検修構内外注化阻止、ローカル線切り捨て許すな
11・29動労千葉総決起集会へ
DC会館18時/万全のストライキ体制を確立しよう
11月20日、第2回支部代表者会議が開催され、この間の闘いの総括にふまえ、次のとおり12月ダイ改・外注化阻止に向けた闘いの方針が確認された。
11月労働者集会の成功
11・7労働者集会は5900名の結集で大成功をかちとった。とくに組織内の結集は139名でこの数年で最大数であった。
11・7労働者集会は、1047名闘争の和解・終結という、労働運動全体の火を消してしまいかねない大反動に全力で立ち向かって開催された。そしてわれわれはこの大反動に負けなかった。5900名の結集で新たな出発点を築いたのだ。その意味で10年11月集会が切り開いた地平は、これまでの11月集会と全く違う意味をもつもである。
取り組みの過程では、全国の地域・職場に30をこす「支援する会」や全国運動の地方組織が結成され、会員も1000名をこえている。
そして、これのでのように、全国の闘う仲間たちの最大の結集の場というだけでなく「この道を進もう」という明確な路線と方向性で全体が心から一致する画期的な集会となった。
それは、この1年間の全力をあげた奮闘が生み出したものである。動労千葉は1~3月外注化決戦に立ち上がり、その渦中での中野顧問の逝去ものりこえて外注化4月実施を阻止する大きな勝利をかちとった。そうした中で起きたのが1047名問題の「政治解決」であった。われわれはここで、解雇撤回に向けた全国運動を呼びかけるという重大な決断を行い、6月に「国鉄闘争全国運動」をスタートさせた。その闘いは11月労働者集会の成功をもって大きな基礎・土台を築いたのだ。
12・4ダイ改許すな!
われわれはこの成果の上に、直ちに12月ダイ改・外注化阻止の闘いに立ち上がらなければならない。
12月ダイ改は、千葉における輸送体系の抜本的変更(千葉始発ローカル列車全廃)の突破口を開く重大な意味をもつものだ。外房線ローカル列車6本削減と京葉線からの直通列車への立て替えは、特急列車削減等、これまでのローカル削減とは全く質の異なる攻撃攻撃である。またそれは、運転基地のあり方の大再編も意味するものであり、動労千葉に対する組織破壊攻撃と一体のものとして進められるであろうことも明らかだ。
それに加え、派出検査体制の変更や行路的にも多くの区で酷い労働強化=長時間の持ちきりやロングランになっているのが現実だ。
さらに言えば、提案されたダイヤ自体が間違いだらけで、われわれの指摘で再提案せざるを得なかった。ダイヤを組むという基本的な技術力が崩壊してしまっている。それは安全が危機に立っているということだ。
外注化阻止の闘いへ!
JR東日本は、検修構内全面外注化4月実施に向けて明確に動き出している。一方、千葉支社は、その前段で京葉車両センター構内業務の2月外注化強行に向けて動いている。これは、4月にも全面外注化が東日本全体で動き出す事態を前に、10年間手をつけることができなかった外注化の突破口を開こうとする攻撃だ。また、要員的にもギリギリのところにきている現実が背景にある。
外注化との闘いはJRに働く労働者だけの問題ではない。全ての労働者の雇用・賃金と安全を破壊する攻撃だ。
支部代表者会議では、12月ダイ改-外注化阻止に向けた闘争体制確立について、①12月ダイ改でのローカル線切り捨て-管内輸送体系の抜本的変更反対、②検修構内外注化阻止、③反合理化・運転保安確立、④組織拡大───を課題として、とくに来年2月に画策されている京葉車両センター構内外注化阻止、4月全面外注化阻止に向け、検修職場を対象としたストライキを配置して闘う方針が確認された。
11春闘勝利に向けて
11春闘も重大な情勢の中での闘いとなる。政府は「日航の次はJR貨物だ」と言って、経営破たんの責任を労働者に転嫁しようとしている。JR東日本では人事・賃金制度改悪攻撃が切迫している。「ライフサイクル」も来年2月に第四次配転が画策されている。われわれは年末から来春にかけて、こうした情勢と対決し全力で闘いぬく決意である。そのためにも水野さんを勝浦市長選におしたてて闘うことも決断した。12月ダイ改-外注化阻止に向け、全力で闘いに立ち上がろう。
エルダー・嘱託組合員集会
▼12月6日(月)~8日(水)各日とも18時~
▼場所/DC会館
▼前記日程のうち1日必ず出席を