JR東日本
労働者への被曝を強制するな!
9日-列車の除汚もせずに勝田車両Cに入区!
13日-交番検査-このまま検査したら被曝する!
常磐線・広野駅構内に7ヶ月も留置されたままの415系車両。除染もせずに回送・交番検査を行うことは、労働者・市民に被曝を強制することになる。直ちに止めろ! |
全ての組合員のみなさん!
そして、JRで働く労働者のみなさん!
JR東日本が、労働者に放射線被曝を強制しようとしていることが明らかになった。絶対に許すことはできない。
除染もせずに回送・交番検査を行うことは被曝をもたらす
10月3日、JR東日本は、政府が福島原発から30キロ圏の緊急時避難準備区域を解除したことを理由にあげて、3月11日の大震災と福島第1発電所の事故により運転を中止していた常磐線について、久ノ浜~広野駅間について、10月10日から運転を再開することを動労水戸に提案した。
そして、これに伴って広野構内に留置されたままになっている415系車両(4両編成)を、10月9日に勝田車両センターまで回送・入区させ、13日には交番検査を行うというのだ。
広野駅は、福島第1原発から30km圏内に位置している。緊急時避難準備区域が解除されたとはいえ、いまだに放射線量は決して低くない状況だ。広野町でもこれから本格的な除染を行うとしている。
しかしJR東日本は、7ヶ月間も留置し、汚染されたままの415系車両を、10月9日に、除染もせずに常磐線を回送し、勝田車両センターに入区させようというのだ。
しかも、13日には交番検査を行おうとしている。
こうしたJR東日本の姿勢は、常磐線延線の住民への放射線被害をまき散らすことはあきらかだ。
交番検査で直接車体や機器にふれることは、極めて危険だ
415系車両回送時間 広野駅 13:00 |
さらに重大なことは、13日には勝田車両センターにおいて415系車両の交番検査を行おうとしていることだ。交番検査を行った場合、担当者は、各機器のカバーを外したり、部品交換や等の検査を行うことにより除染されていない415系車両に直接触れることになり、外部被曝になる。さらに、最後の引き通し検査で送風機等が回転すれば放射性物質がまき散らされ、これを吸い込んだら体内被曝をもたらすことになる。
こうした事態が発生するにもかかわらず、JR東日本は、415系車両の回送~交番検査を強行しようとしているのだ。
動労水戸がストライキー反原発・外注化阻止で闘おう!
この事態に対して動労水戸は10月8日、放射線被曝に対する対策を求めるとともに、外注化反対のストライキに起ち上がり、JR東日本と真正面から闘いぬいている。
JR東日本は、除染するまで、汚染された列車の回送・交番検査を行うな。
外注化阻止ー反合・運転保安確立に向けて闘おう!
当面するスケジュール
◆11・6全国労働者総決起集会
日 時 11月6日(日)12時から
場 所 東京・日比谷野外音楽堂
◆第11期労働学校
【基礎講座】10月15日(土)13時から
講座 「戦後労働運動史について」
講師 伊藤 晃氏(全国運動呼びかけ人)
【実践講座】10月22日(土)13時から
講座 「勧告労働運動の歴史と闘い」
講師 金 元重氏(千葉商科大教授)