エルダーを希望する労働者の切実な要求を悪用して構内業務委託を進める千葉支社を許すな!
希望した勤務地への就労は拒否-京葉車両Cの構内業務委託に協力すれば希望地へ就労させるという悪辣な組織破壊攻撃を粉砕し、業務委託を阻止しよう!
7月5日、習志野運輸区において、エルダー制度を希望しているS君に対して区長が、エルダーでの勤務地等を記した「出向先の就労条件等について」の書面を提示した。
S君は、エルダー制度で働くにあたり、①習志野運輸区、②京葉車両センター、③成田空港駅のいずれかでの勤務を希望していた。
しかし、当日区長から提示された就労条件の書面には、「千葉東事業」と記載されており、S君が当初希望した勤務箇所は記載されていなかった。しかも、実際の作業を行う場所は、千葉駅から外房線では大網駅まで、内房線では姉ヶ崎駅までの駅舎の清掃となっていたのだ。
この間、エルダー制度による勤務地については、本人が希望した場所での勤務になっており、希望地と全く異なる場所が指定されるなどなかったことだ。
このような、本人の希望を拒否すること自体、絶対に許すことはできない。
切実な希望を踏みにじる「希望調査」を絶対に許さない!
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JRとエルダー組合員が一緒に闘えば、必ず勝てる!
しかも、さらに許せないことに、習志野運輸区長は、「構内入換業務委託に伴う希望の把握について」なる文書も一緒に手渡したのだ。
これは、6月10日に千葉支社が提案してきた京葉車両センターの構内業務2日勤の業務委託に関連して、構内入換業務に従事するかどうかの希望をとるというものだ。そして、構内入換業務を希望すれば京葉車両センターでの勤務を指定するというものだ。
文面には、「千葉鉄道サービスに、京葉車両センターの構内入換業務の一部を業務委託する施策を検討しております」などと記されている。しかし、団交も行われていないし、妥結もしていない。実施できるかどうかも分からないのだ。今年2月にも実施すると言われていたが、頓挫している。
今回の希望調査は、構内入換業務の委託提案を行っているにもかかわらず、実際には入換業務を行う労働者がほとんど集まっていない中で、「希望」をとらざるをえなくなったと言うことだ。
しかし、エルダー制度を希望する労働者が出した就労場所の希望を拒否した上で、希望する場所に行きたかったら構内業務の外注化に協力しろという今回の「希望調査」は、露骨で不当な業務運営そのものだ。こんな卑劣なやりかたを許しておいたが職場はガタガタになってしまう。
2000年に導入された「シニア制度」の時も業務委託とシニア雇用がワンセットで進められたが、現場からの闘いにより5年で「シニア制度」を粉砕してきた。
JRとエルダーの組合員が一体となって闘えば、絶対に構内業務の外注化は阻止できる。
ガンバロー!