11月労働者集会に向かって決議上がる

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11月労働者集会に向かって決議上がる
於 国際労働者会議(7/6サンフランシスコ)

7ヶ国から集まった国際労働者会議

 サンフランシスコで、7ヵ国(アメリカ、日本、韓国、トルコ、フィリピン、ブラジル、イタリア)の左派労組活動家が集まり、画期的な労働者の国際会議(インターナショナル・レイバー・カンファレンス)が開催された。これは、昨年11月労働者集会の過程で議論され、1934年のサンフランシスコゼネスト75周年記念事業の一貫としてILWUローカル10、34、TWSC(運輸労働者連帯委員会)の呼びかけによって開催されたもので、7月3日から6日まで様々な討議やゼネスト75周年を記念した集会・行進などが行われた。
 討議の焦点は、大恐慌=資本主義体制の危機が労働者への全面的な攻撃を激化させ、戦争への危機を生み出すなかで、屈服を深める労働組合官僚と対決し、戦闘的労働運動をいかに甦らせるのか、そのための国際的団結をいかにつくるのかにあった。とくに、動労千葉が11月労働者集会をとおして実現しようとしていること、国鉄分割・民営化反対闘争の教訓は圧倒的な注目を集め、6日、会議の最後には動労千葉から提案した別掲の決議が満場一致で採択された。(サンフランシスコ国際会議の詳細は別途報告します)

動労千葉からの3つの決議

 1987年の国鉄分割・民営化は、日本における戦後最大の労働運動解体攻撃であった。民営化に向けた政府の委員会が設置されてから民営化強行までの6年間に20万人以上の国鉄労働者が職場を追われ、組合つぶしの攻撃が嵐のように吹き荒れ、200人の国鉄労働者が自殺に追い込まれた。
 またこの攻撃によって労働運動は後退をよぎなくされ、総評・社会党は解散に追い込まれた。その結果、市場原理主義の弱肉強食政策が日本のすべての労働者を襲い、今日までに1000万人をこす労働者が非正規職に突き落とされた。
 さらに国鉄の民営化は、鉄道の安全性と公共性を破壊し、2005年の尼崎事故では107名の乗員・乗客の生命が奪われた。また鉄道で働く労働者への安全を無視した作業の強要によって、保線作業中にひき殺される等、民営化以降300人をこす業務中の死亡事故をひき起こしている。

一、日本の鉄道労働者の闘いを支持するとともに、本会議の名において、日本政府および日本国有鉄道の法的・実質的な承継法人である鉄道運輸機構、JR各社に対し、直ちに1047名の解雇を撤回し原職に復帰させるよう強く求めるものである。

一、日本の法政大学において、「営業の自由」の名のもとに、学内での政治的表現や学生の自治のいっさいが禁止され、それに抗議する学生たちがこの3年間に110名も逮捕されるという異常な事態が起きている。しかもその弾圧は、かつて日本帝国主義がアジアへの侵略戦争を遂行するために制定され、今日まで生き残ってきた治安弾圧法を発動することをもって行なわれている。
 キャンパスは、いたるところに設置された監視カメラによって監視され、学生に対する強制退学や停学等の処分が乱発され、争議弾圧専門のガードマンや大学職員による暴力や殴打、公安警察による誘拐まがいの行為が横行している。
 この弾圧を許したときに起きるのは、歴史が教えるように労働運動をはじめ、現在の日本政府の危険な動きに声をあげるあらゆる組織と運動への圧殺攻撃であり、民主主義の絞殺であり、戦争への道である。
 従ってわれわれは、法政大学当局と警視庁に対し、学生への不当弾圧の即時中止と、今も長期拘束を強いられている8名の学生の即時釈放を強く求める国際的な抗議署名を展開することを決議する。

一、動労千葉をはじめとした日本の戦闘的労組は、闘う労働運動の全国ネットワークの形成と、改憲・戦争と民営化労組破壊にたち向う労働者の国際的団結の発展をめざし、韓国・民主労総ソウル地域本部やILWU、UTLA等のランク&ファイルの組合員とともに11月労働者集会を開催する。
 われわれは、この集会を重要な労働者階級の国際的な共同行動の日として支持し、闘いへの結集を各国で呼びかけることを決議する。

 2009年7月6日

                        国際労働者会議参加者一同

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