可能性をもつ存在だ。労働者の団結した力こそ、生活と権利を守り、社会を変革し、戦争への道を止める原動力だ。
スト破りをするな!3・17~19ストライキをともに闘おう!

首をかけて闘った!

JRは、10万人に及ぶぼう大な労働者の首切りの上に生まれた企業だ。1987年、国鉄が民営化されてJRが発足したが、その過程で10万人以上の国鉄労働者が職場を追われたのだ。それが民営化だった。その民営化攻撃が社会全体に仕掛けられようとしている。
動労千葉は10万人の首切りに反対し、首をかけて闘いに起ちあがった。85年第1波ストライキ、86年第2波ストライキ。28名の仲間が不当にも解雇され、12名がJRへの採用を拒否された。しかしわれわれは、今も団結を守り、解雇された仲間を守って闘い続けている。

スト破りをするな!

われわれが第1波ストに起ちあがったちょうどそのとき、イギリスの炭坑労働者も廃山に対し、仕事とヤマを守るために闘いに起ちあがっていた。1年に及ぶ大ストライキ。しかし、ヤマの労働者と家族たちは屈しなかった。
ヤマの子供たちも詩や作文を書いて全国に支援を呼びかけた。労働者の魂は世界どこでも同じだ。ともに闘おう。

炭坑夫の娘の誇り

炭坑夫の娘であるということを
わたしはほんとうに誇りに思っています。

わたしのお父さんは堂々と顔をあげていられます。
地面にうなだれたりしていません。

お父さんは、毎朝かならず出かけます。
炭坑でピケットをはっているのです。

わたしの母さんは時々心配しています。
お父さんがつかまったらどうしようかと。

でもね、お父さんはけっして
ヤマの仕事を放棄したりしないのです。

この闘いに勝つはずなのです。
お父さんは働きたいし、わたしも働きたいのです。

わたしたちには、みな働く権利があるのです。
そして、大きくなって、わたしに子供ができたら
わたしは誇らしげに胸をはって、

子供たちを見つめてこう言います。
「炭坑夫のおかげでこうしていられるのよ」と。

どんなにわたしは誇りをもっていることでしょう。
ストライキ中の炭坑夫を父にもっていることを。

スト破りの父親をもっているよりも、ほんとうに
はるかにすばらしいことです。

わたしのお父さんは、いつだって、
自分の職を守るためにめいっぱい闘ったのだと言えるのです。

お父さんは、寝返ったりなどしなかったのです。
政府のおえらがたや、その手下なんかに。

炭坑夫はみんなかけがえのない人たちです。
とってもめんどうみのいい人たちです。

炭坑夫はいつだって、こう言えるのです。
「俺たちの子孫のために、いっしょうけんめい働いているのさ」と。

ドナ・ニコラス(12歳)

父さんがストに入ってよかったよ

父さんがストに入ってよかったよ。
だって父さんが、ピケ隊の前を通り過ぎるなんて、
たまらないからね。
父さんがストに入ってよかったよ。
父さんのこと、誇らしく思えるもん。

父さんはスト中。
ぼくらの生活のために、闘いたいんだよ。
父さんはスト中。
ぼくらの未来の職のために、闘ってるんだよ。

母さんもスト中。
ストに参加できてうれしいんだよ。
母さんがストに入ってよかったよ。

ニール・ギットシャム(11歳)

明るい未来がほしい

あたしの父は、とても働き者。
仕事に、組合員であることに、誇りをもっている。
それなのに、スト破りがうんざりさせる。
むかつくようなことと恥っさらしを
労働者仲間の内に生み出してしまう。
スト破りのおじさんたち
目をさまして、あたしたちと手をつなごうよ。
安心できる未来をめざして。
みんなに見せてやろうよ。
炭坑夫が最高にすばらしいってこと。
明るい未来がほしい。
どうかあたしたちを連帯させて。
生きのびられるように。
みんなに、あたしたちだって生きているってこと、
見せてやろうよ。
生きようとできる未来を!
守ろうとできる未来を!
出かけていける仕事を!
現在と未来にかけ橋を渡そう。
あたしたちの未来よ
永遠に続け、もっと豊かになれ。
生きる希望のもてる未来に。
スト破りのおじさんたち
目をさまして、あたしたちと手をつなごうよ。

エリー・ベンス(15歳)

父ちゃんはやさしいし、おっかない

父ちゃんはやさしいし、おっかない。
だけど、ひとつたしかなことは
父ちゃんは、スト破りはしないってこと。

母ちゃんはやさしい。
だけど、時々ものすごくおこる。
それでも、ひとつたしかなことは
ぜったい父ちゃんにスト破りはさせないってこと。

ブレンダ・リード(9歳)

ストライキ

このストライキは、わたしや父さんにとって、とても大切な意味をもっています。それは、スト中の、父さんやほかのヤマの人たちが、失業に抵抗し、子供たちの将来を守るために闘っているからです。わたしは十一歳ですが、ストについて、ほとんど理解しています。わたしは、母さんや父さん、友だちと、ピケをはりに行くのが好きです。そこでは、紺色の制服の警官たちが、わたしたちを監視しています。また、デモ行進に行って、「失業手当てじゃなく石炭を!」「職を守れ」と書いたプラカードをかかげて歩くのも好きです。友だちの父さんの中にもストに入っている人がいて、わたしたちは仲良く助け合っています。ストが続くうち、新しい友達もできました。わたしたちみんなに、勝ち目があると思います。みなさんが、できるだけ支援をしてくださることを願っています。サッチャーに見せつけてやりたいからです。

リーン・プラテク(11歳)

ストライキ

ストが始まって以来、わたしは新しい服を買ったことが一度もありません。わたしたちは、福祉事務所に手紙を一通出しました。服をもらうためです。でも、学校用のものを二着もらえただけでした。
父さんは毎日、ピケをはりに行っています。わたしは毎日、父さんがどうなるか心配しながら、学校に行きます。母さんは、数人の男の人たちがぬけがけして、炭坑に仕事をしに入っていくのが発覚するたび、その地区の炭坑にピケをはりに行っています。母さんは一度捕まりました。
わたしたちがストに入っているので、とても親切にしてくれる学校の先生がいます。だれか、制服が小さくなってしまった子がいると、炭坑夫の家の子なのかと尋ねます。そして、もしそうだと、無地の白いTシャツだけを着ていていいことにしてくれます。学校で使うペンがない人がいると、先生は「ペンぐらいあるでしょう?」と言います。するとみんな大きな声で、「お金がないもん。ヤマはストライキ中!」と言うのです。
クリスマスが近づいてくるにつれ、父や母は心配そうです。わたしは、足くびまでのブーツを、クリスマスにもらいたかったのですが、20ポンドもする上、家にはお金がないので、無理だと思います。
わたしは、母さんと父さんが、彼らの未来や、わたしの未来、またほかの若い世代のために、闘っていることをたいへんうれしく思います。

ジョアンヌ・グリーン(13歳)

わたしは変わった

始めの二ヵ月間はわたしはストについてあまり深く考えていなかった。でも、わたしは変わった。この世でお金がすべてではないことに気がついた。貧乏すると、幸福や愛情は、決してお金では買えない、ということがわかるようになるのだ。
教育福祉事務所にコートをもらいにいかなければならないとき、わたしは、乞食になったような気がして、事務所から出てきて激しく泣きじゃくってしまった。母も、わたしがみじめな気持ちでいるのを見てすっかり動揺していた。でも、わたしは決してそうは思っていない。わたしには、自分がかけがえのない存在で、わたしの助けが大切だと、みんなが認めてくれているのが伝わってきた。わたしは決断力を身につけたし、自分がしようとしていることを実行するねばり強さも身につけた。たとえ、どん底からやり直さなくてはならないことがあっても、わたしには、必ず何とかなるとわかっているのだ。いつか、やさしくしてくれた両親、元気づけ、闘う力をわかせてくれたボーイ・フレンドに、何かお返しをしよう。

ドーン・ニュートン(15歳)

シニア地労委で4次勝利命令 ついにシニア制度を打破した!―今後の課題は何か

安全運転闘争→春闘ストに総決起を

3月8日、千葉県地方労働委員会から、シニア制度差別(第4次申立て)事件の命令書が送付された。掲載のとおり、動労千葉組合員の「再雇用」からの排除を不当労働行為として認定した勝利命令だ。
もはやこれ以上不当の差別を続けることは断じて許されない。JR東日本は直ちに不当な差別を中止しろ!

命令主文(要旨)

1 JR東日本は、再雇用の機会を提供する制度の運用において申込みの機会提供、申込みの受理、面接、指導及び職業紹介等を行なうにあたり、動労千葉に所属していることを理由に差別してはならない。

2 JR東日本は、動労千葉に所属する者に対し、再雇用の機会を提供する制度に準じて、再雇用の機会の提供を行なわなければならない。
なお、その具体的履行については、動労千葉との協議の上、決定しなければならない。


中労委要請行動(3/11)

ついに打破した!

「シニア制度」については「高齢者雇用安定法」の改訂により、2006年4月以降は通用しなくなることがはっきりしている。2月25日の本社交渉では、ついに、

法改正の趣旨に基づいて、希望する者全員が(継続雇用の)対象となる。

と回答し、会社自身それを認めた。卑劣な差別はできなくなるということだ。
5年間にわたるシニア制度反対の取り組みは厳しい闘いだったが、ついに打破された。大きな一歩だ。法改訂に基づくものとはいえ、年金支払い年令の段階的 引き上げという状況のなかで、今回の法改訂は、シニア制度導入時からずっと必要視されてきたものであった。だから当時でも「60歳をこえた継続雇用」は、 法律上、企業に努力義務が課せられていた。
動労千葉が訴え続けたことの正当性が証明された。われわれが身をもって問題を提起しなかったら、シニア制度のようなものが平然とまかり通っていたのだ。

残された今後の課題

春闘総行動
士職登用差別事件やシニア制度差別事件の早期命令交付を求めて、10年以上事件を放置する中労委に怒りの要請行動(3月11日)

一方、これからの課題も大きい。JR東日本は、3月中に継続雇用制度の具体的内容を提案するとしているが、「業務外注化推進条項と抱 き合せの協定を飲まなければ再雇用から排除する」という部分だけを外して、現在のシニア制度の枠組みを維持し、それを継続雇用制度と称してしまおうとして いる。だが、今回の法改訂の趣旨は、次の点を見ても、それで済むものでないことは明らかだ。
① 何よりも、関連会社が実施する採用試験を受けて新規採用されるという方式が「継続雇用」と言えないことは明らかであること。
② 会社自身「シニア制度は継続雇用制度ではない」と明言し続けてきたこと。
③ 法の趣旨は、その企業自身に継続雇用の義務を課したものであり、だからこそ、労働省の指針では、子会社などへの出向というかたちで継続雇用する場合で すら、連結子会社であることなど、親会社が子会社に対して明確な支配力を有していることや緊密性が必要だとしていること。
④ 労働省の指針は「継続雇用の基準を定める場合は『会社が必要と認めた者』というような基準がないに等しいものでは不適切」であり、「当該労働者自身が 基準に適合するかどうか予見でき、かつ到達していない労働者に対して能力開発等を促すことができるような具体性を有するもの」としていること。

放置は許されい!

さらに法の施行は06年4月からとしても、すでにこうした法改訂が行なわれている以上、これまでの再雇用差別をこれ以上放置しておくことや、この4月以降退職する05年度定年退職に対し、過去4回と同じような差別を行なうことはもはや断じて許されるものではない。
シニア制度撤廃-定年延長実現に向けて断固として05春闘に起ちあがろう。

線路破断の続発!JRは抜本的安全対策を行なえ 3/15-19安全運転闘争へ 総武快速線最高速度100㎞/h 鹿島線最高速度70㎞/h 滑川駅構内制限速度10㎞/h

17~19春闘ストへ闘争体制を

▼3月15日始発時~19日終着時まで、全本線運転士を対象とした安全運転闘争を実施し、抜本的な安全対策を求める。
①総武快速線(東京-千葉間)
→最高速度を100㎞/hに制限する。
②鹿島線(香取-鹿島スタジアム間)
→最高速度を70㎞/hに制限する。
③成田線・滑川駅構内
→制限速度を10㎞/hダウンする。
▼3月17日~19日に、旅客関係全組合員を対象としたストライキを配置し05春闘に関わる要求の解決を求める。

線路が折れるという信じられない事態の続発。しかも、昨年来続いていることを考えれば、何か偶発的な問題ではないことは明らかだ。われわれは運転に携わる者として危機感をもってこの事態を見すえなければならない。

締結ボルトが脱落

総武快速線幕張電車区のすぐ脇。【写真上】黒丸で印した部分を拡大したものが【写真下】。レールと枕木を締結している金具とボルトが抜け落ちてしまっている

3月10日、幕張電車区のすぐ脇を通る総武快速下り線で、幕張電車区の社員が線路とPC枕木を締結している金具とボルトが完全に抜け落ちてしまっているのを発見した。
NEXは120㎞/h、快速列車でも100㎞/hはだしている区間だ。
会社に報告し、まもなくボルトは締められたが、見るとその周辺の多くのボルトも、目に見てわかるほど弛んでいる。もちろんボルト締結作業にきた者もそれに気がついたが、標しをつけただけであった。
総武快速線のわずかの列車間合いだけでの作業だったため、抜け落ちた箇所以外のボルトの締め増しをすることが不可能だったのだと思われる。

数多くのボルトが

だが、問題はそこから先だ。見てみるとそこから幾らも離れていない箇所でも、ボルトと金具が完全に抜け落ちてしまっている。掲載した写真はその状況である。
さらに、弛んでいることを確認していったボルトについては、その夜、終列車後の列車間合いで補修するつもりでいるのだと思っていたが、翌朝になってもそのままの状態であった。
これは一体何を意味するのか。保線の労働者の責任にきせられる問題でもなければ、実際の作業を行なう関連下請け会社の責任にきせられる問題でもない。徒 歩巡回周期の延伸や丸投げとしか言いようのない保線業務の外注化、保線区や保線管理室の廃止など、この間の保線合理化によって、線路を保守する体制が事実 上崩壊させられてしまっているということだ。

検査周期の延伸!

次に掲げた表は、総武快速線の線路の徒歩巡回周期がどれほど延伸されているのかを示すものだ。これを見れば、どれほど保守の手抜きが行なわれているかは、一目瞭然である。

総武快速線(1b)徒歩巡回周期
普通区間
スラブ区間
以 前
1回/4日
1回/10日
95年
1回/7日
1回/15日
01年
1回/14日
1回/28日

徒歩巡回だけではない。列車巡回周期なども大幅に延伸されている。列車の運転速度がアップし、列車本数が大幅に増えていることを考えれば、本来ならば、それに合わせて線路等の保守作業はこれまでより強化されなければならないはずである。それが逆行しているのである。

業務の丸投げ外注

それだけではない。2001年に行なわれた、保線・電力・信号通信・建築業務等の丸投げ的外注化によって、線路の保守部門では、それ まで「10保線区+18保線管理室」体制で行なわれていた千葉支社管内の線路の管理・検査業務が、わずか6箇所の保線技術センターに統合されてしまった。

千葉支社の保線体制(01年)      

 ▼10保線区+18保線管理室

▼6保線技術センター

これは、1職場の受け持ち範囲が約3倍に増えたことを意味する。これまでベテランの保線労働者は、どの箇所に問題が起きるのか、線路のことから道床のことまで、自らの担当線区の線路状態を熟知していた。
そうした経験と蓄積をすべてぶち壊してしまったのがこの合理化攻撃であった。

設備関係要員削減

さらにそれだけではない。ことのとき、設備関係で3312名もの要員削減が行なわれたが、部外委託された所用数は2451名であった。差し引き861名もの純粋要員削減が行なわれている。

設備部門要員削減数(01年)     

 ▲3312名

《業務委託された所用数》
2451名

これが、一方では労働強化となり、他方では保守を手抜きせざるを得ない事態となって現場にのしかかっている。
線路破断が続発するという事態は、こうしたなかで起きていることなのである。

2005年3月12日付『読売新聞』京葉面

構造的問題だ!

会社は、昨年来の線路破断の続発という非常事態的状況について、未だ「原因不明」としている。また、急きょ十数ヶ所の部分的なレール交換を実施した。
だが、それで済ますことのできる問題でないことは明らかである。01年の「設備部門におけるメンテナンス体制の再構築」は、「設備メンテナンスに関わる 最先端技術の導入」を根拠として強行されたものだが、この間のレール破断で明らかになったのは、検測車による探傷などが、ほとんど意味をなしていなかった ということである。
速度アップや列車増発が線路に与える深刻な影響に対し、保守・検査体制の余りにおそまつな現実こそが問題だ。まさに構造的問題であり、保守・検査体制の抜本的強化がなされなければならない。

抜本的安全対策を

この現実を放置しておくことはできない。われわれは次のとおり求めている。3月15日からの安全運転闘争で、
抜本的な安全対策を実施させよう。

1. 総力を結集して徹底した原因究明を行なうこと。
2. ベテランの保線労働者による管内全線区の徹底した総点検を行ない、その結果を明らかにすること。
3. シェリング傷やきしみ割れの認められる全箇所についてレール交換を行なうこと。
4. 前記の対策が終了するまでの間列車の最高速度を制限すること。
5. 線路検査周期を延伸前に戻すこと。
6. 保線・電力・信通等の業務について直営を中心とした執行体制に戻すこと。

05春闘勝利!安全運転闘争へ起ちあがろう! 3・17~19ストライキを貫徹しよう!

動労千葉は、3月10日第2回支部代表者会議を開催し、05春闘決戦段階の闘いの配置と安全運転闘争について下記のとおり意思統一を図った。
相次ぐレール破断事故に見られるように運転保安は危機に瀕している。安全運転闘争に立ち上がろう。3・17~19
ストライキへ決起しよう。 全支部で万全の闘争体制を確立しよう。この05春闘過程で組織拡大を実現しよう!

春闘決戦段階の闘いの配置について

1 3月17日~19日に、旅客関係の全組合員を対象としたストライキを配置 し、要求の解決を求める。
2 3月15日始発時~19日終着時まで、全本線運転士を対象とした安全運転 闘争を実施し線路破断の続発に対する抜本的な安全対策の実施を求める。
① 総武快速線を対象とした安全運転闘争
(東京ー千葉間最高速度を100㎞/hに制限する)
② 鹿島線を対象とした安全運転闘争
(香取ー鹿島スタジアム間最高速度を70㎞/hに制限する)
③ 成田線・滑河駅構内を対象とした安全運転闘争
(制限速度を10㎞/hダウンする)

05春闘の課題

1.05春闘勝利!定昇解体-賃金制度改悪、民営化と非正規雇用化、労組破壊 攻撃を阻止しよう!労働法制-社会保障制度の解体許すな!
小泉-奥田体制による戦争と民営化の大攻撃と対決し、労働運動の再生-国 際連帯闘争の発展をかちとろう!
2.1047名の解雇撤回・原職復帰、鉄建公団訴訟勝利に向けて、三争議団・闘 争団の団結を強化しよう!
3.第二の分割・民営化攻撃と対決し、反合・運転保安闘争の強化・再構築を かちとろう! 業務外注化-基地統廃合攻撃を阻止しよう。
強制配転粉砕-士職発令をかちとろう!シニア制度撤廃-定年延長、65 歳まで働ける労働条件を確立しよう!
4.教育基本法-憲法改悪を許すな!有事立法粉砕-戦争協力拒否、「日の丸・ 君が代」不起立闘争と連帯して闘おう!
イラク侵略戦争反対-自衛隊即時撤兵!日米安保の飛躍的強化を許すな! 小泉反動内閣を打倒しよう!
5.「国鉄改革の総決算」攻撃とたち向かい、今こそJR体制を打倒しよう!J R総連解体-組織防衛・強化・拡大闘争に全組合員の総決起をかちとろう!

新賃金及び労働条件改善、反合・運転保安要求

① 38.000円の大幅賃上げ獲得、定期昇給制度-賃金制度改悪阻止。
② JR貨物における「生活改善一時金」300.000円(55歳以上の社員は400.000 円)の獲得。
③ シニア制度撤廃-定年延長と、65歳まで働ける労働条件の確立、55歳 以降の賃金減額制度の撤廃。
④ 第二基本給制度の廃止。
⑤ 差別なき基準昇格制度の確立。
⑥ 諸手当改善。
⑦ 強制配転者の原職復帰、予科生の士職発令、不当労働行為根絶。
⑧ 限界をこえたロングラン行路の緩和。
⑨ 業務外注化計画-幕張電車区縮小計画の中止。
⑩ たび重なるレール破断に対する抜本的な安全対策の実施。
⑪ 安全に係わる一切の規制緩和計画の撤回、この間の重大事故に対する経営 責任の明確化、安全問題の職場規律へのすり替え、背面監視、乗務停止乱発 攻撃の即時中止。
⑫ 大量退職に伴う必要要員の確保。
⑬ 1047名の解雇撤回-原職復帰。

05春闘勝利!3・17スト貫徹動労千葉総決起集会
日 時 3月17日  14時
場 所 千葉市文化センター 5F セミナー室

1047名闘争勝利へ 鉄建公団訴訟勝利!3・7総決起集会

3・11鉄建公団訴訟第1回公判に結集しよう

3闘争団・争議団が一堂に会した鉄建公団訴訟勝利12・1全国集会

昨年12月24日動労千葉9名の仲間が鉄建公団=旧清算事業団(現鉄道建設・運輸整備支援機構)訴訟に立ち上がりました。また同27 日には建交労(全動労)が鉄建公団訴訟を提訴するなど、3闘争団・争議団が同一歩調をとって1047名闘争勝利に向けて足並みを揃える新たな団結形態が誕 生しました。この間1047名闘争は、その闘争陣形の内外から団結を脅かされながらも不屈の闘争心を発揮して、闘いの戦列を整えながら広範な労働者が結集 する軸となってきました。昨年3月はじめて三者が同じ壇上に並び、そして昨年末に誕生した3闘争団・争議団の鉄建公団訴訟での行動の一致は、1047名闘 争が新たな闘いの過程に突入したことを示しています。1047名闘争勝利にむけて鉄建公団訴訟の闘いに全力でたちあがろう。
こうしたなかで3月11日には動労千葉9名の第1回公判が、東京地方裁判所710号法廷で開かれます。鉄建公団訴訟勝利へむけて、この第1回公判に圧倒 的に結集しよう。さらに3月7日には先行している国労闘争団員の鉄建公団訴訟が、東京地裁において結審をむかえます。そして同日夕刻には鉄建公団訴訟原告 団・国鉄闘争共闘会議主催による総決起集会が、日本教育会館において開催されます。この総決起集会は、3闘争団・争議団が鉄建公団訴訟で足並みを揃えたこ とを受けて画期的な集会となります。この総決起集会に総結集しよう。

激化するJR情勢下で1047名闘争の勝利をかちとろう

1047名の解雇撤回4・13東京大集会で発言する動労千葉争議団の高石さん

1990年3月の国鉄清算事業団の解雇から今年で15年になります。1047名解雇撤回闘争は日本全国の多くの労働者・労働組合に支 援を受けながら闘い抜かれてきました。こうして国鉄闘争粘り強く闘いぬかれている一方で、国労中央はJR東日本との間で配属差別事件の和解が成立したこと を受けて「JR東日本の労務政策が変わった」「今こそ正常な労使関係の確立へ歴史的和解を」と主張し、国鉄分割・民営化反対闘争として闘われてきた 1047名闘争を切り捨てようと躍起となっています。また全労連と全動労との間では、1047名闘争方針をめぐって対立が激化しています。こうした国労や 全労連の対応は、動労千葉を排除して1047名の統一した団結を破壊し、最終的に1047名闘争を解体しようとする以外のなにものでもありません。鉄建公 団訴訟は、こうした諸々の反動をはね返し新たな局面を切り開きました。勝利にむけてこの3月から鉄建公団訴訟に総決起していこうではありませんか。

▼春闘総行動へ

3/5またもレール破断! 運転保安の危機!05春闘に総決起を

何ということか、3月5日、またもレール破断が起きた。今度は総武快速線・上り、市川~船橋間20㎞174m付近だ。まさに一刻の猶予もならない危機的状態だ。

破断したレール (3/5総武快速線・上り、市川~船橋間)

2年間放置した?

今回の箇所は、すでに補強継目板が設置されていたため、開口は16㎜だったが、破断しただけでなく、踏面も大きく剥離していた。
ここは03年の探傷検査で、頭部横傷16㎜のためBランクと判定され、補強継目板を設置。ところが、04年の探傷検査ではA1ランク頭部横傷7㎜と判定 されていた。逆に状態は良くなったという、あり得ない判定がされていたのだ。補強継目板は設置したものの、こうした矛盾が2年間にわたって放置されレール 破断に行き着いたのである。
次々にレールが破断するという異常事態がなぜ起きるのか、その原因の徹底した究明が行なわれなければならないことはいうまでもないが、検査体制にも重大な問題があることは明らかである。

線路は砕け散った!

それにしても、わずか20日余りの間に4件もレールが割れるという事態が起きるというのは、あまりにも異常なことだ。

▼2月13日 総武快速線 津田沼~稲毛間、開口約30㎜

▼2月27日 鹿島線 鹿島神宮~スタジアム間、開口40㎜

▼3月3日 成田線 滑河駅、継目ボルト折損、遊間開口32㎜

▼3月5日 総武快速線 市川~船橋間、開口16㎜

2月1日付 英「メトロ」紙。見出しは「線路は列車の下で砕け300の破片と化した」

これは、イギリスで国鉄民営化の結果引き起こされた重大事故を彷彿とさせるものだ。1999年ラドブローク・グローブで起きた列車の 脱線・転覆事故では死者32人。翌2000年のハットフィールドの事故では死者4人。いずれもレールが折れたことが原因であった。そして01年には、これ らの事故の損害賠償に耐えきれず、レールトラック社という、民営化の基礎となる全国の線路や設備を保有する会社が倒産したのである。
最近ハットフィールド鉄道事故の裁判があったが、イギリスのマスコミは、その裁判を次のように報じている。「線 路は砕け300の破片と化した」「事故の原因となった線路のヒビは事故の1年9ヵ月前に発見されていた」「しかし補修は行なわれておらず、交換用のレール は用意されたが、6ヵ月もの間、ただ当該箇所の横に置かれたままだった」「つまりこれは事故ではなかった。いつ起きてもおかしくない必然的な災害であっ た」「5人の会社重役の軽率な対応こそが事故の真の原因である」と。
JR東日本でも全く同じことが起きようとしている。運転保安確立を求め、全力で05春闘にたちあがろう。

われわれは求める

1. 総力を結集して徹底した原因究明を行なうこと。
2. ベテランの保線労働者による管内全線区の徹底した総点検を行ない、その結果を明らかにすること。
3. シェリング傷やきしみ割れの認められる全箇所についてレール交換を行なうこと。
4. 前記の対策が終了するまでの間列車の最高速度を制限すること。
5. 線路検査周期を延伸前に戻すこと。
6. 保線・電力・信通等の業務について直営を中心とした執行体制に戻すこと。

春闘総決起に向けて№5 3・20国際反戦統一行動へ

春闘勝利!階級的力関係を変えよう!

全世界で1000万人が集会とデモ行進で、イラク侵略を弾劾する反戦の闘いを展開した昨年の3・20国際反戦統一行動

動きだした改憲攻撃

憲法改悪攻撃が本格的動きだした。小泉政権は、07年の憲法発布60年までに改憲を行なうと言っている。焦点は9条だ。今国会に、改 憲のための国民投票法案が先行して上程されようとしている。戦後的な社会のあり方を「総決算」し、戦争に突き進もうというのだ。本当ならば「ゼネスト」と いう情勢だ。すべての労働者にとってまさに正念場の情勢が到来している。

戦争は学校から始まる

教育基本法改悪や、ファシスト・石原による「日の丸・君が代」強制は、改憲と一体の攻撃だ。天皇に忠誠を誓わなければ処分!戦前と同 じことが大手を振ってまかり通ろうとしている。戦争は学校から始まる。戦争は、「教育」「報道」そして労働組合が潰されたときに起きる。NHK問題で明ら かになったのは、政府が報道を事前検閲していたということだ。

財界の反動的突出

この間の財界の反動的突出は目に余るものがある。日本経団連は今国会開会直前に「国の基本問題」や教育基本法改悪に関する意見書をだ した。そこで提起されている財界の「三大要求」は、「優先的に取り組むべき基本問題の第一は安全保障、第二はその具体化のための憲法改正・9条2項の削 除、第三に国の統治システムの変更」というものだ。そして学校の全面的民営化、教育の国家管理、日教組の解体を迫っている。

ブッシュの就任演説

ブッシュはその就任演説で、キューバ、ミャンマー、北朝鮮、イラン、ベラルーシ、ジンバブエの6ヵ国を「圧制の拠点」と名指しし、 「圧制に終止符を打つ。必要とあれば軍事力を行使し、われわれ自身と友好国を守る」と宣言した。激しい抵抗の前に泥沼化するイラク侵略戦争の危機につき動 かされて、全世界に戦争を拡大しようというのだ。

「不安定の弧」

中東でのでの大戦争に備え、かつ、北朝鮮-中国との戦争を想定した米軍の大再編が進められている。トランスフォーメーション。「不安定の弧」に対応した新たな戦略配備だという。
米陸軍第一軍団司令部の座間への移転や沖縄基地の飛躍的強化など、その戦略司令部が日本に置かれようとしている。
小泉は「日米枢軸」関係を形成し、戦争に突進しようとしている。

日米安保協(2+2)

「2プラス2」と呼ばれる日米安保協議が行なわれた、そこで確認された「戦略合意」は恐るべきものだ。日米安保の大転換、「極東安保 から世界安保」への転換に他ならない。「グローバルな責任をとる」と称して、北朝鮮・中国を対象として日米軍事同盟を飛躍的に強化し、ブッシュとともに世 界戦争にのり出すことがで合意したのである。

排外主義と弾圧

「拉致問題」を理由とした北朝鮮への経済制裁の発動、「靖国参拝」や台湾問題での中国や韓国への挑発的対応など、排外主義や国家主義 が激しく煽りたてられている。一方、ビラまきでの相次ぐ逮捕や関西生コン支部への弾圧など、労働運動などへの弾圧もこれまでのレベルを超えている。あらゆ るところで戦争が増殖している。

生活保護世帯が百万世帯超す!

生活保護を受けている世帯が、昨年10月に100万世帯を超した。受給者数では143万人になる。この10年で6割の増加だ。
これはものすごい数だ。日本の人口の実に100人に1人以上が生活保護に頼らなければ生きていくことができなくなっている。
これが世界有数の経済大国・日本の現実なのだ。これが小泉や奥田が進める弱肉強食政策がもたらしたものだ。日本経団連は今、その生活保護制度も解体せよ と政府に迫っている。「自己責任」で生きてゆくことのできない者は死ね、というのだ。これはまさに支配の危機・崩壊に他ならない。社会のあり方そのものが 根本的に間違っているのだ。労働者の力で覆そう。もっと怒りの声を!

非常事態だ! 「全く想定されていない」というレール破断が後を断たないのだ 運転保安確立めざし、05春闘へ

相次いで3件!

「非常事態」としか言いようがない。
「日刊」でも報告したとおり、2月13日に総武快速線津田沼~稲毛間でまたレールが破断し、30㎜開口するという事故が発生したが、それだけでなく、わずかの間に相次いで次のような事態が起きている。

▼2月13日
総武快速線 津田沼~稲毛間

状況 28㎞980m付近でレールが破断。開口約30㎜。レール踏面もシェリング傷やきしみ割れが続いておりボロボロの状態だった。

▼2月27日
鹿島神宮~スタジアム間

状況 16㎞262m付近でレールが破断。約40㎜も開口していた。

▼3月3日
成田線 滑河駅

状況 継目ボルト2本が折損・脱落し、線路の遊間が32㎜開口。関連会社への出向者が帰宅途中に線路の開口を発見したため列車遅延はなかった。


2/13総武線快速線の折れたレールの断面

このままでは間違いなく重大事故が起きる。動労千葉は、原因の徹底した究明や抜本的な安全対策の実施を要求しているが、もはや一刻の猶予も許されない状況だ。
こんなことはこれまでなかったことだ。昨年も同様の事態が相次いで発生したが、JR東日本は未だその原因を明らかにしていない。そしてまた再び会社は総点検をしたというが、「全く想定されていない」というレール破断が後を断たないのだ。
原因もわからず、検測車等による探傷でも発見できず、しかし現実にはレール破断が次々発生するという現状は、事態の危機的性格を示している。
2001年末に保線業務の丸投げ的な外注化が強行されたことが、こうした現実を招いたことも間違いない。

われわれは求める

われわれは次のことを強く要求する。

1. 総力を結集して徹底した原因究明を行なうこと。
2. ベテランの保線労働者によ る管内全線区の徹底した総点 検を行ない、その結果を明らかにすること。
3. シェリング傷やきしみ割れの認められる全箇所についてレール交換を行なうこと。
4. 前記の対策が終了するまでの間列車の最高速度を制限すること。
5. 保線・電力・信通等の業務について直営を中心とした執行体制に戻すこと。

さらに3名の仲間が復帰! 強制配転粉砕の第2ラウンドへ 05春闘総決起に向けて№4

幕張電車区への職場復帰をかちとった、市東正晴サン、鈴木敏夫サン、野村康哉サン

さらに3名が復帰

2月25日付で、市東正晴サン、鈴木敏夫サン、野村康哉サンが幕張電車区への職場復帰をかちとった。昨年2月闘争の確認に基づく12人目の職場復帰だ。
3人はもともと運転士。鈴木サンは、国鉄時代に、悪名高い「船橋人活センター」に配転され、JR発足時の配属も「久留里線無人駅担当」と称して、必要も ない無人駅の清掃業務に従事させられてきた。その後もいくつもの駅をたらい回しされた。市東サンもJR発足時に「御宿セールスセンター」という業務実態の 全く無い職場に配属され、その後一旦は千葉運転区に職場復帰をかちとったが、些細な理由で再び配転され、駅をたらい回しされてきた。野村サンも、直営売店 に配転され、直営売店の廃止時にも職場復帰を拒否されてきた。
昨年の2月闘争-05春闘50日間闘争でJR体制を揺るがし、こうした現実に風穴をあけた意義は限りなく大きい。
しかし、今回の職場復帰は、最終的な解決ではない。全組合員の力を結集してきりひらいたこの小さな一歩をおし広げ、何としても「堤防決壊」を実現しよう。05春闘は、そのための第二ラウンドの闘いだ。

闘いの大きな地平

今の時点からとらえ返してみると、昨年2月闘争が切り開いた地平は考えていた以上に大きなものであった。
昨年秋以降、JR東日本と国労の和解という新たな事態が動きだしているが、われわれはそうした状況を前に、全組合員の総力を結集した闘いで、強制配転者の職場復帰を実現したのだ。
昨年2月は、東労組に対して、ベンディング職場廃止の提案が内々にされていた時期であった。東労組はこれに対して「国労を職場に戻す気か」と猛反発して いたのである。ちょうどこのときにわれわれは闘いに突入し、この成果を実現したのである。この闘争は情勢とがっぷり組み合い、JR体制を揺るがす闘いと なったのだ。
われわれは、この闘いを通して、改めて労働運動の原則を貫きとおすことの大切さを学んだ。われわれの前に立ちはだかっていたのは、いつ打ち破れるともし れない厚い壁だった。しかしわれわれは、労働者の団結と仲間を何よりも大切にしてこれにたち向い、ついに穴を開けたのだ。小さな風穴かもしれない。しかし これは労働者の誇りをかけて闘いぬいた貴重な成果だ。

第2ラウンドへ!

新たな情勢のなかで、05春闘のもつ位置はより大きなものとなった。
われわれは、会社と国労の和解情勢を甘くは見ていない。なぜならば、それは1047名闘争をはじめ、国労も動労千葉も潰してしまえという意図をもつものだからだ。
しかし一方でそれは、JR東日本が不当な差別をしていたことを事実上認めるということでもある。「配属差別事件」での和解が示しているのは、動労千葉の 組合員に対してだけ不当な差別を続けるようなことは、もはやどのような意味でも正当性を失ったということだ。根本的な矛盾をはらんだ攻撃だ。問題はこのと きに労働組合がいかなる構えをもつかである。
われわれは、05春闘を「強制配転粉砕に向けた第二ラウンド」と位置づけて、希望者の本線運転士への復帰、予科生の士職発令を強く求める。
断固として闘い続けよう。こじあけた風穴をおし広げよう。全ての強制配転者の職場復帰をかちとるために、05春闘への闘争体制をうち固めよう。

「国鉄改革の総決算」情勢と対決し、05年春闘へ いよいよ勝負のときがきた!春闘総決起に向けて№3

JR体制が大きく動こうとしてる。いよいよ「国鉄改革の総決算」が本格的にはじまろうとしているのだ。
07年は国鉄分割・民営化20周年。国土交通省には「国鉄改革」の検証・総決算をするための人事配置もされたといわれている。分割・民営化から18年。 「国鉄改革」は成功であったことをうたいあげるために、1047名闘争をはじめ、これまで引きずってきた様々な問題をすべて清算しようという動きがはじ まったのだ。

会社と国労の和解?

それは、昨年末から今年にかけて「JR東日本と国労の和解」という、これまでにない事態となって動きだしている。
昨年9月、12件の「配属差別事件」が一括和解し、この1月以降、ベンディング職場(自動販売機の缶ジュースの補充作業)などに隔離されていた150名余りの国労組合員が元職に復帰した。
これを受けて、11月には中労委に和解のための「特別チーム」が設置され、昨年12月には「昇進差別事件」についても、今年6月の昇進試験までに和解することで会社と国労と中労委の間で合意が成立し、現在和解作業が進められている。
この過程でJR東日本は、「労務政策の変更として受けとめてもらって構わない。中労委の指導で和解を進めたい」と中労委に表明したと言われている。

これまでにない事態

一方東労組は、ベンディング職場の廃止提案に対し、「国労を職場に戻す気か、絶対認められない、廃止するなら全員出向にだせ」と噛みつき、この間も経協のなかなどで会社の経営姿勢をめぐって対立しているという。しかしJR東日本は国労との「和解」を進めたのだ。
この間、国労は一貫として「和解-労資正常化路線」であった。しかし、東労組・革マルとの結託体制を労務政策の中心にすえてきた会社は相手にされなかっ たのだ。その意味からすれば、この事態が会社の姿勢が転換したことによって起きたものであることは明らかである。やはり事態の本質は「国鉄改革の総決算」 が本格的に開始されたということに他ならない。
05春闘は、JRめぐるこの新たな情勢、今後、職場をめぐる激震となるであろう新たな事態と真正面から対決する決定的な位置をもつ闘いとなった。

労務政策の破産!

その背景にあるのはJR体制の危機であり、「国鉄改革の総決算」をめざしたニューフロンティア21計画の破産に他ならない。《革マル問題》や《安全問題》《1047名闘争の不屈の継続》という事態が、もはや放置し続けることはできない矛盾となって噴き出しているのだ。
何よりも、東労組・革マルと手を結んだ労務政策が、東労組の醜い内部抗争もからんで完全に破たんしている。浦和電車区の退職強要-逮捕問題にしても、事 の本質は、会社が革マルにやりたい放題やらせていたことの結果であり、JR東日本は断じて対岸の火事でない。
しかもその後、マンションへのビラまきで、住居不法侵入を理由に東労組の組合員が逮捕されてみたら、全員東京の人事課や勤労課の課員であったという事態まで起きている。これは文字通り18年間の労務政策の破産に他ならない。

1047名闘争潰し

また、JR東日本と国労の和解という新たな情勢は、1047名問題を清算し、終止符をうつという狙いを背後にはらんだ事態であることも明らかだ。
1047名闘争は国鉄分割・民営化の過程で吹き荒れた国家的不当労働行為を弾劾して不屈に闘いを継続しており、いうまでもなく、これを潰さない限り「国鉄改革」が成功したと言うことはできない。
だからこそ激しい闘争破壊策動が続けられてきたが、不当解雇された仲間たちは、国労本部酒田執行部や革同・共産党、政府が一体となったこの間の闘争収拾策 動をはね返して前進し、逆に、昨年1年間の攻防戦をとおして国労、動労千葉、全動労の三争議団・闘争団が団結する土台をつくりあげたのである。
05年、1047名闘争は、本当に腹をくくって勝負しなければならない正念場を迎えたのだ。

安全問題の破産!

さらにJR東日本は、「安全問題」でも深刻な危機に直面している。
とくに、中央線高架切替工事で大輸送混乱を引き起こし、国土交通省から「事業改善命令」がだされる事態にまで行き着いたことが、JR東日本の経営陣にとって衝撃的な事件だったのは間違いない。
この命令がだされたのは、後にも先にもこの件を含めて二件だけのことで、滅多にだされるものではない。しかも命令では「重大な事故が発生する恐れが懸念される」と指摘されたのである。本来なら経営トップの辞任問題に発展してもおかしくない事態だ。
東労組はこの改善命令に対しても「JR東日本会社にどす黒い攻撃の刃を向ける政治的意図をもった労使への攻撃だ」という奇妙キテレツな主張で会社との結 託体制を守ろうとしたが、JR東日本にとっては、そんな奇弁で済ますことのできるような問題であるはずもなかった。

なぜ新中期計画を

こうした状況のなかでJR東日本は、新中期経営構想=ニューフロンティア2008を発表した。これまでのニューフロンティア21を一年早く打ち切って新たな計画に仕切り直したのである。
これも「国鉄改革の総決算」と一体のものとして見る必要がある。JR東日本は、間違いなくニューフロンティア21の5年間で「総決算」をするつもりだっ たのだ。しかしその過程で起きたのは、先に述べたように、逆に矛盾が爆発的に噴き出すという事態であった。このままズルズルとこの計画を続けることはでき ない。まさに仕切り直しの新計画が「2008」であり、それは「国鉄改革の総決算」への意志を込めたものだと見て間違いない。

意味するものは?

いずれにしてもJRをめぐる情勢は大きく動きだした。問題は、この新たな情勢をいかに見、そしていかにたち向うのかということである。
この情勢を甘くみてはいけない。これが「国鉄改革の総決算」を意図したものである以上、それは、国労、動労千葉、1047名闘争を、東労組・革マルもろとも一掃する狙いをもったものであることは明らかだ。
しかも国労は、昨年秋の岡山地本での51名の集団脱退に続き、四国エリア本部がそっくり集団脱退する動きがあると言われていること、西日本エリア本部の 革同執行部がJR連合と一体となって1047名闘争の切り捨てに動いていることなど、事実上足元から崩れ、連合化しようとしている。この新たな情勢を契機 として反転攻勢にたとうという構えなど全くないのだ。

勝負のときがきた

しかし、この情勢は動労千葉にとって決して悪いことではない。諸悪の根源であった会社と革マルの結託体制がついに崩れようとしているのだ。国鉄分割・民営化から18年を経て、ついに勝負のときがきたのである。
東労組は今、見せかけの「団結」づくりに必死だが、松崎と嶋田らの抗争によって墓穴をほり、これまでのように経営にとり入る力を完全に失っている。
しかも、現在の状況はどう見ても、これをきっかけにして一斉に攻撃を強めてくるというよりも、むしろJRの側の矛盾があまりにも深く噴き出して破たんをきたしてし、二進も三進もいかなくなっているという面の方が強い。

これは敵の弱点だ

とくに、JR西日本や東海などと違い、「国鉄改革の総決算」を国労との和解というかたちで始めざるを得ないところに、彼らの弱点が示されている。
この背景には、1047名闘争が独自の運動・闘いを不屈に継続し、国労との一定の「労資関係正常化」なしにこれに終止符をうつことはできないことや、受皿となるJR連合の実体が東日本にはないという事情がある。
だが、昇進差別事件などで国労と和解するということは、JR東日本が、事実上差別をしていたことを認めることを意味し、それ自身が新たな矛盾をはらみ、必ずしもたたみかけるように攻撃をしかけてくるという関係にはならない。
そして何よりも、今後の進展いかんによるとしても、これは、東労組の最大の存立基盤が揺らぐことを意味する。

闘いが開いた地平

これは、われわれの闘いがきり開いた地平の大きさを示す情勢でもある。
首をかけて闘った分割・民営化反対の二波のストライキが無かったら、現在の1047名闘争は無かったと言っても過言ではない。18年間「国鉄改革」に決 着をつけさせなかったことが、当時から中曽根が公言していた「次は教育改革」を遅らせ、郵政をはじめとした大民営化攻撃を今日まで遅らせてきた。
また、第二の分割・民営化攻撃とのこの4年間にわたる組織をあげた闘いも決定的な意味をもつものだった。検修・構内業務の外注化攻撃をストップさせ、職場の力関係と団結を守りぬき、そして逆にJR体制の矛盾を引きずりだしたのだ。
さらに、強制配転者の職場復帰を実現した昨年の50日間に及ぶ闘争も、現在の情勢からとらえ返してみれば、非常に大きな意味をもつ闘いであった。ちょう どこの時期、JR東日本は、東労組に対して、ベンディング職場を廃止する提案をしており、激しい対立となっていたのだ。こうしたなかでわれわれは16日間 の闘いを貫いて配転者をとり戻した。この闘いが全体を動かしたと言っても過言ではない。

断固として闘いへ

いよいよ勝負のときがきた。この激流におし流されない闘いを実現することができれば、JR体制を打倒し、様々な課題を打開できる大きな可能性をもつ情勢が到来している。待ちに待った勝負のときがきた。05春闘への総決起体制をつくりあよう。
今年、1047名闘争をはじめ、反合・運転保安確立の闘い、強制配転者の原職復帰-士職発令に向けた闘い、シニア制度撤廃の闘い、業務外注化阻止の闘い 等、あらゆる課題が激しい攻防戦となり、正念場を迎えることは間違いない。しかしわれわれは、断固としてこれにたち向う。

ともに闘おう!

東労組の組合員にも訴える。今こそ東労組と決別し、職場にほんとうの団結をとり戻そう。
賃金も雇用も権利も、すべてなぎ倒そうという攻撃が激しく進められようとしている。憲法改悪と戦争への動きが急ピッチで進められている。今こそ労働組合 が本来の姿、本来の力をとり戻さなければならない。労働者は、本来団結すれば無限の可能性をもつ存在だ。団結してともに闘おう。

高齢者雇用安定法の改正に基づき、JR東日本と交渉

再雇用について「法の趣旨は、希望者全員が対象」と回答
シニア制度差別撤廃に向けた大きな成果
05春闘をストライキで闘いぬこう!

昨年6月、「高齢者雇用安定法」が改正され、06年4月1日以降、①定年の延長、②継続雇用制度の導入、③定年制度廃止のいずれかを導入することが、企業に義務付けられた。
現在、JR東日本は、年金法が改悪されたことなどをうけて現行「シニア制度」を2001年度から導入してきた。しかしこの「シニア制度」では、組合側に 「鉄道業務の委託を深度化する」という条文が盛り込まれた協定の締結を迫り、締結しない場合には「シニア制度」から排除するという、不当な対応を行ってい る。このため動労千葉は、これまでに4件にわたる不当労働行為救済申立を行い、うち2件についてはすでに救済命令が出されている。

定年延長は拒否、継続雇用制度導入を検討

こうした中で動労総連合は、今回の「高齢者雇用安定法」の改正に関して申2号をもって申し入れを行い、2月25日、JR東日本本社において団体交渉を行った。交渉の概要は以下のとおり。
組合 高齢者雇用安定法の改正に伴い、法が定めている定年延長あるいは、継続雇用制度の導入について、会社としてどのように対応しようと考えているのか。
会社(文書回答)高年齢者等の雇用の安定等に関する法律の一部を改正する法律の趣旨に基づき対応する考えである。具体的には現在検討している。
組合 法律では、定年延長または、継続雇用の導入を企業に義務づけているが、会社としてはどのようにしようと考えているのか。
会社 定年延長については、これまでも明らかにしたとおり、人件費がかさむことから考えていない。会社としては、継続雇用制度を考えている。
組合 継続雇用制度に関して、今回の法律改正の趣旨をどのように受けとめているのか。
会社 法律改正の趣旨は、再雇用を希望する者全員を対象とする法律であると考えている。
組合 現行「シニア制度」では、4月から現場長による面談が開始され、その中で協定を締結していない場合、「シニア制度」の適用がない旨の説明が行われ、関連会社の試験から排除されている。4月まであと1ヶ月しかない中で、どのように対応するのか。
会社 今回の法律改正の趣旨に基づいて、希望する者全員が対象になると考えている。
組合 再雇用の形態はどのように考えているのか。
会社 現行「シニア制度」と同様に、グループ会社への再雇用という形態を考えている。
組合 現行「シニア制度」の場合、関連会社による試験が行われているが、これは新規採用であり、法の趣旨から外れることになると考えるが。
会社 法に照らしてもマッチしていると考えている。グループ会社としても客観的に判断できるものとして行っている。
組合 法律では、労使協定により継続雇用制度の基準を定めるとなっているが、協定を締結した組合が社員の過半数を超えている場合は、継続雇用制度が導入されたということか。
会社 法の趣旨ではそのようになると考えている。
組合 この場合、協定を締結していない組合に所属する者にも継続雇用制度が適用されると考えるが。
会社 先ほども回答したように、再雇用を希望する者全員が対象になると考えている。
法律の縛りが変わったと考えてもらいたい。
具体的内容については現在検討を進めている所であり、3月中には具体的内容を提案できると考えている。

組合所属による差別=排除は一切できない

以上のとおり、今回の交渉で明らかになったことは、現行「シニア制度」においては、組合所属により動労総連合=動労千葉に所属している組合員が不当にも排除されてきたが、今後は、組合所属による差別=排除は一切できないということをあらわしている。
これは、この間JR東日本による「シニア制度」差別に対して、不当に排除された仲間たちを守りぬき、糾弾してきた闘いの成果として、大きく一歩前進したということだ。
05春闘にストライキで決起し、定年延長ー「シニア制度」差別の完全撤廃に向けて闘いぬこう!

またも「レール破断」 1年間に同一線区で2回も発生

05春闘にストライキで起ち上がろう
2月13日、22時ころ、総武快速線下り29㎞付近で発生
1年間に同一線区で2回も発生

昨年1月6日に発生した「レール破断」の写真。1年も経たずに同じことが起きた

全ての組合員のみなさん!またしても「レール破断」という重大事態が発生した。

昨年1月6日、総武快速線において20㎜の「レール破断」が発生しているが、それから1年後、またしても同一線区でレールが破断するという、到底考えられない重大事態が発生した。
2月13日、22時5分頃、1923Fが津田沼駅を発車後、津田沼~稲毛間の第2閉そく信号機が停止を現示したため停車し、指令に連絡。司令からの連絡で現地に到着した新小岩保線技術センターの担当者が、軌道短絡として周辺を調査したところ、28㎞980メートル付近で、快速下り線の右側レールが、30㎜もの間隔が開いて破断しているのが発見されたというのだ。

探傷結果は、早急な交換ではなかった

「レール破断」は、ロングレール(約1000メートル)のほぼ中間で発生し、場所は幕張電車区付近だった。しかもここは、右側にカーブして高速で運転している線区で、列車がもし止まりきれなかったら重大事故になっていたところだ。
総武快速線では、1月20日に検測車によるレール探傷が行われ、今回「レール破断」となった箇所は「Bランク」と判断され、左記のとおりの基準に基づいて計画交換を行うこととなっていた。

レール探傷によるランクとレール交換目安
Bランク 早くて3ヶ月、遅く    とも6ヶ月以内に交換
Cランク 30日以内に交換
CCランク 10日以内に交換

1月20日のレール探傷結果
Bランク 20ヶ所
C及びCCランク 8ヶ所
CとCCランクの8ヶ所はすでに交換済み。
今回「レール破断」した箇所では、シェリング(レール表面が貝殻のような模様になる金属疲労現象)と、きしみ割れ(車輪のフランジとレールがこすれてできる斜め線状の傷)が見られたが、判断はBランクで、緊急性を要するものではないとされたのだ。
しかし実際には、レール探傷から1ヶ月も経たずに突然レールが破断し、30㎜もの隙間ができてしまったのだ。
結局、検測車によるレール探傷だけでは的確な判断ができなかったということだ。

設備外注化がもたらした重大問題だ!

昨年に続いて同一線区で2回も「レール破断」が発生したということは極めて重大なことだ。
国鉄時代も含めてレールが破断するなどということはこれまで聞いたこともない。しかも総武快速線は1級線区で、レールの重さや強度の面でも「破断」するなどということはあり得ず、千葉支社の設備担当者も「全く想定されていない」と断言しているのだ。
そうであるにもかかわらず」レールが2度も破断するということはこれまでに増して重大だということだ。
とくに、総武快速線と平行する総武緩行線では未だに同様の現象は出ていないことなどを考えれば、この間のスピードアップによる高速運転がレールに過重な負担を強いているとしかいいようがない。
JR東日本のコスト削減ー営利優先主義がこうした事態を招いているのだ。
設備関係の全面的な業務委託が2001年末に行われてから丸3年が経過するが、結局、これに伴って、線路を管理する技術、列車をまともに動かす技術が崩壊寸前の危機的状況にまできてしまったということだ。
05春闘にストライキで起ち上がり、反合・運転保安確立、業務外注化阻止、強制配転者の原職復帰、JR総連解体ー組織強化・拡大を実現しよう!

吉野さん鎌形さん内田さんが幕電に復帰 05春闘強制配転粉砕の第2ラウンドへ

1月25日付で、検修区への復帰をかちとり幕張電車区に赴任した吉野六郎サン、鎌形昌男サン、内田晃サン

新たに3名が復帰

1月25日付で、吉野六郎サン、鎌形昌男サン、内田晃サンが検修区への復帰をかちとり幕張電車区に赴任した。吉野幸成サン、外山義章サン、福島和彦サン、岡安正人サン、冨川秀樹サン、吉野昇サンに続き、9人目の職場復帰だ。
吉野サンと鎌形サンはもともと運転士、内田サンは予科生で運転士の資格をとりながら、組合差別によって士職登用を拒否され続けてきた仲間だ。
それぞれが国鉄分割・民営化攻撃を前後して吹き荒れた激しい組合破壊攻撃のなかで不当配転されて以降、配転先をたらい回しされてきた。
とくに内田サンは、1986年7月10日付で、津田沼電車区運転検修係から、悪名高い「船橋人材活用センター」に配転されて以降、18年半もの間、茂原 地区無人駅清掃担当など、幾つもの配転先をたらい回しされてきた。彼は56予科採用だから、本来の仕事は5年余りしかやっていないことになる。
これが国鉄分割・民営化攻撃だったのだ。今回の職場復帰はその意味では最終的な解決ではない。本来ならばとっくに発令されているはずの運転士登用がずっと止められたままなのだ。しかしこれは、組合員全体の力でかちとった大きな一歩だ。
この20年余りのことを考えると、改めて腹の底から怒りが沸き上る。こんな卑劣が会社と革マルの結託体制によって延々と続いてきたのだ。それでも今日まで胸を張って労働者としての誇りを守り、頑張り続けた仲間たちは動労千葉のかけがえのない誇りだ。
これは小さな一歩に過ぎない。しかし大きな勝利だ。

第2ラウンドへ!

この勝利は何よりも、この4年間余り、第二の分割・民営化攻撃に抗して組織をあげたストライキや職場抵抗闘争を闘いぬき、検修・構内 業務の外注化を阻止し続けてきたことが土台となってかちとられたものだ。その闘いが、検修要員のひっ迫という矛盾を会社に強制し、職場復帰に結びついたの だ。  われわれがこの闘いを通して改めて学んだことは、労働運動の原則を貫きとおすことの大切さだ。
われわれの前に立ちはだかっていたのは、いつ打ち破れるともしれない厚い壁だった。しかし、会社と手を結んで旨い汁を吸いつづけてきたJR東労組は今や ガタガタになっている。われわれは、労働者の誇りと仲間を何よりも大切にしてこの壁にたち向い続けてきた。そしてついにこの厚い壁に穴を開けたのだ。小さ な風穴かもしれない。しかしこれは、労働者の団結と誇りをかけて闘い続けた貴重な成果だ。
残る仲間たちをとり戻すまで、この原点を忘れずに闘いぬこう。
われわれは05春闘を「強制配転粉砕闘争の第2ラウンド」と位置づけて闘いを継続する。こじあけた風穴は絶対におし広げる決意だ。全ての強制配転者の職場復帰をかちとるために、05春闘への闘争体制をうち固めよう。

関西生コン支部大弾圧許すな!
1月23日、1000名の抗議デモ

1月23日、エル大阪において、生コン産業政策協議会(関西地区生コン支部、交通労連生コン産業労働組合、全港湾大阪支部で構成)の主催で、不当弾圧に対する緊急抗議決起集会開催され、1000名を超す仲間が結集し、大阪府警に怒りの声を叩きつけた。
動労千葉からも代表2名が参加。断じて許すことのできない大弾圧粉砕へ、共に闘う決意を打ち固めた。

 

吉野さん鎌形さん内田さんが幕電に復帰 05春闘強制配転粉砕の第2ラウンドへ

1月25日付で、検修区への復帰をかちとり幕張電車区に赴任した吉野六郎サン、鎌形昌男サン、内田晃サン

新たに3名が復帰

1月25日付で、吉野六郎サン、鎌形昌男サン、内田晃サンが検修区への復帰をかちとり幕張電車区に赴任した。吉野幸成サン、外山義章サン、福島和彦サン、岡安正人サン、冨川秀樹サン、吉野昇サンに続き、9人目の職場復帰だ。
吉野サンと鎌形サンはもともと運転士、内田サンは予科生で運転士の資格をとりながら、組合差別によって士職登用を拒否され続けてきた仲間だ。
それぞれが国鉄分割・民営化攻撃を前後して吹き荒れた激しい組合破壊攻撃のなかで不当配転されて以降、配転先をたらい回しされてきた。
とくに内田サンは、1986年7月10日付で、津田沼電車区運転検修係から、悪名高い「船橋人材活用センター」に配転されて以降、18年半もの間、茂原 地区無人駅清掃担当など、幾つもの配転先をたらい回しされてきた。彼は56予科採用だから、本来の仕事は5年余りしかやっていないことになる。
これが国鉄分割・民営化攻撃だったのだ。今回の職場復帰はその意味では最終的な解決ではない。本来ならばとっくに発令されているはずの運転士登用がずっと止められたままなのだ。しかしこれは、組合員全体の力でかちとった大きな一歩だ。
この20年余りのことを考えると、改めて腹の底から怒りが沸き上る。こんな卑劣が会社と革マルの結託体制によって延々と続いてきたのだ。それでも今日まで胸を張って労働者としての誇りを守り、頑張り続けた仲間たちは動労千葉のかけがえのない誇りだ。
これは小さな一歩に過ぎない。しかし大きな勝利だ。

第2ラウンドへ!

この勝利は何よりも、この4年間余り、第二の分割・民営化攻撃に抗して組織をあげたストライキや職場抵抗闘争を闘いぬき、検修・構内 業務の外注化を阻止し続けてきたことが土台となってかちとられたものだ。その闘いが、検修要員のひっ迫という矛盾を会社に強制し、職場復帰に結びついたの だ。  われわれがこの闘いを通して改めて学んだことは、労働運動の原則を貫きとおすことの大切さだ。
われわれの前に立ちはだかっていたのは、いつ打ち破れるともしれない厚い壁だった。しかし、会社と手を結んで旨い汁を吸いつづけてきたJR東労組は今や ガタガタになっている。われわれは、労働者の誇りと仲間を何よりも大切にしてこの壁にたち向い続けてきた。そしてついにこの厚い壁に穴を開けたのだ。小さ な風穴かもしれない。しかしこれは、労働者の団結と誇りをかけて闘い続けた貴重な成果だ。
残る仲間たちをとり戻すまで、この原点を忘れずに闘いぬこう。
われわれは05春闘を「強制配転粉砕闘争の第2ラウンド」と位置づけて闘いを継続する。こじあけた風穴は絶対におし広げる決意だ。全ての強制配転者の職場復帰をかちとるために、05春闘への闘争体制をうち固めよう。

関西生コン支部大弾圧許すな!
1月23日、1000名の抗議デモ

1月23日、エル大阪において、生コン産業政策協議会(関西地区生コン支部、交通労連生コン産業労働組合、全港湾大阪支部で構成)の主催で、不当弾圧に対する緊急抗議決起集会開催され、1000名を超す仲間が結集し、大阪府警に怒りの声を叩きつけた。
動労千葉からも代表2名が参加。断じて許すことのできない大弾圧粉砕へ、共に闘う決意を打ち固めた。

千葉転・行方区長による不当な乗務停止-職場規律攻撃を絶対許すな!

組織の強化・拡大をかちとり職場から反撃しよう!

この間、千葉運転区を中心にして些細な事故等を理由にした乗務停止攻撃や運転士から検修職場への異動という極めて異様な事態が続いている。
千葉運転区の現場長に、行方区長が就任してすでに丸4年になろうとしているが、この間だけでも6名の運転士が幕張電車区等への異動を強制され、千葉運転区における乗務停止は日常茶飯事に乱発されている状況だ。しかもその期間は、行方区長就任当初は数日程度だったものが、最近では数週間、そして長い者では1ヶ月以上も乗務停止が強制されているという、常軌を逸した事態になっている。
行方区長によるこのような恣意的な乗務停止の乱発は、処分によって現場で働く運転士=労働者を恫喝し、屈服させ、職場闘争を解体し、物言わぬ労働者を作ろうとする職場規律攻撃の典型だ。
こうした攻撃を絶対に許さず、職場からの反撃を叩きつけよう!

会社の責任を放棄し、全てを現場に転嫁

こうした攻撃のきっかけとなったものは、03年9月末の中央線における線路切替工事に伴うミスにより大幅な輸送混乱が発生し、国道交通省から「業務改善命令」が出て以降だ。この過程では、大塚社長から社員全員に「手紙」が郵送され、その内容は、基本動作の励行や職場のあり方等も含めて、全ての責任を現場の労働者に押しつける一方で、会社の責任については一切頬被りするというとんでもないものであった。
しかも、マスコミも含めて社会的に、中央線事故について、設備部門の外注化によるベテラン労働者の不在だと指摘されるなど、会社の姿勢に対する批判が噴出してくる状況だったのだ。
「業務改善命令」が出された後、関連会社との安全に関する見直しを行う一方で、会社に対する批判をかわすために現場で起こった些細なことに対して処分を乱発して、社会的に「このように厳正に対処しています」というポーズを作るということが横行したのだ。携帯電話の使用に対する処分もその一貫だったのだ。こうしたことが「信頼回復のため」と称して行われてきたのだ。

行方区長自身が誤った認識で指導行う

こうした状況が続く中で千葉運転区では行方区長による常軌を逸した、恣意的な乗務停止攻撃が乱発され続けているのだ。
しかし、行方区長に関する誤った認識による指導が何度も行われてきたことは周知の事実だ。
出勤途中の佐倉駅において快速列車の連結状況をわざわざ見ながら「ぶつけ方が強い」と言ってきたが、実際は強くぶつけないと連結不具合が発生するという構造上の問題があったため、当初から運転士や検修職にはには指導されていたが、そのことを行方区長が知らなかったという事実。
03年7月には「汽笛故障時の取り扱い」を知らず、指令の指示を受けずに行方区長の独断で列車を発車させてしまうという重大な事態が発生した事実。
そして、行方区長の下には、あいさつをしても無視して、一切返事を返さない副区長までいるのだ。
こうしたことはほんの一例にすぎないが、区長としてあるまじき行為だ。こうした乗務停止や検修職場への異動の強制に見られる処分の乱発は、職場を混乱させ、怒りや不満が噴出することだけは明らかだ。
そもそも現場長という立場であれば、自分の職場の状況を確認し、事故や問題が起こらないように対処しなければならない。 しかし今の行方区長に対する職場の状況は、何か問題が発生しても、区長には誰も相談しないし、できない状況になっている。これ自体、区長として全く信頼されていない、信頼するに値しないということを現場が突き付けているということだ。
千葉運転区・行方区長らによる職場規律攻撃を打ち破ろう!
不当労働行為根絶!組織強化・拡大の実現に向けて全組合員が決起しよう!

05年を組織拡大の年に! 期は熟した。組織拡大に全組合員の力を

05年を組織拡大の年としよう。
われわれは「一切の諸課題を組織拡大の視点から闘いぬくこと」を今年の最も重要な課題として確認した。全ての組合員が、組織拡大の取り組みを自らの課題として総決起しよう。

期は熟した!

組織拡大に向け、いよいよ期は熟している。
東労組は収拾のつかない内部抗争を続け、もはや組織の体すらなしていない状況だ。東労組という組織が成りたってきたただ一つの根拠は会社と革マルの結託 体制にあった。その過程では、会社幹部と東労組の一部革マル幹部の腐りきった癒着関係が生まれた。それは、会社との蜜月を維持するために、全ての合理化や 権利破壊攻撃を丸呑みし、労働者の権利を売り渡すというだけでなく、文字通り腐り果てた利権的癒着関係も含むものであった。
もとも松崎と嶋田らの抗争は、腐った利権や権力を独り占めしてきた松崎に対する嶋田の恨みつらみを背景としたものだった。だが、そこから噴き出したのは、彼らの意図をこえた現場の東労組組合員の革マル支配に対する激しい怒りの声だったのである。
東労組は会社に代わって現場の労働者を革マル特有の陰湿や手段で強権的に支配することによって、自らの利用価値を会社に示し続けてきたが、それは現場では自らの組合に対する憤りや不満、積もり積もった怒りの声を生み出していたのである。
その意味で、今進行していることは、単に東労組の組織崩壊というだけでなく、JR発足以来の労務政策そのものの崩壊、矛盾の爆発に他ならない。これはもはや元のサヤに戻すことのできないものだ。

大再編が始まる!

他方、国労や旧鉄産労も組織的には瀕死の状態だ。国労本部の現状は、昨日まで本部三役だった者や地本三役だった者が集団脱退するなど、まさに組織崩壊の危機に直面している。
旧鉄産労は、グリーンユニオン等と統合して東日本ユニオンという組織をたち上げたが、誰に相手にされていない状況であり、組合員ですら自らの組合の名前が変わったことも知らない状態にある。しかも千葉では、二百数十名の組織規模でしかなくなっている。
最大の問題は、どちらも現場の組合員とは無縁の組合になってしまっていることだ。
こうしたなかで、05年は間違いなくJRにおける労働戦線の大再編が本格的に開始される年になろうとしている。
昨年、動労千葉は、強制配転者の職場復帰や11・7全国労働者総決起集会など、どこに出しても恥ずかしくない闘いを実現してきた。全組合員が本気になれば、組織拡大は絶対に可能な状況が生まれている。

もはや通用しない

何よりも労働者をとりまく状況がこれまでとは全く変わろうとしている。団結して闘わなければ生きていけないような情勢が到来している のだ。賃金は下がり続け、ぼう大な労働者が非正規雇用に突き落とされ、権利は月々に破壊され、年金をはじめととした社会保障制度は解体され、今度は大増税 がのしかかろうとしている。弱肉強食の論理が社会全体を覆い、何をやってもほとんどの労働者が「負け組」に突き落とされている。
その一方で日本を「戦争のできる国」に変貌させるための社会の反動化が級ピッチで進められている。社会はすさみきって信じられないような犯罪が多発している。
こうした状況のなかで、無数の労働者が、社会のあり方そのものに疑問をもち、本当の団結と連帯、根本的な変革を求めはじめている。経済が一定の成長を実 現できたときには、そのおこぼれによって成り立ってきたこれまでのような労使協調型の労働組合は、もはや通用しなくなっている。

前人未到の挑戦を

われわれも、この数年のうちに百名からの組合員が退職を迎えるという組織的現実を危機感をもって見すえなければならない。今が正念場だ。
その一方で、動労千葉の闘いと存在は、今、新たな情勢のなかで新たな可能性もとうとしている。
分離・独立-国鉄分割・民営化以来の動労千葉の闘いを、誰よりも真正面か受けとめてくれたのはアメリカと韓国で必死で闘いぬいていた仲間たちだった。動 労千葉の闘いが世界から注目されたのだ。これが今後、日本の労働運動にも大きなインパクトを与えることは間違いない。
こうした闘いと組織拡大が結びついたときに、動労千葉は、戦後の日本の労働運動の歴史をぬり変えるような力をもつことができる。日本の労働運動は、数々 の輝かしい闘いの歴史をもちながら、それを継続し、組織を拡大して社会全体に大きな影響を与えるような運動に発展させた経験がない。05年、われわれはこ の前人未到の闘いに挑戦する。
全力で組織拡大闘争へ!

写真でみる04年の闘い

04年の闘いを写真で振り返ってみました。旗開きから新たな闘いへたちあがろう!

闘いはここから火ぶたを切った
畑木さん不当配転に緊急総決起集会(2/9)
翌10日から当該を先頭に続々と指名ストに決起
続く04春闘で2波のストライキに起つ(3/12から14、29)
千葉駅頭での宣伝行動(04春闘スト)
イラク開戦1周年の3/20世界中で反戦行動に
冷たい雨をついて東京集会へ結集(日比谷公園)
1047名闘争勝利に向けて3争議団・闘争団が初めて支援集会で共に並んだ(4/13)
動労千葉結成25周年の記念レセプションで新たな飛躍を誓った(4/25) 中村栄一書記長、そして関豊中央支部副委員長の突然の急逝
悲しみを乗り越えて進むことを決意(6/20追悼集会)
ひとつ壁を突き破って、質実ともに大成功をかちとった11・7労働者集会
05年の新たな展望を示した。また、日米韓労働者の固い連帯の絆が結ばれた

1047名の解雇撤回へ新たな闘い(鉄建公団訴訟)にたつ

12月24日、9名の仲間が東京地裁に提訴

提訴後、記者会見

東京地裁に提訴の後、厚生労働省記者クラブで記者会見を行い高石正博さん、中村俊六郎さん

12月24日、国鉄分割・民営化攻撃によってJRへの「採用」を拒否され不当解雇された9名の仲間たちが、旧国鉄-鉄建公団(現在は 「独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構」となっている)を相手に、雇用関係の存在確認、未払い賃金の支払い等を求める訴訟を、東京地裁に提起し た。
提訴の後、9名を代表して高石正博さん、中村俊六郎さんが、厚生労働省記者クラブで記者会見を行い、新たな闘いへの決意を次の通り語った。

高石さん
18年闘い続けてきたが、不当労働行為が行なわれたにも係わらず、それをした者がでてこない。この裁判で実行者を暴きだして解雇撤回をかちとりたい。
中村さん
国鉄分割・民営化-採用差別は国家的不当労働行為であったということだけは、何としても認めさせなければならないという思いでこの裁判を訴えた。絶対に勝利したい。
1047名の解雇撤回に向けた新たな闘いが開始されたのだ。全力を尽くして勝利をもぎりとろう。

新たな訴訟の意味

最高裁は、JR採用差別事件の行政訴訟で、JRの使用者性・不当労働行為責任を否定する一方で、その責任は旧国鉄が負うという政治的反動判決を行なった。
JR採用差別事件が、政府と国鉄・JRが一体となって遂行した国家的不当労働行為に他ならなかったことは、その実態・現実を見れば誰の目にも明らかなことである。最高裁はその真実を国鉄改革法の超形式主義的解釈をもって否定したのだ。
この新たな訴訟(鉄建公団訴訟)は、最高裁の反動判決を徹底的に弾劾するとともに、不当解雇の責任を絶対にとらせる決意を込めた闘いだ。「最高裁判決がそのように言うならば、旧国鉄よ、直ちに責任をとれ! そしてわれわれをJRに戻せ!」──これが新たな訴訟の主旨である。
訴訟は、すでに4党合意を拒否した国労闘争団の仲間たち約300名が提訴しており、全動労争議団も年内の提訴を予定している。
われわれは、この訴訟を軸として、1047名争議団が固く団結し、全国に闘いを呼びかけたときに、1047名闘争が新たな巨大な可能性をもつことを確信している。

1047の団結を

1047名闘争には、今も、全国の無数の仲間たちが注目し、支援を送り続けてくれている。国鉄分割・民営化攻撃が、日本の労働運動を 解体するために仕組まれた戦後最大級の反動攻撃だったからだ。この闘いには、全ての労働者の団結と権利、未来がかかっている。われわれ自身がそのことを今 一度自覚し、ハラをすえて闘いつづける決意を固めなければいけない。それこそが、この間の支援に応えるただひとつの道だ。鉄建公団訴訟を中心に、一から闘 いをつくり直すような決意で、全国的に規模での闘いを再構築したときに、われわれは必ず勝利をわが手につかみとることができる。
そのためにも、立場や方針の違いをこえて三争議団-闘争団=1047名の団結を強化しなければならない。解雇者がひとつとなって闘わなければいけない。

闘いの拠点に!

またこの闘いは国鉄-JR労働運動、日本の労働運動の再生への切実な思いを込めた闘いでもある。
現在の国労本部の惨たんたる現状、政府やJRと手を結んで、一時は我が世の春を謳歌してきたJR総連も、おぞましい内部抗争で組織崩壊の危機に直面して いる現状等、JRにおける労働運動の危機的現実のなかで、われわれは何としても反撃の拠点を築かなければならない。 郵政民営化や公務員制度改革など、新 たな大民営化-非正規雇用化攻撃が全ての労働者を襲おうとしている状況のなかで、これに反撃する現場からの闘いを組織しなければならない。
今、1047名闘争のもつ位置はこれまで以上に大きくなっている。「日の丸・君が代」不起立の闘いに起ちあがった300名余りの教育労働者の闘いが、教 育基本法-憲法改悪阻止に向けた展望を示しているように、1047名闘争は労働運動全体を揺るがす大きな可能性をもつ闘いだ。このことに確信をもとう。

 われわれは戦争と民営化の大攻撃を許さない。鉄建公団訴訟勝利-1047の解雇撤回をかちとろう。1047名の固い団結を実現しよう。あらゆる反動をのりこえて、新たな闘いに起ちあがろう。

自衛隊イラク派兵延長弾劾 ブッシュ再選後の世界と戦争に突き進む小泉政権

派兵延長弾劾!

小泉政権は、イラク自衛隊派兵延長の閣議決定を強行した。その決定は、国会も閉会した上で、ひと握りの閣僚どもだけで行なわれた。そ の前段で日本政府はファルージャ総攻撃-大虐殺への支持を一早く表明した。また「北朝鮮に経済制裁せよ」という排外主義が洪水のように組織され、防衛計画 大綱の見直しにより自衛隊はその性格を抜本的に変えようとしている。戦争への歯止めが完全に外れようとしている。
むきだしの戦争政策の遂行、もはや労働者を食わしていくこともできなくなった支配の崩壊という現実自身が新たな反動を生みだしている。その前に既成のあ らゆる勢力が総転向し、日本では翼賛状況となった国会で有事立法が通過し、ついに憲法9条に手がかかろうとしている。

ブッシュ再選の意味

とくにわれわれは「ブッシュ再選後の世界」という問題を真正面から見すえなければならない。ブッシュは1936年のルーズベルト以来始めて、上下両院で多数を制した大統領となった。
第二期ブッシュ政権は戦争そのものが生みだした政権、アメリカ帝国主義の危機があまりにも深まっていることが生みだした政権だ。平時的なあり方での国家 統治が不可能になり、ますます泥沼の侵略戦争にのめり込んでいくしかない支配の危機こそがブッシュを勝利させた力だ。
例えば、進化論を学校で教えることを禁止せよと主張するキリスト教右派勢力がブッシュ再選への大きな役割を果たしたことは、戦争の泥沼化、正当化できぬ 戦争を合理化することの無理、膨大な失業・貧困の重圧、「アメリカ的」なるものの崩壊、社会の根底からの動揺と不安……、という事態のなかで、その胎内か ら、あらゆる反動的なものが噴きだそうとしていることを示している。

世界は真っ二つに

ブッシュの再選はあらゆる意味で世界を真っ二つに分裂させた。とくにEU諸国のブッシュ再選に対するマスコミ等の論評は、「米欧は離 婚した」「世界はさらなる分裂に迎う」「米国が欧州からますます遠くへと漂流しつつある」、一面を墨で塗り潰して「神よ!」とだけ書いた報道等々、帝国主 義間の激しい対立と衝突を隠そうともしていない。
そもそもイラクへの侵略戦争は、EU諸国を蹴落として、中東石油地帯の独占的支配の確立を狙うものだ。危機に突き動かされて、帝国主義同士が激しく衝突 する時代が到来している。ブッシュの再選はこの現実にさらに拍車をかけようとしている。東アジアにおける北朝鮮への戦争政策-中国市場をめぐる争闘戦も全 く同じ論理がはたらいている。

泥沼の危機と衝突

しかし、米英日をはじめとした多国籍軍によるイラク戦争と軍事占領政策は、イラク人民による命をかけた激しい抵抗の前に完全に破たんし泥沼化している。
ファルージャへの総攻撃は、まさにかつての「三光作戦」「ゲルニカ」に等しい残虐な大量殺戮攻撃だ。
4月のファルージャ、そして8月以降のナジャフへの全面的攻撃は、逆に反米闘争の炎に油を注ぎ、闘いはイラク全土に拡大して米軍の制圧地域は縮小し、さ らにイランやレバノン、バーレーンなど周辺諸国においても反米デモが繰り返し行われ、ブッシュが描いた中東支配の構図は完全に破産に追い込まれていた。 ブッシュはこうした危機の突破をかけ、ファルージャへの新たな総攻撃を強行したのだ。しかし闘いは一層イラク-中東全土に拡大し、ブッシュは米軍をさらに 増派せざるを得ない状況においつめられている。
1月国民議会選挙、5月憲法制定、12月正式政府発足というイラク戦略の基本スケジュールはほとんど挫折し、アメリカは、完全に死の泥沼にはまりこみ、そうであるがゆえにさらに「中東民主化」の絶望的政策にのめり込んでいくしかない状態だ。
また、戦争への危機感と大失業への怒りが爆発し、全世界でイラク反戦の闘いが燃え広がっている。その意味でも米大統領選挙とブッシュの再選は世界を真っ二つにしたのだ。

社会変革への胎動

言うまでもなく、本気で、根底的に戦争と対決できる力は、労働者階級の団結した力しかない。ケリーはブッシュと同じくブルジョア階級 に依拠し、中産階級に焦点をあてて選挙を行い敗北したのだ。しかし、こうした情勢のなかで、「ブッシュもNO、ケリーもNO」を掲げ、外への戦争と内への 戦争に反対し、戦争と大失業への怒りを根底から解き放つ戦闘的勢力が、ミリオン・ワーカー・マーチ(MWM)として姿をあらわしたことは、まさに決定的な 意味をもつものだ。戦争の危機のなから、アメリカの労働運動史をぬり変えることになるであろう歴史的な闘いが、民主党のしっぽにしがみついて労働者の怒り を抑圧しているAFL-CIOの制動を突き破って登場したのだ。
そして、そのMWMとわれわれの闘いが固く団結し、11月集会が一体の闘いとして実現されるという、まさに画期的地平がかちとられた。ここにこそ戦争を阻止する力と無限の可能性がある。戦争への道を止めよう!小泉反動政権を打倒しよう!