ブラジル労働者大会で1047名闘争支援決議採択!
6・13大集会へ
コンルータス全国大会で発言する照岡支部長 |
6月3~6日、ブラジル・サントスで開催されている「コンルータス」(全国闘争連盟)の全国大会に招待を受け、いすみ支部・照岡支部長、新小岩支部・佐藤支部長が訪問している。
コンルータスは、ブラジルのナショナルセンター・CUTの労資協調主義への転落に抗して結成された戦闘的ナショナルセンターだ。今年の全国大会は、もう一つの左派ナショナルセンター・「インターシンディカル」との統合大会でもある。傘下の労働者は100万人という。
大会の二日目、1047名闘争や11月労働者集会への支援決議(別掲)が満場一致で採択された。また、大会終了後も7日には国際会議、8日には拠点職場との会合なども予定されており、代表団は10日に帰国する。
▼現地からのメールを紹介します
今コンルータス大会一日目が終了しました。大会は2000人の代議員、20数カ国の国際代表を迎えて始まりました。インターシンディカルとの統一大会は3000人の代議員になるようです。大会の雰囲気はすごくいいです。若い人が多い。女性活動家も多い。熱気がすごいですね。自分たちの力を越えた挑戦をしている強さ、指導部の誠実さ、真剣さ、まっすぐさが胸をうちます。
国際代表団の発言は三つの枠が用意されました。ひとつはブラジルが派兵をしているハイチから。二つはギリシャを軸に揺れるヨーロッパからスペイン、そして動労千葉です。
照岡さんの発言の直後から団結ハチマキをくれと日本の場所に若者がつめかけ、50本がすぐになくなりました。もうないと何度断ったことか(笑)。用意したパンフレットもガンガン手渡されています。「明日までに読んで質問する」「あなたたちが来てくれたことはすごいことだ」と日本の闘いが注目されています。
今コンルータス大会の二日目が始まりましたが、照岡さんの発言に感銘を受けたという労働者や学生が話しかけてきて写真をとったりインタビューに応じたりと大いそがしです。
日本政府による国鉄分割・民営化攻撃を弾劾し、1047名国鉄労働者の解雇撤回を求める決議
1987年の国鉄分割・民営化は、日本における戦後最大の労働運動解体攻撃であった。激しい労組破壊攻撃の中で20万人の国鉄労働者が職場を追われ、200人が自殺に追い込まれた。総評・社会党が崩壊し、その結果、市場原理主義の政策が社会全体に貫徹され、1000万人をこす労働者が非正 規職に突き落とされた。
さらに国鉄民営化は、107名の乗客・乗員の生命を奪った尼崎事故や、安全を無視した作業の強制によって、民営化以降370人もの鉄道労働者の業務中の死亡事故を引き起こしている。
この攻撃との闘いは、民営化から24年が経つ今も終わっていない。1047名の労働者が国鉄分割・民営化を弾劾し、解雇撤回を求め、労働運動の再生を願う多くの労働者の結集軸となって闘い続けてきたのである。
日本政府は今、より大規模な民営化・労組破壊攻撃に踏み出そうとしている。そのために、国鉄闘争の「政治決着」-闘争終結に全体重をかけ、攻撃にでている。
動労千葉に結集する鉄道労働者は、全国の労働者に、この闘いの継続と新たな発展に向け共に闘う呼びかけを発している。
従って、本大会の名において次のことを決議する。
1.国鉄分割・民営化を弾劾し、解雇撤回を求める日本の鉄道労働者の闘いを支持するとともに、本大会の名において、日本政府および日本国有鉄道の法的?実質的な承継法人である。鉄道運輸機構、JR各社に対し、不当労働行為を謝罪し、彼らをの解雇を撤回することを強く求める。
1.動労千葉は、改憲・戦争と民営化・労組破壊に立ち向かう闘う労働運動の全国ネットワークの形成と、国境をこえた労働者の国際的団結の発展をめざし、韓国民主労総ソウル地域本部やアメリカILWU、UTLA等のランク&ファイルの組合員とともに、11月労働者集会を開催する。
この集会を労働者階級の重要な国際的な共同行動の場として支持し、闘いへの結集を各国で呼びかける。
2010年6月4日
コンルータス第2回全国大会