祝・メーデー
大恐慌の時代に、闘う労働運動の再生を!
1047名解雇撤回!国鉄闘争の火を絶対に消してはならない!
動労千葉を排除ー「解雇撤回」「謝罪」もない「政治解決」
国鉄分割・民営化から24年目を迎え、1047名の解雇撤回闘争は、労働者・労働組合の未来を左右する重大な局面を迎えています。
4月9日、1047名の解雇問題について、与党3党・公明党と政府の間で「政治解決」の合意が成立し、国労本部など4者4団体が「解決案」の受入を表明しました。
しかし、この「解決案」には、解雇撤回や謝罪は全く含まれていません。いくばくかの金銭と引き替えに国鉄分割・民営化を正当化しようとするものです。しかもこの中では「動労千葉を除く」と明記されるなど、1047名の当該である動労千葉の9名をあらかじめ排除して進められました。その理由は、動労千葉が解雇撤回を貫いて闘い続けているからです。
一方、この「和解」により労働者の労働条件が改善につながるのかということです。つながるどころか政府や資本家にフリーハンドを与え、非正規職化の拡大、公務員労働者360万人首切り=道州制導入など攻撃に拍車をかけるものになろうとしています。
国鉄分割・民営化がもたらしたものは、「尼崎事故」に象徴されるJRの安全崩壊と、非正規職化をはじめとした労働者が置かれた現状です。
動労千葉は、国鉄闘争の火を絶対に消させないために、「1047名解雇撤回」を掲げて新たな全国運動を呼びかける決意です。ご支援をお願いします。
10春闘を4波のストで闘い、外注化4月1日実施を阻止!
今、JRの職場では、鉄道業務のほとんど全てを丸投げ的に外注化し、数百の子会社・孫会社に分割して労働者を強制出稿に駆り立て、非正規化しようとする究極の合理化攻撃がかけられています。この攻撃がもたらすものは安全の崩壊であり「第2の尼崎事故」です。すでにこの間だけでも、車両故障や線路陥没が多発し、JRや関連会社の労働者が死亡する事故が連続して発生しています。
動労千葉は、この全面外注化攻撃との闘いを「第2次国鉄分割・民営化反対闘争」と位置づけ、10春闘の過程では4波のストライキで闘いぬき、4月1日実施を阻止してきました。1047名解雇撤回闘争と業務の全面外注化阻止闘争を、職場・生産点からの反合理化・運転保安闘争として闘いぬけば、必ず勝利できると確信しています。
戦争・改憲と民営化・労組破壊に反撃しよう!
合理化=労働強化と安全の崩壊は、全ての労働者・労働組合の問題です。ともに反撃に起ち上がることを訴えます。
大恐慌の嵐が吹き荒れる中で、労働者に対する首切りや賃下げ、非正規職化の攻撃が襲いかかっています。一方で、日本の国家が財政破綻に陥る中で、改憲と戦争に向けた攻撃が激化しています。5月には憲法審査会が始動しようとしています。
一方、沖縄では、米軍基地に対する労働者人民の積年の怒りが基地撤去、侵略戦争反対の闘いとして爆発し、民主党・鳩山政権の根幹をグラグラにしています。
さらに全世界でも、大恐慌と戦争、民営化と労組は開港檄に対する怒りが爆発し、ゼネストやデモとなって闘いの炎が燃え広がっています。
日本の労働者も、世界の労働者と団結・連帯し、闘う労働運動の再生に向けて起ち上がることが何よりも求められています。
今、何よりも求められていることは、労働者一人ひとりが持つ力と可能性を自覚して、社会の全てを動かしているのは労働者だという誇りを取り戻すことです。そのためにも、労働者が自らの力で闘い、団結を取り戻さなければなりません。
職場・生産点から闘う労働組合の再生をかちとろう!