ストライキ予告通告行う
幕張車両Cでの動労千葉排除攻撃粉砕・運転保安確立
検修・構内外注化阻止、ライフサイクル白紙撤回!
闘争体制確立を!
この間報告してきたように、幕張車両センターで、動労千葉の組合員を全員交番検査業務から外し、さらには、支部長をはじめ中心的な役員を本区から排除して派出に配転しようとする組織破壊攻撃が進められている。
本部はこの攻撃に対し、8月7日、厚生労働省・中央労働委員会にストライキの予告通知を行なった。8月18日零時以降いつでもストに突入できる体制が確立する。
また、①検修・構内業務外注化攻撃の撤回、②ライフサイクル制度白紙撤回要求についても、改めてスト通告を行なった。いついかなるときでも闘いに立ち上がることのできる闘争体制を確立しよう。
安全放棄して組合つぶし!
この攻撃は、幕張支部の闘いが8年間にわたって検修・構内業務の外注化にストップをかけ、その渦中で組織拡大闘争が前進していることに対する重大な攻撃だ。
攻撃は、6月1日に交番検査(機能検査)業務から動労千葉の組合員を全員排除したことをきっかけに露骨化した。現在は支部長などに派出検査に配置するための訓練が強制されようとしている。
しかもそれは単なる組織破壊攻撃というだけのものではない。動労千葉のベテラン労働者を排除した結果、交番検査は平成採用者だけが担当することになっている。交番検査は検修区の最大の中心的業務だ。車両を検査・修繕し、安全に列車を走らせるという本来の使命を放棄してでも動労千葉をつぶし、組織拡大を阻止するという、信じられない本末転倒したJRの姿がここにはある。
これが職場の実態
今、幕張の交番検査担当は、各パートをひと通り回ったことも無い者が大多数だ。職場にはベテランの検査係が大勢いるというのに、それが全 て外されて、素人同然の者だけで車 両の検査・修繕が行なわれている。もちろんこれは本人たちの責任ではない。組合つぶしのために、こんな異常極まりない配置をするJR幹部・管理者の責任である。
実際、6月12日には、担当者がMG(電動発電機)の故障を修繕できないということが起きているし、「お座敷列車」のような特殊な車両が検査に入ったときは、触ったこともない者ばかりで検査が行なわれるということになった。そのために事前に「模擬交検」が行なわれている。そこまでしてでも動労千葉の組合員を排除するという異常さである。
しかも、今車両は、列車の横揺れを防ぐヨーダンパーが破損するなど、異常な故障や破損が多発している。京葉線を長時間にわたって止めた変電所火災も車両が原因だった。
われわれはこうした現実と断固闘いぬく決意である。JRよ、いつまでこんな異常な労務支配・組合つぶしを続けるのか!尼崎事故や羽越線事故で多数の乗客の生命を奪ったことに対し何の反省もないのか!これは鉄道会社が鉄道会社であることを放棄したに等しい犯罪的愚行だ!
8月22日労働学校実践編に集まろう
「憲法改悪阻止闘争について」/高山俊吉 弁護士
恐慌が世界をのみ込んで進行し、労働組合がいかなる役割を果たすことができるのかが問われている。資本主義体制の危機は、一方では労働者への首切りや賃下げ攻撃となって襲いかかり、他方では戦争への危機を生み出している。
とくに、憲法改悪に向けた動きが急速に動き出している。改憲への準備作業を行なう「憲法審査会」が具体的に動き出そうとしている。ソマリア沖への自衛隊派兵は法の制定すら待たず完全に超法規的に強行されたものだ。北朝鮮のロケット発射時には「迎撃」を理由として臨戦体制がとられ、それをマスコミがリアルタイムで報道するという異様な事態が演出された。国家主義と排外主義の洪水のような宣伝の中で「敵基地攻撃も憲法の範囲内」などというとんでもない主張が公然と頭を持ち上げている。田母神などという極右戦争推進論者の講演会が各地で組織されている。裁判員制度によって国民が「裁く側」に強制的に動員され、それが「裁判に国民の声のを反映させる」と称して大々的に報道されている。道州制導入も改憲攻撃そのものだ。
しかも、共産党を先頭にオバマ翼賛運動が組織されこれまでの反戦闘争の恐るべき変質が起きている。
今こそ、戦争と改憲に反対する労働運動の復権が求められている。次回の労働学校のテーマは「改憲阻止闘争について」。各支部から結集を。
改憲阻止闘争について
《講師》高山俊吉弁護士
▼8月23日 13時~
▼DC会館・大会議室