検修・構内業務外注化-放射線汚染に反対して平成採が加入!
JRと全く闘わないJR東労組と決別して、照沼靖功君(24)が堂々と加入の宣言!
全ての組合員のみなさん!
そして、全ての平成際の仲間のみなさん!
動労水戸でついに組織拡大が実現した。
勝田車両センターにおいて、照沼靖功君(24)が、JR東労組と決別し、動労水戸に加入した。別掲の照沼君による「全平成採に訴える」という熱烈な宣言を是非読んでほしい!ここに記されたJRへの怒り、そして何よりも、JRとは全く闘わないJR東労組への怒りは、全ての平成採に共通するものだ。
水戸でも、千葉でも、検修・構内業務の全面外注化の問題は、これから数十年間JRで働かなければならない平成採から職場を奪い、未来をも奪う重大な攻撃だ。この攻撃と真正面から闘わない組合など、存在価値がないということだ。
さらに水戸の場合には、福島第1原発事故により不通になっていた常磐線・久ノ浜~広野駅間を再開するために、広野駅に7ヶ月間も放置され、放射線で汚染された列車の勝田車両センターへの回送を10月9日に強行し、同13日に交番検査を行おうとしたのだ。
これに対して動労水戸は、外注化で平成採から職場を奪い、今度は放射能汚染で平成採の生命すら奪おうとするJR東日本に対して、回送前日の8日、そして交番検査当日の13日にストライキに起ち上がった。 照沼君は、動労水戸の闘いの中に平成採の生きる道を見いだし、加入を決意したのだ。そして、動労水戸の闘いと照沼君の決起は、交番検査の実施を未だに阻止し続けているのだ。
外注化を止める力は、まさにここにある。
東労組と決別し、動労千葉に結集しよう!
全平成採に訴える
労働者が主役の社会をつくろう!
私は、10月14日、東労組を脱退し、動労水戸に加入した照沼靖功です。24歳です。
全国の平成際の仲間に訴えたい!
みんなは、本当に今のままでいいと思っているのか?
自分の組合の本部や地本が何をやっているのか知っていますか? われわれの安月給から引かれている高い組合費の本当の使い道すら分からない現状ではないですか。こんな分からないことばかりで、組合って何の意味があるのか? 本当にこのままでいいのか? 私はずっと悩んできました。
その不安に拍車をかけるように、自分が働く職場で「検修業務の全面外注化」問題が起き、そして「3月11日の大震災」が起きました。それまでも東労組の取り組みに対しては不満ばかりでしたが、具体的な問題にぶつかる中で、「ヒューマニズムに溢れる」とか、「現場のことを一番考えて」なんてことが、すべてきれいごとであり、嘘っぱちだと分かったのです。
私は、それを震災後の被爆労働の問題で改めて実感しました。とくに、原発からわずか20キロあまりの広野駅に放置されていた車両(K544)を勝田車両センターに移送して、さらに交番検査をやるという問題です。放射能汚染の問題は、命の問題だ。年齢や職責をこえて団結しなきゃいけない。だけど、現場で本気で労働者のことを考えて闘争しているのは、動労水戸だけでした!
東労組には、その問題をどうにかしようという気もなければ、技量もない! そんな組合に居てはいけないと思い、ようやく決断することができました。
「被爆労働を止められるのは動労水戸」であり、東労組はもとより他の労働組合にはそんな力がありません!
そんなところに居ても何のメリットもない!
それは、時代と社会全体をみれば明らかだ。
労働者が、会社に使われているだけじゃ悪くなる一方だ!
俺たちが会社を使い、労働者が主役だとはっきりさせよう!
俺たちとともに、労働者が主役の社会をともに創り、明るい未来を切り開こう! (「動労水戸330号」より転載)