ライフサイクル第2次配転阻止へ
絶対許せない!闘おう!
闘いつづけよう!
ライフサイクル第二次配転阻止に向けて闘いを開始しよう。ライフサイクル制度は矛盾だらけだ。きっと潰すことができる。あきらめずに怒りの声をあげ続けよう。闘い続けよう。
われわれは運転士を駅にたらい回しするようなやり方は絶対に認めない。それは矢面に立たされている平成採だけの問題ではないからだ。これは全ての運転士に向けられた攻撃だ。JRに働く全ての労働者に向けられた攻撃だ。
「無理やり駅に行かされる若い者がかわいそうだ」ということでもない。こんなデタラメがまかり通ったら、誰もが明日はわが身だ。だから世代を越えた問題として考え、自らの課題として闘わなければならない。
「あんたのためだ」
何よりも「輸送のプロ」などというとってつけたウソをついて駅に配転すという卑劣なやり方自身、絶対許せない! しかも労使一体で同じことを言って現場に強制していることはもっと許せない!
最近、「あんたのためだ」というテレビコマーシャルをやっているが、それと同じだ。仕事を終わって帰ろうとする労働者の所に嫌味そうな上司が来て、「仕事はもう終わったのかね」と聞く。
「ハイ」と答えると、「じゃあこれやっといてくれ」と山のような書類をドンと机の上に置く。「えっ!」という顔をする労働者。すると上司は「あんたのためだから」という。
ライフサイクル制度はこれと同じだ。労使ぐるみで「あんたのためだ」と言って運転士を無理やり駅に配転するというのだ。こんなぶざけた話があるか。
現場を何も知らないその場しのぎ!
しかも、なぜ30代の働きざかりの運転士を配転しなければならないのか。当局や東労組は現場のことが何ひとつ解っていない。本当にその場しのぎの矛盾だらけの政策だ。
実際、運転士にとって今何よりも深刻な問題は高齢者対策だ。とくにこれからは、年金支払い年令の引き上げによって、否応なく65歳まで現役で働き続けざるを得なくなる。
今、エルダー制度という形で、関連会社出向という形での雇用延長が行なわれているが、これも「つけ焼刃」でしかない。なぜなら、今はまだ60歳で年金が一部支給されるから17~18万円という超低賃金で再雇用するということが成り立つが、2013年以降は60歳では年金は全く出なくなる。本格的な雇用延長は待ったなしだ。だが、今の運転士の仕事を65歳まで続けることなど不可能だ。今でも身体がきつく、さりとて降りる所もないという状態の中で、若年退職が相次いでいるではないか。
こうしたことは全く無視して、中堅の運転士を次々に駅に追いやろうというのだ。こんな無為無策はない。
闘えば必ず潰せる
矛盾だらけなのはそれだけじゃない。JR東日本本社が、団交の席上、「ライフサイクル協定(覚書)の効力は動労千葉の組合員には及ばない」と言わざるを得なかったことの中にこそ、ライフサイクル制度の矛盾が最も端的に表れている。彼らは「協定の効力は及ばないが、通常の異動として駅に異動することはできる」などというが、まさに矛盾だ。通常の異動ではないからこそ、独自の問題として提案し、1号俸上乗せする等言ってきたのではないか。まさに言っていること、やっていることが矛盾そのものだ。
だが、このことから見えてきた肝心な問題は、現場から断固として反対の声をあげれば、ライフサイクル制度は必ず粉砕することができるということだ。そもそも労働組合が会社の手先にならなければ、こんな制度は提案することもできなかったのだ。
「10年間は維持する」と言ったシニア制度が何年も経たないうちに破産したように、ライフサイクル制度が破産することも間違いない。
闘いのときは今!
黙っていたら大変なことになる。今は団塊の世代の退職者が相次いでいるが3年後にはその山もこす。そうなれば、大量の運転士を駅に配転することが可能になるのだ。1年365日、戦々兢々としながハンドルを握らなければならなくなる。職場の団結もグチャグチャにされかねない。そんなことになる前に立ち上がろう。
動労千葉は小さな組合だ。だけど、レール破断が多発した時も、幕張構内事故の時も、シニア制度や業務外注化に対しても、館山運転区廃止に対しても全組合員の力で立ち向かった。そして大きな成果をかちとった。もっと大きな力が結集すれば絶対に阻止できる。なぜなら、列車を動かしているのは俺たち労働者だからだ。労働者は団結すればすごい力をもっている。第二次配転阻止に向けともに闘おう。