千葉運転区からの不当配転に怒りの団交!
JR千葉支社団交報告(5/14)
千葉運転区から鴨川運輸区に動労千葉3名を配転!
千葉転支部破壊を許さず、組織拡大で反撃を!
JR千葉支社は、5月15日、千葉運転区から鴨川運輸区への異動の発令を行った。異動は4名で、組合所属は、動労千葉3名、国労1名というものだ。
今回の異動は、本人たちが他区への異動を全く希望していないこと、さらに1名については千葉運転区支部の役員であるなど、千葉運転区から動労千葉の影響力を排除しようとする不当な意志に基づくものだ。
動労千葉は、こうした千葉支社の不当な配転に対して、直ちに申し入れを行うとともに、5月14日、千葉支社との団体交渉に臨んだ。
団体交渉には、異動の通知を受けた当該組合員2名と千葉運転区支部の役員など、全体で10名が出席する中で行われた。
千葉転支部一丸となって、配転に対する怒りの追及!
団体交渉において千葉支社は、「社員の任用については、『任用の基準』に則り取り扱っている」として1行足らずの文書による回答を行ってきた。これ自体極めて不誠実な対応だ。
異動の具体的な理由について千葉支社は、鴨川運輸区において7月に3名の退職が発生することに伴う補充であること、教育・訓練や退職者の年休処理もありこの時期になったとの回答を行ってきた。
一方、今回の異動に関する選任については、現時点では希望を出している者はいなかったこと、通勤事情及び千葉運転区での在籍年数を考慮するとともに、職場の活性化を図ることを目的にしたとの回答を行ってきた。
しかし、本人が他区への異動を全く希望もしていないにもかかわらず、将棋の駒のように一方的に異動すること自体、絶対に認めることなどできない。
会社は、「通勤事業を考慮した」と言っているが、本人の生活や今後のこともあり、都市手当が当面必要になることから、本人もそれを承知の上で通勤しているのだ。
「職場の活性化」?ふざけるのもいい加減にしろ!!
また、「在籍年数を考慮した」と言っているが、国鉄分割・民営化に伴う異動を経て各運転職場に配属されていれば、必然的に在籍年数が長くなるのは当たり前だ。在籍年数を理由にすればほとんどが動労千葉に当てはまるということだ。明確な狙い撃ちだ。
さらに、「職場の活性化を図る」などといっているが、このようなことをやり続けたら活性化どころか暗く澱んだ職場になってしまうことは明らかだ。
しかも、千葉運転区の現場長は、当該の一人とは事前通知の2日前に面談を行っていたのだ。その面談において当該の本人は、「現箇所を希望する」と明確に返答しているのだ。すでにその時点では鴨川運輸区への異動を出さなければならないことは分かっていたはずであり、その時点で打診すらも行おうとしない千葉運転区の現場長の態度こそ最大の問題だ。
一方、千葉支社は、当該の1名については千葉運転区支部の役員を務めていることを質すと、「承知している」との回答を行ってきた。これ自体重大な問題だ。支部の役員を狙い撃ちにして配転を行ったことを認めたということだ。
不当配転を許すな!強制配転者を運転職場に戻せ!
団交では、こうした千葉支社の不当な強制配転に対して、怒りに燃えた抗議の声が次々にたたきつけられた。
今回の異動に関して千葉支社は、通勤や在籍年数等をあげているが、もう一方では分割・民営化を前後して駅に配転され、塩漬けにされ、運転職場への復帰を希望している組合員がいるのだ。こうした現実を突きつけると千葉支社は、何らの回答もできないという状況だ。
不当配転弾劾!強制配転者の現職復帰へ全力で闘おう!