65歳まで働き続けられる労働条件を
定期大会の成功に向けて③
今年度の重点課題
民営化以降の労働条件のすさまじい強化と、慢性的な要員の欠乏状態、高齢者対策の切り捨て、さらには60歳では年金が全く出なくなる状況(1953年4月2日生れ以降) を前に、65歳まで働き続けることのできる労働条件の確立と、定年延長が差し迫った課題となっている。
とくに運転士の高齢者対策はまったなしの課題です。「エルダー」「嘱託」という形をとった現在の雇用延長制度の下でも、超低賃金と酷い労働条件が強制されてる。こうした現実の打開に向けた闘いを今年度の重点課題と位置づけて全力で闘おう。
外注化反対闘争の正念場
検修・構内業務外注化を阻止してきたことに対して、幕張車両センターを焦点として、業務外し、本区からの組合員排除等、露骨な組織破壊攻撃が仕掛けられている。これは動労千葉全体にかけられた重大な攻撃だ。ストライキ体制堅持と職場抵抗闘争の強化を軸に、この1年を外注化反対闘争の正念場と位置づけて闘いを強化しよう。
ライフサイクル第三次配転阻止
年明け早々にも予想されるライフサイクル第三次配転阻止に向けた万全の闘争体制を確立しよう。
ライフサイクル制度は駅業務の全面的な外注化と一体のものだ。運転士を将棋の駒のように配転して団結を破壊するだけでなく、これまでのレベルや発想をこえた外注化―大合理化への道を開く重大な攻撃だ。制度そのものの撤廃をめざし、いついかなるときでもストライキに立ち上がることのできる闘争体制を確立しよう。
ライフサイクル粉砕闘争と組織拡大闘争を一体の課題と位置づけて闘おう。
基地統廃合絶対反対
旅客・貨物双方で、基地の全面的な統廃合攻撃が画策されている。基地廃止は、何よりも最大の組織破壊攻撃であり、「全列車・東京~80㎞圏直通運転」の構想にも示されるとおり、地方ローカル線切り捨てと一体の攻撃でもある。館山運転区廃止反対闘争の教訓に踏まえ、絶対反対の立場を堅持して職場からの闘いと地域ぐるみの闘いの組織化を軸に、ストライキを含む闘争体制を堅持して闘おう。
要員確保の闘い
JR貨物では、大幅な欠員状態が慢性化し、要員確保の闘いが待ったなしの課題となっている。大恐慌情勢の中で、JR貨物の経営破たんは深刻化し、その矛盾が全て労働者に転嫁されようとしている。職場闘争の強化を軸とした要員確保の闘いを、貨物における最大の課題と位置づけて闘おう。
賃金制度改悪阻止
成果主義賃金制度は、賃金決定から労働組合を排除し、賃金で労働者を分断して団結の基盤そのものを破壊する攻撃だ。また、終身雇用制や退職金制度の解体にもつながる総額人件費の抑制攻撃だ。われわれは、「賃金制度改悪攻撃との闘いは労働組合にとって死活的課題である」という立場で、10春闘に向けて闘いを強化しよう。
強制配転者の原職復帰を
士職登用差別粉砕・原職復帰と、昇進差別粉砕を最大の懸案要求と位置づけて闘おう。そのために士職登用差別事件での逆転勝利判決を勝ち取ろう。また、安全運転闘争への不当介入事件をはじめ、全ての労働委員会・裁判闘争勝利に向けた取り組みを強化しよう。悪質な組織破壊攻撃や不当労働行為に対しては、直ちにストライキを発動する恒常的スト体制を強化しよう。
(つづく)
市東さんの農地強奪を許すな!
9・26千葉県三里塚集会
9月26日(土)13:00~ DC会館
第38回動労千葉定期大会
9月27日(日)13時~
9月28日(月)~12時
DC会館
10・11三里塚全国総決起集会
10月11日(日)
成田市東峰
三里塚芝山連合空港反対同盟